後継者って立場、つらいですね。
会社、辞めたくなりますね。
なぜかと言うと後継者の気持ちを誰も汲んでくれないからです。
後継者は会社の事を考えて、あれやこれやいろんなことを検討します。
そしてその結論を発表するのですが、その結論には避難ごうごうだったりもします。
こんなに会社や、社員の事を考えているのに、という思いがあるだけに、苦しくなってしまいますね。
私の著書です。
Contents
後継者にとっての経営・事業承継っていい時ばかりじゃない
事業承継のジレンマ 後継者は経営に参画出来ない?
事業承継において、後継者の立場は微妙です。
確かに未来のリーダーなのだけど、今はそうではない。
未来に会社を任されるのだから、今のうちに会社を整えたいけど反対派があちこちにいる。
後継者って、そんな中で、経営改革を進めなきゃいけないわけです。
すると、保守派からははみごにされたり、そもそも先代だって冷たい仕打ちをすることも多々あります。
そんな中でも、頑張って物事が進むときもあれば、進まない時もある。
この波をどうとらえればいいのかを考えてみましょう。
事業承継や経営においては常に波がある
経営も事業承継もそうなのですが、物事には波があります。
これは、事業承継や経営だけでなく、自身のダイエット計画や語学の勉強なども同様です。
がーーーっと進むときもあれば、停滞、あるいは落ち込むときだってあります。
人の成長曲線って、実は直線ではありません。
波線を描いて、アップダウンしながら、目的に近づいていく。
いい時も悪い時も経験しながら、少しずつ積み重なって高い所へ行くものです。
事業承継・経営の波のダウン時にどうするのか?
事業承継や経営は常にアップするわけではない
一生懸命努力していても、常に上向きというわけにはいかないのが事業承継や経営の辛いところ。
下降時には、気分的に相当苦しくなるのですが、その状況をどうとらえればいいのでしょうか。
結論をお話すると、下がっているときにはジタバタしない、というのがおすすめです。
もちろん、やるべきことは淡々とやります。
しかしその結果が出にくい時期なので、効果が見えず焦ってしまいます。
ただ、その時の状況をしっかりと観察していくと、打開策が見えることもあるのです。
動くときと「見て」「待つ」時期
事業承継や経営だけでなく、すべてのものは「動」のタイミングと「静」のタイミングがあると思います。
例えばダイエットで停滞期がおとずれれば、多くの場合ジタバタして疲れて、結局やる気をなくしたりしがち。
そんな時ほど、淡々と今まで通り過ごし、何が起こっているかを観察します。
しばらくするとまた体重が落ち始めたりする、というのがよくあるパターンではないでしょうか。
事業承継や経営は、一人でやるものではありません。
だから、外でいつもと違う風が吹くタイミングというものがあります。
その風をじっくりと観察して、活かせるようにしてみてください。
外からの援助を待つタイミング、というといいすぎかもしれませんが、動いたら止まる、というインターバル機関と思ってみてはいかがでしょうか。
事業承継という長期戦にどう取り組むか?
数十年単位の事業
事業承継というもの、特に親子の事業承継となると、その完了までに数十年の期間を要することはよくあるパターン。
これは短距離競争的事業ではありません。
長距離走です。
だから、走る時と、インターバルをとる時を分けるべきではないでしょうか。
占いでは、大殺界とか、天中殺とかがあります。
こういう時というのは、私の解釈では「次々と不幸がやってくる」というよりも、「星や機運の援助がない」状況ではないかと思っています。
それは少し静かに待って、見る時期なのではないかと思うのです。
それと同様、事業承継や経営も、待って、見る時期、大事だと思います。
動きが制限されるタイミングに入ったら、それに抗わず、少し様子を見てみてはいかがでしょうか。
私の著書です。