後継者・跡継ぎ・二代目社長が最短で成長するための7か条

後継者・跡継ぎ・二代目社長が、会社も自分もハッピーな状態になるために必要なことをまとめてみました。
意外と思われるかもしれませんが、ここにビジネスノウハウは何一つ載せていません。私にそのようなものを語れるような経験がない、ということがありますし、何をやるかよりも後継者・跡継ぎ・二代目社長の心持が実は結構大事だと思っているからです。

そういう意味では、最短距離を疾走するような内容ではありませんが、もし関心があれば最後までお付き合いいただけると幸いです。

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家業を引き継ぐことになった後継者・跡継ぎ・二代目社長の多くは深い悩みを持っておられることが多いように思います。そういった悩みを解消するために、多くの後継者・跡継ぎ・二代目社長はビジネスノウハウを学ぼうとします。確かに、ビジネスノウハウを学ぶこと自体は前向きでいいと思うのですが、どれだけビジネスノウハウを学んでもその悩みは解決しないことが多いのではないでしょうか。ビジネスをうまくやって会社の業績を上げれば悩みはなくなるのであればいいのですが、実際はそうもいかないのが多くのパターン。その悩みは多くの場合、自分の生き方に対する憤りなのですが、そのことにさえ気づかないことが多いのが事業承継における悩みの難しさです。

逆に言うと、当事者である後継者・跡継ぎ・二代目社長が自分の生き方にコミットすることができれば多くの悩みは解消するのではないかと思っています。そんな視点で、後継者が家業をつぐ際の私なりの7か条をまとめてみました。

①自分にとってのゴールを考えてみる

いきなり重いテーマですが、後継者・跡継ぎ・二代目社長が様々なことで迷ってしまう原因の根源はここにあることが多いように思います。どうしても、「家業を継がねばならない」という義務感からキャリアをスタートすることが多い中で、あたかも人生を家業のための犠牲にするかのような感覚を知らず知らずのうちに持っていることは結構多いと思います。その結果、「問題を取り除くこと」が目的となりがちなのですが、問題を取り除いた先に幸福があるわけではありません。自分にとっての幸せな人生のゴールとは何だろう?という問いを持ちつつ、そこへ向かっていく姿勢が基本姿勢として大事だと思います。

②今ある環境は「前提」として受け入れる

人が生きる中において、人それぞれの環境があります。お金持ちなうちに生まれた人とそうでない人、五体満足でいられる人とそうでない人、相性のいい親かそうでないか、男として生まれたか女として生まれたか、など、具体的に挙げればきりがないほど千差万別の環境があろうかと思います。ともすれば、「自分は特殊な環境だから誰にも理解されない」という思いを持ちがちですが、そういう意味ではすべての人が特殊です。そういった環境はそれぞれいい部分もあれば、そうでない部分もあるかもしれませんが、配られたカードの中で最善を尽くすことが大事です。

③誰とも比較しない、誰にも認められようとしない

②の話でいうと、自分の置かれた環境が「悪い」と考えるならそれはおそらく他者との比較をしているのではないかと思います。自分以外の誰かは有利な場所に立っていて、自分はそうではないということを自分に納得させるための保険をキープしているのではないかと思います。自分以外の誰か、というのは時には社内の番頭さんをはじめとする社員であったり、社外のライバルや、学生時代の友人や、先輩である経営者や、あるいは先代である親であることもあるでしょう。また、自分で勝手に作った「理想の自分」「理想の後継者像」と戦っていたりすることもあるのではないでしょうか。

そして自身の振る舞いが、誰か他人(親などの家族、社員、ライバル、そして社会)に認められることを目標にすると、常に「何かが足りない」という欠乏感を抱きがちです。なぜなら、誰かと自分を比較している時、誰の言葉も素直に受け取ることができないからです。人に認められたいと思いながら、人に認められたという満足を感じられない理由は、実は自分が自分を認めていないからではないかと思います。

自分で自分にOKを出すことで、後継者・跡継ぎ・二代目社長は自分の持ち味を発揮しやすくなるのではないでしょうか。

そしてこのことは、余計なプライドを捨てるということにもつながります。人は自分のメンツを守るためにおかしな行動をとることがしばしばあります。

④責め心を持たない自責体質を

何かが起こった時、他人や自分以外の環境のせいにすることを他責といいますが、これをやっている限り物事はあまりうまく回りません。なぜなら、他人や環境を動かすことは難しいからです。逆に、何かがあった時に、それは自分の問題であって、自分が変化することで変えられるという思考を持つことで、物事を好転させやすくなります。良く、「雪が降っても自分のせい」なんていう言葉を耳にしますが、後継者・跡継ぎ・二代目社長はむしろそれほどに自責であるほうがパパフォーマンスは良くなると考えられます。

ただし、もともと責任感が強く、なんでも抱え込みがちな後継者・跡継ぎ・二代目社長は、自責というと何でも自分でやらなければならないと考えがちです。これはこれで結構心理的に圧迫が強すぎます。だから、おこる物事の責任は自分にあるけど、自分に対する責め心はもたない、ということが大事です。「自分がダメだからこんなことに……」なんて思っても無意味です。サクッと気持ちを変えて、「こういったことを招いた機転が自分にあるとすれば、今後自分はどうふるまえばいいのだろうか?」ということを建設的に考え、コツコツと実行していくことが大事だと思います。

まさに、過去や人は変えられないけど、自分や未来は変えられる、というところに基づいて日々を過ごすことをお勧めします。

⑤自分とつながる

後継者・跡継ぎ・二代目社長は、自分との付き合い方があまり上手でない方も少なからずいらっしゃるようです。たとえば、自分の体の変化にあえて鈍感になり、我慢しすぎてしまうことはないでしょうか。熱が出いたり、体のどこかに痛みがあったり、かぶれやかゆみがあったりしても、それを見ないようにしている傾向はないでしょうか。そんなことより会社に行って、会社の中で役割を果たし、結果を出さなければならないということに、強迫観念のように追われていたりはしないでしょうか。

仕事で成果を上げるということはもちろん、周囲の人との人間関係であったり、リーダーとしての器を大きくしていくためには実は、まずは自分、それも不完全な自分を受け入れることから始める必要があるのではないか、と私は考えています。そのもっともシンプルな方法が、自分の体の感覚に目を向けるということです。それはすなわち、自分自身との絆を作り直す作業です。海外のベンチャー企業では、マインドフルネス瞑想などがはやっていますが、それもまた自分とつながる手段の一つです。

そういった方法をとるのも一考ですが、まずは自分の体と心に関心を持ち、それらを観察することから始めてみてはいかがでしょうか。好きなことは好き、嫌いなことは嫌い、とまずは言えるように心がけるといいかもしれません。

⑥不安や自信のなさと友達になる

後継者・跡継ぎ・二代目社長が持つ悩みの中で不安であるとか、自信がないとかいうことがおそらく一番多いような気がします。ただ、どんなベテラン経営者も新しいことを始めるときには、一抹の不安、「うまくできるだろうか」という自信のなさが頭をもたげることは結構あると思います。私たちだって、過去に、クラブ活動や、入試などで、不安や自信のない状態でのチャレンジを何度も経験しているはずです。つまり、不安や自信のなさというのは、気持ちのいい感情ではありませんが、それがあるからといって前に進めないものではありません。逆に言うと、進む道が大好きなことだったらきっと不安や自信のなさを感じながらも前に進めるはずです。異性に告白するときは、だれもが不安や自信のなさを感じると思うのですが、その先にある未来を想像してエイヤ!と行動に出るわけです。

どうしても、不安や自信のなさを払しょくしてからでないとできないと思いがちで、何とかこの感情を消し去ろうとするのですが、そんな必要はありません。不安や自信のなさを感じながら前に進めばいいのです。もちろん、その推進力となく自分にとっての「ゴール」がどこにあるかはここでも結構大事になってきます。

⑦自分にため込まない

お金は天下の回り物なんて言いますが、貧しくなると節制してお金を出さないようため込もうという傾向があるように思います。すると不思議なのですが収入も減ってしまいがち。企業レベルでいうともっと顕著で、売り上げが厳しくなると経費が使えなくなり、社内がぎすぎすしてさらに売り上げは悪化。まさに負のスパイラルに陥りがちです。

自然の原理として、吸ったものは吐く、という流れがあるのかもしれない、と最近思います。

そういう意味で、たとえば何かをやらねばならぬという責任は、一旦吸い込んだ時、それを自分で何とかせねばと私たちはもがきがちですが、それを吐き出すことで広く分散させることが良い場合が結構あるように思います。具体的には、たとえば後継者・跡継ぎ・二代目社長が、社員に何か社内の改善要求を突き付けられた時、後継者・跡継ぎ・二代目社長はそれに対する対案を自分で考えようとしますが、それを社員とともに話し合って作っていくという考えもありかもしれません。

また、自分が一生懸命学んだビジネスノウハウや知識があるとしたら、それを吐き出す必要もありそうです。それは実際に使ってみるというのもありますが、誰かのために役立てるという思いを持つのがいいかもしれません。何事も自分の中にため込もうとすると、なかなかうまくいかないものがあるようです。息は吸えば吐くのと同じように、すべてのものは手に入れたら使う。自分が学んだら、他人に役立てる。そして自分の時間も、自分だけのためにため込むのではなく、人のために使うことができるといい循環が生み出されるのではないかと思います。

 

まとめ

今回は私なりの、後継者・跡継ぎ・二代目社長がもっていたい7つの心構え的なものをまとめてみました。偉そうに描いていますが、自分もすべてできているわけではないですが、そうありたい、と常に意識はしていることばかりです。ここで書かれていることは冒頭でもお話ししたとおり、ビジネススキルやノウハウではありません。だから、もっとスキルやノウハウを学んだほうが成功しやすいと思われる方も多いでしょうし、それを否定するつもりもありません。

ただ、どんなスキルもノウハウも使うのは人間です。その人間がしっかりとした土台を持っていないと、やはり表面だけを繕っているだけになってしまうような気がするのです。心から笑っていない人の表情を、人は見抜きますが、私たちの行動も、そのバックグラウンドに何があるかで結果は変わってくるように思うのです。

そして何より、自分の一度の人生をどう使うかというところにおいて、自分との付き合い方を学んでおくといういみで、今回ご紹介した7つの心構えはそこそこ使えるものではないかと思います。もし、何かしら感じるところがあった人は、ちょっと意識してみていただけると嬉しいです。

上記の内容を動画にまとめてみました。よろしければご覧ください。

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