親子の確執がおこると他の人間関係もこじらせがちな理由

後継者・跡継ぎ・二代目社長という立場の方で、親子関係に確執めいたものを持った人に伺います。
親子以外の人間関係はいかがでしょうか?
たとえば、友人関係はうまくいっているけど、配偶者や子供と今一つしっくりこないとか、
家族関係はそこそこうまくやってるけど、社員との関係が今一つしっくり来ていない。
あるいは比較的若い社員とはうまくいくけど、古参社員とはうまくいかない。

けっこう問題を持っておられる方はいらっしゃるのではないでしょうか。
私はけっこう人間関係をこじらせている部分がありました。

たまたまある場でお話を聞き、なるほどと思ったことがあります。
それは、その人の人間関係における基本モデルは親子関係だと言います。

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脳内における親の占有率70%?

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私たちの性格の多くは親からの影響でできている

人間はそこそこの年齢までは一人で生きることができません。だから、その生命を親に負っています。親がいない場合は、誰かしらの手を借りて一人で生きる年齢までは成長していくことになると思います。
その時期、私たちにとって、自分を育ててくれる人というのは、もう世界そのものといってもいいくらいの大きな存在です。
そして私たちは、初めての対人関係を、親或いは育ての親とのやり取りで学習していきます。

たとえば、何か失敗すれば叱られるとか、お行儀良くしておかないと叱られるとか、運動会で頑張ると褒められるとか、ご飯をたくさん食べると喜ばれるとか。
人間は子どものころから、身近な人とのそういった反応のやり取りの中で人間関係というものを学んでいきます。

かなりの意訳表現になりますが、少なくとも私たちの人間関係の基本には、「親との関係性」があるという事です。
親が嫌うことをやらないようにするし、親が喜ぶことを頑張るようにします。

これも思春期を過ぎ、社会に出て、違った過程を持ち始めるとそれなりに自我、つまり自分独自の資質が顔を出すはずなのですが、親子で会社を経営するとなると、社会に出てなお親の影響を色濃く受けます。
結果として、親が目の前にいようがいまいが、価値基準・判断基準は自然と親に忖度したような内容になりがちです。
何をするにも、親の顔というか、親の影響が常に頭にのぼるわけです。
これをある後継者の方は、「親の脳内の占有率が70%くらいある」とおっしゃっていました。
なかなかうまい表現だな、と思いました。

親との確執をおこしている人は他の人間関係でも問題を抱えていないか?

さて、これほどまでに親の影響を受けている可能性の高い私たちが、その元ネタとなる親と確執をおこすことがよくあります。
とにかく親と意見が合わないとか、親のふるまいのすべてが気に入らないとか、もはや親とコミュニケーションをとっていないとか。

冒頭で、私たちの人間関係のモデルは、親子関係にベースがあると言いました。
という事は、親子で確執をおこす、つまり人間関係をこじらせているという部分があるわけですが、この人間関係の在り方というのは果たして親子間にとどまっているだけでしょうか?
ある方のお話で、人間関係の基本モデルは親子関係である、と伺ったとき、パーッと色んな記憶がよみがえってきました。

親子の確執を持っている人の場合例えばそれは、友人関係はそこそこうまく立ち回っているかもしれませんが、実は彼らとは確執は起こさないまでもさほど深い関係に踏み込まないようバリアを張っていたりしないでしょうか。
自分の配偶者との関係は、どことなく冷たいものになっていたり、無関心になっていたりしないでしょうか。
子供との関係はいかがでしょうか。自分のかかわり方や距離感がうまく取れず、子供から距離を取られていないでしょうか。

そう考えていくと、親子の確執が強くある時ほど、いろんなところで人間関係がこじれていたような気がします。
わかりやすいものの一つは、社員の一斉退職が起こった時、私は親にたいして否定的な感情を持っていました。

親子関係は組織づくりのリトマス試験紙?

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社交的に見えても人が苦手な創業者?

これは私の個人的な印象ですが、親子が確執をおこすような関係を持つ企業はの創業者は意外と人付き合いが上手ではない人が多いように思います。
仕事上社交的に見えて、外からの評価は高い人も実はちょっと人付き合いに苦痛を感じていたり、不器用だったりするように思います。
そういった不器用さが、仕事という枠組みを外して親子であったり、夫婦であったりという関係の中で出てきて、確執めいたものをおこすことはけっこうあると思います。

私たちはそういう親を持ち、そういう親とのやり取りの中で人間関係というものを学んできたので、無意識に似たような動作をおこしがちではないでしょうか。
不器用な人の不器用なレッスンを受けてきた私たちもまた、どこか不器用なところが見え隠れしているかもしれません。

先にお話ししたように、そういった不器用さは精神的に余裕のないとき、特に大きく出ることがあるんじゃないかと思います。
実際のところ私の経験上、親とのコミュニケーションがうまくいかなかったときに社員の一斉退社という事件があり、その事件にうろたえた私が取り乱し、さらに親との関係を悪化させたという経緯がありました。

そういう意味においては、私たち後継者・二代目社長としては親との確執が深まるとき、実は他の人間との対人関係が悪化していないかを意識する必要があるような気がします。
そしてそこを正すことで気持ちにゆとりができ、親との関係も落ち着いてくる、という事があるのではないかと思うのですがいかがでしょうか。

誰かと人間関係がうまくいかないときは自分の反応パターンを気にかけてみよう

同族会社の後継者・跡継ぎにとっては、一番近くて遠慮のない関係という事で、親子の関係が過敏に反応し、まるでリトマス試験紙のように私たちの「対人関係における行動パターンの問題」を教えてくれます。
この事を知らずにいると、親との確執に加えて、夫婦や子供、社員との関係がどんどん崩れて「もう勘弁してくれ!」と取り乱してしまいそうになりがちではないでしょうか。
逆に言えば、いろんな人間関係が崩れているという時は、自分が対人関係においてあまり好ましくないパターンを表現している可能性があるのではないでしょうか。
この時に怒りの矛先を他人に向けて、状態を悪化させるパターンは非常に多い。
しかし、自分がおかしなパターンにはまり込んでいないだろうか?という反省をしてみると、すべてがうまく回りだすという経験をする人は多いと思われます。
もし何もかもがうまくいかないとしたら、まずは、親子関係について謙虚に受け入れることから始めることが必要なのかもしれません。

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