2019年10月30日、拙著をベースとした第一回のセミナーを開催しました。
当社は、本の内容だけを総復習するような内容にするつもりでしたが、あれよあれよという間にスライド枚数は増え、最終的に98枚!(笑)
間に様々なワークを交えた結果、14時スタートで終了時間は18時半。
幸いにして眠気を誘う人もいなかったようで、割と長時間の内容のわりには、皆さんには楽しんでいただけたと思います。
あらためて、ご参加いただいた方の声をご紹介しながら、その時の様子をレポートしたいと思います。
本が出版されました!
関心を持っていただいた方は、画像をクリック。
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まず、私がこのセミナーを開催するにあたって、自分に課したテーマは、
「お越しいただいた方が、どう自己変容していただくか?」
という事です。
ああなってほしいとか、こうなってほしいとかいう事を押し付けるわけではなく、結果はどういう形でもよいのです。
ただ、セミナーに参加するために会場のドアを開けたときと、終了時にその部屋を後にするときに、参加される方の中に何か変化があればOK。
そこが主催者としてのゴールでした。
けっか、今回はその目的が果たせたように思います。
ここでご参加いただいた方のコメントをご紹介させていただきます。
同じ後継者の立場の方と一緒に学ぶことができたのでとても良い時間を過ごすことができました。
また、実技の時間に 自分が気づいていないことにも気付かされ、思ってもないことを得られました。
(大阪府:小谷様)
このコメントでとてもうれしかったのは、「思ってもないことを得られた」というくだりです。
今までの思考から跳躍したところで、新たな気づきを得ていただいていたのではないかと思います。
・ワークを通して、自分が本当に価値として置いてるものが何なのか、気づくことが出来ました。
・同じ境遇のみなさんとお話しすることで、同じ問題を抱えていたり、また解決の行動も似ていたりして共感できる、共感してもらえる部分もあり 良い刺激になりました。
(大阪府 F様)
この方は、先ほどの方とはまた違ったポイントで、割と反応をしてくださった方です(笑)
たぶん、ご自身の行動パターンというか、思考パターンを気づいていただけたんじゃないかな、なんて思っています。
実はこのセミナーでは、参加者ご自身の本質を見つめていただくようなワークも用意しています。
なぜかというと、事業承継のいける跡継ぎ・後継者は、「親の会社をそつなく継ぐこと」を無意識にゴールにしていることが多いからです。
という事は、次々と出てくる問題をつぶすことに終始し、そもそも前に進もうという原動力が枯渇するからです。
そんな自分の本質をあぶりだすワークの中でこんな感想を寄せていただいた方がいました。
自分の構想や、考えを聴いてもらえないとなげいていたが、親の話を聴いていなかったのは自分自身であった事。
研修前半は共感の嵐で、うなずきが止まらない、が!?後半からは、自分なりに気付いてはいるがフタをしていた事、自責から逃げて、親のせいにしていた事など、最終的には自己責任であり、自らが変わらなければ行けない。親を非難することは、今までの人生を奪うことであるので、残す道を考える。
自分自身の性格(元々もった明るい性格)を見つめ直す事が出来ました。(石川県:M様)
ここで私的にとてもうれしかったのは、このかたがボソッとおっしゃったこんな言葉。
「そういえば、自分は割と目立ちたがりでエンターテイナーだったんだよな」
すっかり忘れてた、ご自身の本来の姿を気づいていただいたようで、これからそれを活かしていくこと、先代であるお父様との関係性を一から見直すことなど、様々な出来事の中で今後の方向性を見出されたように見受けられました。
ここまで読んでいただいた方がいらっしゃるとすると、
「なんで後継者のための話なのに、自分の本質とかいう話が出てくるの?」
とお感じの方もいらっしゃるかもしれません。
それはなぜかというと、親の会社を継ぐというのは単なる職業選択の1つではないからです。
大袈裟に聞こえるかもしれませんが、生き様、生き方の選択だと私は考えています。
とすると、生き方を考える中でのゴールはやっぱり幸せな人生でありたい。
そして、幸せって何だろう、と考え始めると幸せについて障がい研究をつづけたミハイ・チクセントミハイの言うフロー状態と切り離せない流れになってきます。
そんなお話をさせていただいたこともあり、こんな感想もいただきました。
二代目な私達は、生まれながらにしてフローの中にいるという事に気付くことができました。
成功している親の元に生まれた私たちは、きっとスキルレベルの高い素質をどこかに持っているはずだし、これほどまでにチャレンジングな人生のステージを体験することは、一般的には大変まれなはずです。ディフィカルトモードの中で、さらにフローを体験できる、素晴らしい人生だと思いました。(北海道:森谷様)
・・・ということで、長時間にわたる今回のセミナーは、
「あ!」「そうか!」「なるほど!」と、ワークの時間にいろんなアハ!体験があったように思います。
さて、私はセミナーには単に知識を得ていただくためのもの(例えば専門知識)と、
何かしらのスキルを使えるようになっていただくためのもの(例えば〇〇資格認定講座)と、
もうひとつ、その人自身が変化していくためのものがあると思っています。
そして私が目指すセミナーは一番最後にご紹介したタイプのものです。
まあ、それがうまくいっているかどうかはわかりません。
またその時集まった参加者同士のからみ方で随分結果が変わることもあります。
アウトプットの均一化は難しいのですが、私自身、常に一定レベルの成果を出せるよう精進していきたいと思います。
最後になりましたが、ご参加いただいた方には、ともにあの場を作っていただいたことに心より感謝申し上げます。
また、まだお目にかかることができていない方につきましても、次の機会にお目にかかる事が出来れば幸いです。
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