後継者

後継者・跡継ぎ・二代目経営者のタスク、すぐやるべきか、引き伸ばすべきか

よく世間では、「明日やろうはバカ野郎」などといって、何でもかんでもすぐにやるべき!という考え方があります。
一方で、「明日に延ばせることは、明日やればいい。なぜなら、大して重要なことではない事が多いのだから」(ピーター・クライン)‬なんていう言葉もあります。
実は私は後者の立場をとりがちだったのですが、果たしてどっちがいいのでしょうか。

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物事をすぐやらずにおいておく。
冒頭でお話ししたとおり、私の活動パターンはこれがけっこう多かったのですが、体感的にはそれで困ることはほとんどなかったんです。
もちろん、それゆえの機会損失というのは、自分の知らないところであったのかもしれませんが、今すぐやらなくとも再びチャンスは回ってくるというのがだいたいの私の経験則です。
だから、別にすぐやらなくとも、ある程度、状況が固まってもいいんじゃないの?と考えていました。

一方で、最近学んでいるところでは、「即行即止」ということで、思い立ったらすぐにやり、思い立ったらすぐにやめよ、という考え方があります。
これは確かに、一般的に考えられている「ちゃんの神さまは前髪しかない」という教えの通り、巡ってきたチャンスは今すぐつかめ、という意味ももちろんあると思います。
しかしその裏で、実はある効果がある、と考えられているようです。

その効果というのが、「直感を磨く」ということです。

直感というと、怪しげに感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、あるコンサルタントの方は、「言語化できない無意識に蓄積された情報からの判断のあらわれこそが直観である」という風におっしゃっています。
そして実際に、多くの偉大な経営者は、けっこう直感を大事にされているということを聞いたりします。
根拠はないけどこう思う、というところに進んだ結果、企業の大躍進の種があったという話はよく聞きます。

じつはこの「思いついたことをすぐやる」というのは、直感を鍛えるという意味があるようなのです。
というのも、思い付き=直感と考えると、それをすぐに行動に移すということは、形態的には「私は直感(思い付き)」を重視する、という事を行動で示しているようなものです。
脳はその様子を見て、「自分は、直感(思い付き)を大事にする人なんだ」という回路が出来上がり、直感が浮かんでくる時にはそれを際立たせるようにしようという癖がつきます。
結果として、今まで耳を澄ますことのなかった直感が、より多く、ハッキリと認識できるようになる、というカラクリがあるようです。

となると、目の前のことをすぐやるということそのものの効果だけではない効能があるということではないかと思います。

ここでちょっとバランスが必要になってきます。
思いついたことを次々やっていては、大事なことがおざなりになることだってありそうです。
物ごとにちゃんと優先順位をつけてやっていきたいものです。
この辺りの考え方はいろいろわかれるとは思いますが、私は思い付きについては二つに分けて、「本当に今すぐやったほうがいいこと」と、「とりあえずのきっかけだけスタートさせて、本格的な動きは他の事柄との優先順位を対比させて順序を考えながらやること」にわけるのが良いのではないかと思っています。
その場で常にやり切るというより、仕掛だけはしておくという感じです。

というのも、思いついたことをやり散らかして、どれも身にならないケースがけっこうありますので、それはそれでもったいないな、と思うのです。

まあ、あくまで私の考え方なのですが、参考になれば幸いです。

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