年末です。
テレビでも、雑誌でも、
この一年を総括する特集が組まれます。
ということで、私もそのまねをします(笑)
で、私の今年最大の学び。
それは、とてもシンプルなものでした。
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もったいつけず、ズバッと行きましょう。
それは、
ストレスは脳を思考停止状態にする
ということ。
なんやそれ、って感じですね。
究極にストレスを感じたとき、
人は、
「頭が真っ白」
になったりします。
これ、まさに思考停止というやつですね。
「あうあう」と口をパクパクさせながら、
定まらない視点、直立不動で手は小刻みに震える。
動かなきゃいけないのに、
話さなきゃいけないのに、
体を動かすことさえ忘れている状態。
生物学的に言うと、人は重大な問題にぶちあったとき、
こんな状態になるそうです。
慢性的なストレスにさらされると、扁桃体の樹状突起(神経細胞から枝状に伸びて信号を受け取っている突起)が拡大する一方、前頭前野の樹状突起は萎縮します。ストレスがなくなれば、前頭前野の樹状突起は再生しますが、ストレスが非常に強い場合には回復能力が失われます。
この前頭前野の役割は、脳科学辞典によると
●認知・実行機能 (cognitive/executive function)
●情動・動機づけ機能 (emotional/motivational function)とそれに基づく意思決定過程に重要な役割
●ワーキングメモリー
●反応抑制
●行動の切り替え、プラニング、推論などの認知・実行機能
●社会的行動を支える
●葛藤の解決や報酬に基づく選択など
ざっくりこのようにまとめられています。
前頭前野は全体として「定型的反応様式では対応できないような状況において、認知的、動機づけ状況を把握し、それに対して適切な判断を行い、行動を適応的に組織化する」というような役割を果たしている
ストレス状態に陥るとこの機能が低下します。
つまり、
ストレス状態においては、定型的反応様式を反復する傾向がみられる可能性が高い
と考えられます。
それはUCLA、デューク大学の実験で実際に実証されているようです。
ちょっと難しい話になりましたが、これらを要約すると
ストレス下においては、同じ習慣を繰り返す傾向が強い
ということです。
このことがなぜ大事な学びかというと、
後継者の多くは強いストレス下に長時間置かれているケースが多い
というところとつながるわけです。
つまり、創造的な思考をとりにくい環境で後継者はいるわけです。
逆に言うと、ストレスがストレスを生み続け、
その中で同じ行動を繰り返す。
そんな事態が起こっているのではないか?
と思うことが多々あるのです。
普通ならわかることがわからなくなる。
正常な状態なら、いくらでも柔軟に対応できることが、
ストレス下だとその弾力性がなくなる。
逆に言うと、そのストレスを取り除くことができれば、
親子関係がスムーズに回る可能性だってあるわけです。
それは私自身の経験的にも感じるところがあります。
そこで現実と切り離した世界で、
事業承継を俯瞰してみよう。
そんな思いから、書き始めたのが事業承継冒険化計画という記事です。
来年はこれをもう少し体系化していこうと思います。
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