二世経営者の勉強会 ビックループ様(1回目)

この度、二代目経営者の会の経営勉強会のファシリテーションのオファーをいただきました。
今回はその第一回目の様子をお伝えしたいと思います。





こんにちは。
中小企業二代目サポーター田村薫です。

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もう10年近く前になるでしょうか。
あるきっかけから、同業者で二代目経営者の会を設立することになりました。
その設立に関わって共に活動していたのですが、途中から私は中退していました(;^_^A
少し疎遠になったそのグループの方から連絡をいただきました。
「自分たちも経営の勉強をしようと思うが、手を貸してくれないだろうか?」と。

そんな一言から始まったのが、この勉強会です。
参加メンバーは5名。
有限会社 オー・エス・エスの岡武さん
株式会社杉野保険サービスの杉野さん
株式会社お客様相談室の本間さん
株式会社高槻保険サービスの松山さん
阪神保険サービス有限会社の福井さん
といった面々です。

それぞれ保険代理店として大活躍している方々です。
悩みごとなどなさそうな気もするのですが、勉強熱心なのでしょうね。

もともとともに学んだ二代目経営者の会である「ビックループ」のメンバーであったこともあり、
それぞれの方はよく存じ上げています。
しかし、改めて、「経営について学びたい」と言われて、困ってしまうのは、経営の意味することがあまりに広範囲であることです。
さらに言うならば、それぞれ「経営」という言葉を使ってはいるものの、イメージしている内容はみな違うはずです。

という事で、まずはそれぞれがこの勉強会に何を求めるかを明確にするため、
勉強会のゴールを決めよう、という提案をしました。

 

予想通り意見は様々です(笑)
「生き残れる保険代理店の姿をあぶりだしたい。」
「人・モノ・金のバランスをどうとるかを学びたい」
「ラットレースから脱出したい(制限されることなく自分がやりたい仕事を存分にやりたい)」
「田村(私の事です)が何を考えているかを知りたい(ほぼ、動物園の動物を見に来た感覚?笑)」
皆さんが、あまりに違った期待値をもってお越しになられているのですが、仮に
「楽しく経営するための道筋を明らかにする」
事をゴールとしました。
一瞬途方に暮れそうになりましたが、ここで一つのすり合わせを行いました。
皆さんがどこを見ているのか、です。

それを知るのに、親子経営で相互理解を促す簡単ワークでご紹介したワークをやってみました。
簡単に言うと、「会社に影響を与えるであろうと考えるものについて」という質問に対する回答を
一人5つ程度の要素をあげて頂きました。
下の表は、全員のものをまとめたものなので今一つ分かりにくいかもしれませんが、
圧倒的に会社固有の問題に関して発言される方が多かったように思います。

会社に影響を与えると考えるもの
世界における問題 ・人工知能
日本における問題 ・人工知能    ・少子高齢化
・医療技術の進歩
業界に見る問題 ・自動車保険の消滅
・人工知能やネットによる販売経路の変化
会社固有の問題 ・顧客の高齢化  ・社員の採用・育成
・顧客の引継ぎ  ・先代の処遇
・高齢社員の問題 ・社内の役割分担
・商品ラインナップの拡充

つまり、ここに集まった皆さんは、大枠で見ると会社の中に向けた視点を持っている可能性が高いと言えそうです。

 

これを分類していきますと、どうやら戦略レベルの悩みというより、戦術レベルの悩みと言えるかもしれません。

 

ここで、簡単に戦略と戦術の区別をしておきます。
戦略というのは、簡単に言えば、ゴールに向かってどんな道を通って進むかです。
ネットで調べると「目的達成へのシナリオ」といった表現がよくされています。
私は、目的に向かう道筋と考えています。
山登りに例えると、どのルートを通って山頂を目指すかをイメージする感じです。

一方戦術は、個別具体的な戦い方。
戦略に則って目的を達するためには、小さな勝利を重ねていく必要があります。
山登りに例えると、どのルートを通るかを決めて、情報収集すれば、どんな装備が必要かがわかります。
登山道があるなら軽装でいいし、断崖絶壁を上るなら重装備が必要だし、チームが必要でしょう。
必要なスキルも、どこまでのスキルが必要かが明確になります。
そういった準備、実行の流れが戦術ではないか、と捉えています。

 

とすると、戦略が定まらないと、戦術も定まらないことになります。
もっというと、目的地が定まらないと戦略も定まりません。
しかし、戦術は”目に見える”しかも、”簡単に成果が出やすい”から私たちの視点は、戦術に向けられがちになります。
えらそーなことを言ってますが、わたしもまたそこに囚われる傾向があるのは自覚してます(笑)

 

ここまで約2時間半。
正直話をかなり端折っていますが、いろんなところに話が飛んだのは私のスキルの未熟さゆえ。
どうにかこうにか、これでなんとなく、皆さんの視点が見えてきました。
次回は、多くの人が共通の問題意識を持っている「人材の採用と育成」のテーマを取り上げるようリクエストをいただきました。
ただし、これもまた、戦略が定まらなければ、上手くいくはずがないのです。
なにしろ、どんな人材が必要なのかを、会社が進む方向に合わせて採用し、教育しなければならないのですから。

ということで、戦略とか、会社の目的とか言うと難しいので、
「誰(どんな顧客)に、どんな価値を提供するのか?」
というテーマに対する答えを考えて頂く事を宿題とさせて頂きました。
保険代理店の商品は、保険商品ではありません。
サービス業ですから、どんな価値を顧客に提供するかです。
保険商品では差別化しえないのですから。

その答えは、今日言って明日になれば答えの出るものではないのですが、質問することは大事だと思います。
誰にどんな価値を提供するかが明らかになれば、会社の在り方も決まってきます。
とにかく、”仮”にでも会社の目的・戦略を決めちゃいましょう、と。

 

 

なかなかこういった事を考える機会はないものです。
それを考える機会になれば、いいな、と宿題という形で強制しました(笑)

中小企業の経営者は、考え、決める時間が圧倒的に少ないので、無理にでも時間を作らないと考えられないんですね。

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