後継者

ツラい時期はいつかは終わる 後継者もその役割が変わる時が来る

人が生きていると、色々と辛い事は起こります。
私も55年の人生の中で、イジメにあったこともあれば、
仕事で上手くいかなくて何十年も悩んでいたり、
そもそも親の会社を継いだことの後悔の念も永らく感じていました。

けど、それらもいつかは終わります。
ただし、ある条件を満たせば……なのですが。


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親の会社を継ぐ技術

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事業承継で親の会社を継ぐとなると、後継者は様々な悩みを抱えます。
事業のこと、社員のこと、将来のこと、そして親との人間関係。
もう一つ加えるなら、自分の未来。

そしてありがちなのが、自分の外側を一生懸命変えようとすること。
たとえば、人間関係がわかりやすいと負います。
アイツがああなればいいのに、とか思うのですが、それって自分が正しいって前提ですよね。
もちろん自分のやることは正しいと思いたいわけですが、それが正しいかそうでないかは実はどうでもいい話です。
人間関係は双方の思いや行動のバランス。
そのバランスをうまく取れるかどうかが大事になります。

けど、多くの場合、「相手が全面的に変わる事」を後継者は求めがちです。
社員は、給料払ってるんだからとか、
先代は、もう引退する身なんだからとか、
もっともらしい理由を数え上げるんです。
けどそれで相手を説得出来て、万事オッケーなんて話は殆ど聞きません。
なぜなら、人は変わりたくないからです。

一方で、アインシュタインがこんな言葉を残したとよく言われます。(実際はアインシュタインではないらしいのですが)
「狂気とは即ち、同じことを繰り返し行い、違う結果を期待すること」

私たちの辛い状況はいずれ終わります。
ただ条件があって、同じことの繰り返しではない事がだいじです。
それは、自分が変わるという事。
違う結果を望むなら、違う行動や反応をしなければなりません。
頑固に自分の主張を固辞するのも一考ですが、これで起っている課題は、同じやり方では上手くいきません。

だから、自分に変化が必要なのです。
たとえば、細かなことに目くじら立ててイライラしていたことを、「その人がそうしなければ気が済まないなら一度やってみれば?」という風に受け入れてみる。
受入れるってことが大事なんじゃないかと思います。

そうすることで、イライラしていたこともどうでも良くなったり、
思い通りいかないことも、ある程度許容できるようになるかもしれません。
そして、こちらが態度を緩めると、相手も緩めるという事は良くある話です。
肩をいからせて対決姿勢をとると、相手も対決姿勢をとるものです。
大事なのは自分から変わるという事。
私たちはそれをしないように周囲を変えようとしていないだろうか?という事を考えたほうが良いのかもしれません。


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