後継者が、ヤル気が起きない、会社を辞めたい、仕事が楽しくない、という感情に陥るメカニズム

会社に入った頃、後継者の目は輝いていたはずです。
親の会社で働くと決めた経緯は、仕方なくとか、
状況から断り切れなかったとか、
半ば無理やりとか。
いろんな状態ではあろうと思います。

それでも、まあやる以上にはそれなりに結果を出したい。
程度の差こそあれ、ヤル気をもって仕事についたはずです。
それがどこでボタンを掛け違えたのか、ヤル気を失う。
ヤル気どころか生気さえ失ってる人もいます。
それはなぜなのでしょう。
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今話題の組織論、ティール組織――マネジメントの常識を覆す次世代型組織の出現をよむと、ああ、これこれ、と思える表現がたくさん出てきます。

本書ではあるデータを引用しています。
人事コンサルティング会社タワーズワトソンが2012年に実施した調査結果です。

これは29か国の民間企業に働く三万二〇〇〇人へのアンケートで、従業員の会社へのエンゲージメントを測ったものである。この調査で明らかになった最も重要な結論は、自分の仕事に愛着を持っている人々の割合がおよそ三分の一(三五パーセント)だということだ。それ以上の人々が仕事に「無関心」か、「意欲をもとうとしない」(四三パーセント)。残りの二二パーセントは「(会社から)支えられていない」と感じている。

ティール組織――マネジメントの常識を覆す次世代型組織の出現(フレデリック・ラルー)

少し読みにくいので、簡単に並べ替えます。

・仕事に愛着を持っている人…35%
・仕事に無関心か意欲をもとうとしない人…43%
・会社から支えられていないと感じている人…22%

ということ。

そして本書は、こういったモチベーションの欠如が広がる組織の原因は、
権力の不平等な分配によって生まれる
と結論付けています。

もう一度言います。
権力の不平等な分配によって生まれる

ここまでくると、そうだそうだ!と大きくうなずく人も、
少なからずいらっしゃるのではないでしょうか。

 

後継者の思考回路は、自分を責める傾向が強い。
自分は家業を継ぐ立場なのに、なぜ仕事が好きになれないのか。
自分は後継者なのに、なぜ会社に愛着を抱けないのか。
俺ってやつは・・・
私ってやつは・・・

そこで、自分の感情をどうにかしようと気持ちを入れ替えようとがんばる。
一時的に、がんばろう、と思っても環境が変わらなければ、環境がヤル気をそぎ落とす。
で元の木阿弥になってしまう。

その感情が一定程度にたっすると、次にうまくいかない怒りの矛先を探します。
オヤジのせいだ。
おふくろのせいだ。
会社が悪い。
業界が悪い。
社会が悪い。

これも一時的に自分の心を守る行為です。
悪いのは自分じゃない。
そう思えると、ちょっとだけ楽になる。
けど当然、環境は変わらない。
その現実に接して、やっぱり気持ちはダウン。

 

で、環境を変えなければならないことに気づく。
大抵その時に出てくるのは、「家業を辞めたい」です。
とはいえ、思ってすぐに辞められるほど、軽い話ではありません。
普通の会社でさえ辞めるのは相応の決断が必要。
それが同族会社ならなおさらです。

ここで八方ふさがりになります。
ヤル気はが起きない。
だから会社を辞めたい。
けど辞められない。

あらあら、ループにはまっちゃいました。
このループにはまると、場合によっては長いこと出られなくなります。
私は20年くらいうだうだやってましたよ(苦笑)
そこから抜け出す方法って、実は拍子抜けするくらいシンプルです。
それに気づくのに20年かかったわけです、私は。

お知りになりたい方は、高額なセミナーへ・・・といいたいところですが、
幸か不幸かセミナーでお伝えするほど複雑なものでもない。
なにそれ?って感じの拍子抜けする話です。
ここで無料でお伝えします(笑)

もういちど、陥ったループを振り返ってみましょう。

ヤル気はが起きない。
だから会社を辞めたい。
けど辞められない。

まず、俯瞰してみてみるとあることに気づきませんか?
この選択の価値判断は、「いかにリスクが小さい方法はないか?」と探してるわけです。
そりゃあ、ループからは抜けられるわけがありません。
だって、「やりたい」という選択肢を入れてないんですから。

こういうストレス下では、爬虫類脳が警報を発して、視野を狭めます。
これが解決策のすべてだから、ここから決めろ、と原始的な爬虫類脳が指令を出しているのです。
余談ですが、爬虫類脳は「生きのびる」ことに対して忠実ですから、とにかく危険(やストレス)を遠ざけることだけに一直線に作動します。

そこで深呼吸して、もう一度考えてみてください。
リラックスして爬虫類脳を少し沈める。
そのうえで、もう一度別の質問を自分に与えてください。
自分が本当にやりたいことは何か?
自分の「やりたい」ということを引っ張り出してきて、今の環境と結びつける方法はないか?と。
視点を大きく変えてみるんです。

会社を辞めたい、という後継者も会社を辞めるのが本来の目的ではないはずです。
思い通りにいかない現実や、自分が今の環境で力を発揮できない状況を打破する(そこから離れる)結論として、家業である会社を辞めるという選択肢が頭に浮かんだだけのはずです。
もし、充実した人生を送れて、仕事が楽しければ、会社を辞めるか辞めないかなんてどうでもいいことであるはずです。

 

話は戻りますが、権力の不平等な分配によって、ヤル気のない組織が生まれるとありました。
なぜそんな風になるかというと、自分で決めることができる範囲が狭いかほぼない、というのが大きな原因じゃないかと私は思っています。
後継者だとか会社だとかという枠組みを取っ払って、一人の人間として考えてみましょう。
嫌なことから逃げるというのは、自分が積極的に行った選択ではありません。
困ったことにならないよう、リスクという外圧による選択です。
つまり、自分で決める、という権限を行使していない。
逃げ回ってるうちは、自分で決めたような気がしても、自分の人生に対する権力の行使をしていない。
外部の要因に権力を明け渡してる状態です。
そりゃあ、ヤル気もなくなります。
私に関して言えば、この権力を握ろうとしなかったことに20年かけてやっと気づいたわけです。

 

で、気になる答えですが、炎上しそうなくらいシンプル。
嫌なことを避ける決断を辞め、やりたいことが何なのかを心の奥底からすくいあげる。
それだけでOKなんですね。
これを意志の力といいます。
それが明確にさえなれば、仕事は楽しくなります。
すくなくとも、私はこのブログや、後継者倶楽部は、やらされてやっている感覚は一切ありません。
報酬がなくてもやれるんじゃないかな、と思うくらい入れ込んでいます。

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