跡継ぎが見ている世界

私達が見ている世界というのは非常に限定的です。
「客観的に見よ」と言われたところで、完ぺきに客観的に物事を見ることは不可能です。
だから、人はそれぞれ違った世界を見ていることになります。

しかし一方で、人はそれぞれ自分が見ている世界こそが真実だと思いがちです。
そこで争いが発生します。
親子の確執のきっかけもそんなところにあるんじゃないでしょうか。

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この図は、『「無理」の構造 ―この世の理不尽さを可視化する』(細谷 功)にあったものですが、わかりやすかったので作り直してみました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

左側は、割とよくある物の見方です。
自分が見えている世界が、すべてだと感じている状態。
自分の周囲は壁に囲まれていて、狭い場所にいるにもかかわらず、
壁の向こうには何もないと感じています。

ガンコな職人さんにありがちかもしれませんね。

一方で右側の図は、ちょっと幽体離脱をして、物事を上から俯瞰した状態。
すると、今まで見えていなかった壁の向こうにも世界が広がっていることがわかります。
これ、壁の中にいると、わからない現実です。

左の世界観の人が、右の世界観の人と話をすると、
右の世界観を持った人の話は理解不能です。もう宇宙人みたいなものです。
逆に、右の世界観の人が、左の世界観の人と話をすると、
視野の狭さにイライラしたり、頑固者!といいたくなってきます。

親子の経営で起こることは、どっちかが左でどっちかが右だったりします。
いえ、問題のジャンルによっては、右左入れ替わることもあります。

 

さて、まったく視点が違う人たちはなかなか分かり合えることが難しいのですが、
どちらかというと右の視点を持つ人は、「きっとこうだろう」ということで
左の視点を持つ人を理解することは可能です。
ですから、右の視点を手に入れおいて損はない、と思います。

Arek SochaによるPixabayからの画像

 

 

 

 

 

では、どうすれば右の視点を手に入れられるか?というコツを私なりに考えてみました。
それは、以下の3つの質問をしてみる、ということです。

物事をやる方法を例えば人から教わったり、本で読んだりすることがあると思います。
また、社内には「常識」と思われていること、業界で常識と思われてることなどあると思います。
その一つ一つに、こう問いかけてみます。

それは本当だろうか?

こういう問いを自分に対して発することで、「自分で考える」癖がつきます。
往々にして人を誘導したい人は、物事を簡略化して伝えるものです。
簡略化して伝えられるとわかった気になりますから、考えずに実践しがちです。
しかしそのバイアスを乗り越えるためには、一度立ち止まって考える必要があるのです。

 

次に、問いたい問いはこういうものです。

もっといい方法はないのか?

というもの。
これも今「あたりまえ」と感じて思考しないことに対するアンチテーゼ。
「これが最善である」と思い込んでいる事の多くは、別の方法を試したことのないものではないでしょうか。
たまたま今の方法がスムーズに導入できたから、最善と思い込んでいるだけで、思い込みの外には別の世界があるのかもしれません。

あとは、ビジネス上の提案であれば、

自分ならどうする?

ということ。
実は、自分が同じ立場で、今の専門知識を持っていたらどうするか?という答えと、
お客様に提案することがずれていることは、意外と多いものです。
それが専門分野であればあるほど、その傾向は高まります。
自分が採用しないものを、お客様にすすめるのはおかしいのですが、業界とか会社の常識に阻まれてそれができないことがけっこうあります。

 

さて、こういった物の見方には人によって癖があります。
その癖を変えていくというのは日々の習慣によります。
その習慣というのはまさに、自分で考えてみる、という習慣です。
考える習慣をつけるには、質問を課す、というごくごくシンプルな考え方ですが、いかんせん実践するのは難しい。
ということで、ぜひ思いだしたときにでも続けてみてください。

少しずつ、変化は感じられるようになってくると思います。

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