「結果にこだわれ」
よく言われる話です。
しかし、こんなたとえがあります。
営業をしていて、毎日何件も訪問してもなかなか売れない営業マンと、
事務所でダラダラしてて、たまたま大口の取引の問い合わせ電話を受けた営業マン。
会社としてどちらを評価するか?
こうなった時、多くの会社が後者を評価してきた。
少なくとも、後者のほうが収入が多いでしょう。
良し悪しは別として、私たちは結果にこだわる社会に生きています。
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「成長マインドセットー心のブレーキの外し方」(吉田行宏)によると、結果にこだわることをあまりお勧めしていない。
結果は行動で作られる。
しかし、結果はコントロールできないからです。
本書ではこんな例が、示されていました。
1億円の宝くじを買うことはできても、必ずしも1億円を当てることはできない
あたりまえと言えばあたりまえの話です。
それでも私たちは、結果ありきで物事を考えます。
後継者であれば、「後継者(経営者)たるもの、こうあるべき」という姿が頭の中にある。
そしてその姿と、現在の自分にギャップを感じ、がっかりしてしまう。
私たちは学生時代から、「結果だけが評価される」と経験から学んでいます。
どんなに徹夜して勉強しようと、テストで点が取れなければ評価されません。
しかし、今あらためて考えて、結果がすべてなのだろうか?と思うのです。
たとえば、私は30歳代のころ、ある業界団体の長に選ばれたことがありました。
これは、結果だけ見れば、そこそこ影響力のある団体の長ですから、立派なものです。
そこそこ名前も知れました。
しかし、これは言ってみれば、宝くじに当たったようなものです。
何の能力もない人でも、宝くじに当たれば何億円というお金を手にすることができます。
それとおんなじで、力がなくとも団体の長にはなれます。
宝くじに当たった人の多くがむしろ不幸になっている、という研究もあるそうです。
その時の私もまた、自分の能力と、立場のギャップにずいぶん悩んだこともあります。
なんと大それたところに立っているのか・・・と。
ということは、実は結果だけを追い求めても、必ずしも幸福になれるとは限らない、と言えそうです。
ではどうするかというと、吉田行宏氏は本の登場人物の口を借りてこういいます。
「結果は選択できないけど、行動は選択できる」
つまり、コントロールできない「結果」にフォーカスするのではなく、自分でコントロールできる「行動」にフォーカスしようよ、と提案しています。
たとえば、後継者においては、自由の利かない部分も大きい。
そうした時に、どうしても最終的な結果ばかりを見て、現実とのギャップの大きさに心をざわつかせます。
しかし、自分がその結果へ向かう行動を起こしていることをまずは評価してもいいのではないでしょうか。
社会からどう評価されるかは後回しです。
まずは、自分が自分を評価できる状態になりませんか?ということです。
それは自信につながります。
最も厳しくも、もっとも近しい「自分自身」がなっとくできる行動を選択すること。
そこから始めてもいいのではないでしょうか。
もう一度言います。
結果は選択できません。
しかし、行動は選択できます。
あなたは、今日、どんな行動を選択しますか?
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