後継者

未知のことをやってみる

多くの企業は今、「変身」しなければならない。
そう感じています。

とはいえ、未来はこうなる、だからこうしよう!と言い切れる人がどれだけいるでしょう。
たぶんそんなに具体的なイメージを持っている人は限定的じゃないかと思います。
じゃあ、イメージが固まるまで動かないほうがいいのでしょうか?

私はそうではない、と思っています。

本が出版されました!
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たとえば、最近私は本を出版しました。
そういうことをやった際のビフォー、アフターってなんとなく想像はしていました。
こんなことが起こるかな、とか、こんな困ったこともあるかもしれない、とか。
そういった予想は、当たったものもあればそうでないものもあります。

たまにSNSなんかで見かける「Amazonで1位獲得!」とかを見てると、
「ああ、あの人だからできるんだろうな」とか、
「けっこうお金使ったんじゃないの」とか思っていたわけです。

しかしいざ出してみると…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

意外と簡単にこんなことになってしまいました。
ジャンル1位獲得です。
なんの小細工もしていません。

 

これはたぶんですが、ラッキーな要素があって、非常に競争の少ない「ジャンル」に適合していたことがあるんだと思います。
もともと、出版してすぐの段階では、この『株主総会・取締役会・会社継承 』というAmazonのジャンルには属しておらず、
『会社経営』というジャンルで50位~100位辺りをウロチョロしていました。
しかしいつしか、かなり細分化したジャンルに分類され、そこでのカテゴリー1位。

これで、「Amazonのカテゴリー1位獲得!」と宣伝できる事実ができました(笑)

 

100万部突破!なんていう超ベストセラーでもないのにAmazon1位。(ちなみにビジネス書は、1万部売れればかなりのベストセラーと言われているそうです)

 

これ、やってみないとわからないことです。

実際には周囲の反応や、
世間からの反応、
まあ予想と同じものもあれば、予想外のものもあります。
へー、と感心することの連続です。

 

さて、少し話がズレてますので、軌道修正しましょう。
何が言いたいかというと、あたかも「やってみた感じが想像できる」ことも、実際にやってみると全然違うことというのはけっこうあります。
会社においては、「こういうことやってみたらどうだろう?」というアイデアが出たとき、「それをやってもたぶん、こうなって終わるだろう」なんて想像ができると思います。
特に会社の跡継ぎを任された人は、常に頭を働かせながら会社やビジネスのことを見てますから、やらずとも結果が見えてるような気がします。
けど、やってみるのと、想像するのは、やっぱり結構違うものです。

そして何より、やってみて初めて学ぶことって、意外と多いものです。

 

だから今まで却下してきたものとか、どうせ無駄、と思ってやらなかったことをちょっと掘り返してみるのはいかがでしょうか?
そりゃあ、コストや手間がめちゃくちゃかかるものなら要検討ですが、そうでないものはとりあえずやってみる。
1度ではうまくいかないことも多いので、3度くらいはやってみる。
その時点で振り返りをしてみて、まったく芽が出ないようであれば辞めてしまうのもありだし、何かの兆しを感じたらもう少しやってみるとか、ちょっと工夫を加えてみるとかをしてみる。
そんなことをいろいろやっていると、だんだん、「ああ、自分たちの組織って、こういうことが上手なんだな」とか、「もしかしたらこれをより追及すると会社を変身させられるかもしれない」なんて言うヒントが出てくるかもしれません。

目的というか、行く先を明確に決めてそこにまっしぐらに進めるなら、それはそれで理想的です。
しかし、その目的地が見えないならば、回り道前提でいろいろ経験してみるってのは、わりとお勧めです。

良かったら小さなことから試してみませんか?

 

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