後継者・二代目経営者のチームワークがうまくいかない原因は、あなたという名の列車に社員を乗せなかったから?

こんな言葉をネットでよく見かけます。

『同じことを繰り返しながら違う結果を望むこと、それを狂気という』

アインシュタインの言葉だとか、いやいや違うとか、出典はよくわかりません。
しかし、現実を皮肉った言葉として、非常に納得感のある内容です。
日本の中小企業は、じつは、この言葉の言う「狂気」を繰り返しています。

中小企業二代目サポーター
田村薫です。

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私の身近でも顕著です。
毎年毎年、年度末になると、足りない売上。
それをまかなうために、発破をかける。
みんな必死になって数字をかき集めて、大団円。
なんとなく、一体感とか成功の美酒に酔いしれる。
けどそれを10年も20年もやってきている。
これを「狂気」と言われれば、確かに・・・と思わされます。

 

もう何年も同じことを繰り返していると、それが当たり前になる。
疑いさえ抱かなくなるわけです。
けど、疑ったところで、社内全員が
「こんなものだろう」
と思っているところで
「おかしくないか!?」
と叫んだところで、誰も相手にしてくれない。

たぶん、後継者・二代目経営者はこんなところで苦しむのかもしれません。

 

人は、変化を嫌う生き物です。
たとえば、
現状:毎年度末の売上で苦労する
希望する未来:楽々目標数字を突破する
といった目標設定をしたとしましょう。

 

そのためには、抜本的な販売の仕組みを考え直さなければなりません。
希望の未来への行動:何か新しい試みをスタート
こんなことを考え始めるでしょう。
しかし、実際には、けっこう大変です。
20年、30年同じことをやってきた人にとって、それと違う方法を考えるなど至難の業。
さらに、こんなネガティブな考えが出てきます。
行動へのハードル:ネタ探しの苦労や失敗のリスクへの恐怖
よけい大変になりそうだし、考えど考えど、妙案は浮かばない。
なにより、何か始めて失敗したら、すごく嫌な感じになる。

 

さらに、楽々目標数字を突破できる仕組みが出来上がると、これまた問題があります。
希望する未来に付随する問題:自分たちの必要性が低くなる
とくに、先代が陥りやすいのはそこですね。
新しい事がうまくいくと、先代の力が必要とされなくなります。
同様に、古参社員は自分の立場が危うくなるリスクを敏感に感じ取ります。

現状があり、未来を目指す。
しかし、目指す未来にもデメリットはあるし、
行動を始めるのにもデメリットはある。
そんな感情が、社員個人にも、後継者自身にもグルグル回る。
とはいえ、このメリーゴーラウンド状態を抜け出さない事には、会社は動かない。

 

ここで必要なのが、後継者のリーダーシップです。
それは、前を向いてアクセルをベタ踏みする事か?といえば、そうでもなさそうです。
アクセルをベタ踏みすればするほど、社員は取り残されていくし、抵抗は強くなる。
結果、後継者はより孤独になります・・・。

 

じゃあどうすればいいのか?
一つの解決策は、社員を上手く巻き込むということ。
小さな形でも、課外活動的なカタチでもいい。
後継者であるあなたの想いに賛同する人をつくり、徐々に盛り上げていくという方法です。

同じ列車にのせてしまう、ということです。
新幹線を外から見れば、目も止まらぬ速さです。
しかし、中に乗っていれば、動いている事さえ意識しないほどの快適さ。
今までの失敗は、まだあなたという名の新幹線に社員を乗せぬまま突っ走ってきたのではないでしょうか?
一度乗せてしまえば、走っている事が当たり前になります。

それが、リーダーシップのコツの一つではないかと私は思うのです。

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