先日、あるセミナーで瞑想をする時間がありました。
「大事な人の事を思い浮かべてください」と指示があり、私は父の顔をイメージしました。
私は親の会社を継いだ後継者であり、二代目社長。
一時は親子の確執めいた事態に陥ったりしたこともあり、やはり、父との関係については色々と思うことがありました。
今は少し関係は落ち着いているとはいえ、先代である父はやはり人生において大きな存在であることには違いありません。
そして、その時に思わず浮かんだ言葉があります。
それは、「ごめんなさい」という言葉でした。
かつては、なぜ父が商売人で、自分がそれをつながなければならない環境なのか、と状況をずいぶんと恨んだこともありました。
父に対して、もっと認めてほしいという思いはあれど、まさかごめんなさい、と謝るというのは思ってもみない事でした。
一体その理由はどこにあったのでしょうか。
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親子の経営、事業承継において、親子の確執というのはあるあるな話です。
当然私も経験しています。
会社の事を思い通りにできないとか、自分がやろうとしたことを邪魔されるように感じたとか、いろんなことがあります。
しかし、私はなぜか、瞑想に際して、父に謝りました。
はじめは自分でもその理由がわからず困っていましたが、内省を続けるうちにある結論に近づいていきます。
それは、父の期待に応えられなかった自分に対する、劣等感と罪悪感。
正直なところ、何か新しい経営手法試すとか、新しい戦略とかを打ち立てることもやりたいことの一つでした。
けどそれ以前に、父に認められたかった。
父が思うような形での後継者として、しっかりと独り立ちしたかった、という思いが自分の中にもありました。
けどそれはうまくいかなかった。
だから、期待に沿えず、ごめんなさい、だったのです。
この事を素直に認められたとき、なんだか体の力がすっと抜けるような気がしました。
楽になったとでもいうのでしょうか。
そしてこの話には続きがあります。
この瞑想の後、今度は立場を変えた瞑想を行います。
具体的には、「ごめんなさい」という私を、父の立場から見る、というもの。
その時に、父の立場に立った私はなんと感じたでしょうか?
それは、「ありのままのお前でいい」というもの。
もちろん、リアルの世界ではそうはいかないかもしれません。
口で言うことはまったく違うことも多いと思います。
けど、いろんなバイアスを取り除いたとき、親子という関係の中で子の幸せを望まない親はいないと思います。
子が幸せになってほしいから厳しいことを言ったり、照れや、こじらせがちな性格でつい余計なことを言ったりすることがほとんどだと思います。
プライドや過去のトラウマ、コンプレックスや、社会的な体面など、人が経験や纏ってきた心の鎧を全て取っ払ったとき、ほとんどの親は、生まれたままの子供がいとおしく感じるのではないかと思うのです。
そんな素の父と、素の自分を考えたとき、「ああ、今のままでいいんだ」という不思議な安心感を感じました。
これまで、弱い自分を認めることができず、強がってきた一面はあろうかと思います。
けど、その強がるエネルギーをすこし緩めて、別の場所に使うと、これまで使えなかった力が使えるようになることもあるのではないでしょうか。
今まで、「それはない」と思っていたことにチャレンジできるようになったり、メンツや世間体を気にしてできなかったことに没頭出来たり。
そうして初めて、親の敷いたレールを乗り越えることができるのではないかと思うのです。
ぜひ、そんな世界を覗くため、親に心の中で大丈夫ですので、謝罪をしてみてください。
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