後継者が自分で自分を苦しめるクセとは?

後継者の性格の特性として、自分を責めるクセを持っているのではないでしょうか?
相手はそんなつもりもなく、何気なく発した言葉を正面から受け止めてしまう。
そして自分が責められてる気がして、言い訳をしたり、予防線を張ったり。
もし、こういうクセがあるとすれば、それが後継者としてのあなたを苦しめてる原因の一つかもしれません。

「今月の業績、振るわないなぁ」
先代社長がそんなことをつぶやいたとします。
その場には、先代と二代目であるあなた二人。
当然、その言葉は、自分に向けて発せられたものととらえがちです。

二代目はその言葉にどう反応するでしょうか。
ある人は、その原因を究明すべきとばかりに、業績悪化の具体的・論理的説明を試みるかもしれません。
ある人は、先代がこういう事をするからだ、と反駁するかもしれません。
ある人は、営業社員の問題点を指摘するかもしれません。

 

しかし、現実は、先代はただ状況をつぶやいただけかもしれません。
あなたが、あえて反応する言葉だったのではないのかもしれません。

 

何が言いたいかというと、何でもかんでも自分が受け止めなければならない、という想いにとらわれていませんか?
という事なんです。

こういう特性は、その人の成長を加速させる原動力にもなります。
身の回りで起こることの多くの事に対して、当事者意識を持つわけですから。
とはいえ、その特性は、自分を苦しめる一因にもなりえます。

 

別にあなたを責めるつもりもない先代の言葉が、常にあなたを攻撃し続けるとしたら、そりゃあ大変です。
次第に、先代が言葉を発するだけで身構えてしまい、まともな会話も敬遠し始め、コミュニケーション量はどんどん減っていきます。
さらには、同じ空間にいる事さえ苦痛になってくる、という状況に陥ってしまうかもしれません。
そうなると、どんどん距離は離れていき、分かり合えるはずの事さえ分かり合えなくなります。

いつもオヤジは上から目線で腹が立つ、と思うとすれば少し注意したほうがいいかもしれません。
何気なく口にする先代の言い回しに、過剰に反応しているだけという可能性がありそうです。

 

なぜ、そうなるか?といえば、先代に認められたい、間抜けとは思われたくない、という意識が心の奥底にあるのではないでしょうか。
だから研ぎ澄まされた感覚で、先代の言葉を受け止めてしまうのです。
そうやって苦しくなった時は、ちょっと気持ちを緩めてリセットしてみてください。
誰にどう見られても、自分がやりたいようにやればそれでいいんだし、と。

 

何を隠そう、私自身、そういう傾向があります。
何かあったら、自分のせい。周囲の人間は、自分を責めている。周囲の人に迷惑をかけている。自分がやらなければならない。
まぁ、こういう感覚は、一定程度はもちろん必要ですが、どうしようもないときにはそうやって自分を責めるとか、自分を守るために反論するとか、そういう努力は負担にしかなりません。
だから、いっその事開き直ってみてはいかがでしょうか。

先代が認めようが認めまいが、まずは、自分が自分を認めてあげることがスタート地点じゃないかな、と思います。
自分の在り方こそが重要なのです。

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