こだわりは弱さのあらわれ?

やたらと服装を華美にする人がいます。
まあ、個人的な趣味、と言えばそれまでですが、それだけでは説明できないケースも少なからずある。
これ、どこに力点を置くかは人によって様々です。

クルマにこだわる人、装飾品にこだわる人、家や生活習慣にこだわる人など。

これって、自分の弱さを隠すためにやっているように思うんです。

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ある友人に、やたらと服装を気遣う人がいます。
それはもちろん悪いことではない。
ただ、その執着の仕方が異常にも見えるほどなんです。
言葉で説明するのは難しいのですが、収入に見合わない高給な服を着る。
おしゃれなのはいいのですが、本当におしゃれな人はファストファッションでもおしゃれ。
私はその辺は疎いのですが、そんな素人でもその感じはよくわかります。

一方で、やたらと車に凝る人がいる。
これも普通に車好きなら別にいいんです。
しかし、強迫観念を持ってるかのような執着の仕方をされるケースもある。

すべてではありませんが、そういう人たちの中にはこんな人が混じっています。
自分の弱さをカバーするために、服で武装したり、クルマで武装したり。
そういう鎧を身に着けることで、弱い部分を見せないよう努力しているようです。

 

物への執着だけではありません。
心理的に弱い人は、強い人を演じようとする。
女性的な人がそれでうまくいかないと、女性性を否定しがち。
頭を使うのが苦手な人は、頭脳派を振る舞いがち。

そういう私だって同じです。
私の弱さは、自分が価値のない人間だと思っている点です。
そこをカバーするために、例えば知識を蓄える。
また、ソツのない男を演じようとする。
たまにいい人を演じようともする。

自分の人間の小ささ(体はでかいけど)に、コンプレックスを持っているから、逆の人間を演じるわけです。

これ、無意識なんですよ。
自分で意識してそうやっているわけではないのです。

だから最近までは、自分を器用だと思っていたし、天才肌と思っていたわけです(恥)。
しかし、過去からのエピソードを紐解いていくと、器用でも天才肌でもない。
どちらかと言えば、努力の人だったんです。
だから「根性という言葉は大嫌い」と豪語して、努力の人である自分を否定してました。
だって、努力ではい上がるって、落ちこぼれみたいでかっこ悪いと思ってましたから。

けどある時、ある方の指摘で気づきました。
努力して成果を出す物語が結構好きなんですよねー、映画とかでは。

 

さて、ここでちょっと考えてみてください。
もし本当に、自分が「弱みをカバーしようとしての行動が、自分の強みだと勘違いして生きている」としたら、ちょっともったいない事が起こるかもしれません。
なぜなら、自分の弱さで勝負することになるからです。
普通は自分の得意なところで勝負しますよね。
けど、自分で得意と思っているジャンルは、実は、弱さを見ないために自分が作り上げた偽りの強さだとしたら・・・
ゾッとします。

普通は、USP(ユニーク・セリング・プロポジション)といって、自分や自分の会社の強みを発見し、それを最大限生かして会社を育てようとします。
けど、その強みと思っているところが本当は苦手分野だとしたら、どんどんどんどんしんどい方向に行っちゃいます。
しかも、成果は出にくい。

 

実は最新のマネジメント論の中では、自分の弱みをさらけ出せる環境が会社に必要だと言われています。
たとえば、後継者が社員とコミュニケーションする中で、後継者の弱みを社員と共有することで社員はあなたに共鳴する可能性は高い。
その弱みをカバーしようとしてくれる人が出てくるものです。
だから、恐れず、自分の弱み明らかにし、それを社内で公言できるといいんじゃないかと思います。
心配はいりません。
たぶん、日頃接している社員さんは、あなた自身で知る以上に、あなたの弱みを知っているはずですから。

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