受け入れられない現実にどう対処するか?~同族企業の二代目の学び方

お陰さまで様々な場所で講演させていただく機会があります。
すると、時折、微妙な空気を感じる事があります。
聴講者の方々が引いているんです。

なぜ引いているかというと、現実を直視することを強いるからです。





こんにちは。
中小企業二代目サポーター、田村薫です。

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人前でお話しさせていただく機会の多くは、
家業と同業の方に対してです。
大抵お話の内容は、
①現在の困った状況
②困った状況が引き起こす問題
③問題にどう対処するか
④クロージング
といった構成にすることが基本的なパターンです。

 

さて、①、②のあたりの程度の問題もあるのですが、
最近は主催者の意向もあり重い話にすることが多いわけです。
「とにかく、問題意識を参加者に植え付けてほしい。」
という要望があるので、とことんやるわけです。

 

すると何が起こるかというと、
ある人は、どんよりした顔をします。
ある人は、頭を抱えます。
ある人は、敵対心をあらわにします。

 

特に、①や②の問題は、皆さんおぼろげながら意識はしているはずです。
しかし、私の場合、家業の同業の方よりこの問題を深く、長く考えてきたので、
同業の方が言語化できなかった問題を言語化します。
そして、それを具体的に指摘した私は悪者です。
懇親会に参加しても、誰も私に近寄ろうとはしません。

実は、懇親会で人気者になる方法、私も知らないわけではありません。
皆さんができそうな手っ取り早い方法、
真似しやすい事例、
何も変えずにできる工夫、
そういった事をお話しすると、懇親会では質問攻めにあいます。

 

「変えずにできる工夫」というと、どんなものがあるかというと、
たとえば、同じ営業のやり方だけど「言い方をこう変えればいい」とか、
お客さんに会えば、「まずはこう話せばいい」といったもの。
後は、皆さんがもつ商品を売るときに、こういう提案をすればいい、
というような内容です。

 

ここが難しいところで、そういった話できれいに終わるか。
それとも本当に自分が伝えるべき、と思った事をお伝えするか。
いつも葛藤があったうえで後者を選ぶわけです。
毎回、場の雰囲気をぶち壊すことを知りながら・・・。

 

たとえば、チラシを作りましょうとか、ブログを書きましょうとか、
日常業務にない提案は、その時点でアウトです。
そんな話を持ち出した時点で、聴講されている方々は私の事をこう評しているのでしょう。
「ああ、この人は、こっちの人じゃないな」と。

 

私から見て、こういった方々のほとんどはそもそも変わるつもりのない人です。
変わらなきゃいけないと思うものの、自分にマッチした情報を延々と探し続けている人もいます。
自分が変わることなく、手っ取り早くビジネスが変わる方法を探しているようです。
これ、多分、答えが見つかることはありません。
世の中、そんなに都合の良い方法はないし、あったとしたらみんなやってます。
私もそういう結論に至るには、時間がかかったものですが(^^;

 

実は、この状況がガラリと変わることがあります。
それは、有料で開催したセミナーです。
そう、前段の反応の多くは参加費無料であったり、
せいぜい5,000円までのセミナーでありがちな反応です。

そもそも、彼らの多くは何かを変えようというつもりはなくて、
お手軽にできる事があるなら、やってみてもいいけど。
きっとそういう感覚でしょう。

 

しかし、相応の価格のセミナーに参加する人は、根本的に考え方が違います。
変化への欲求が相応に強いし、払った価値そうとうには情報を活かしたいと考えるのでしょう。
セミナー内容が理解できなければ、理解するために必死です。
理解できればそれを、自分でどう試そうかを既に頭の中で思考を巡らせています。

こういう人たちは、世の中がどうなる?といった①や②の情報にとらわれすぎません。
③の解決策にフォーカスする傾向が強いのだと思います。

 

私たちは、聞きたくない情報や、処理しきれない現実に接したとき、その情報を見ないで済まそうというクセを持ちがちです。
そんな話聞いたことないとか、いやそこまでひどくはないだろう、とか言って自分を納得させます。
しかし残念ながら、自分が納得したって現実が変わるわけでもありません。

見て見ぬ振りしようと、異業種からの参入は止まらないし、さまざまなライバルは出現します。
私たちは、見ないふりをするのではなく、一度は情報を正面からとらえる必要があるのではないでしょうか。
そこで、その情報を受け入れるか、受け入れないかはあなたの選択です。
つまり、自分の責任において選択する行為です。
一方、見て見ぬふりというのは、選択から逃げる行為です。
いわば責任回避なわけです。
いくら責任回避の行動をしたところで、現実からは逃れられないと思うのですが。

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