後継者として、親の会社に関わっているとき、私たちはとても視野が狭くなっている可能性があります。
それは、経営の目的が、「二代目として評価されること」になっているのではないでしょうか?
となると、わかりやすい評価に傾きがちです。
目の前のそういった目標も大事ですけど、後継者のみなさんの本当の力量はその程度なのでしょうか?
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たとえば、親から引き継いだ会社の売上が年間1億円だったとします。
だから後継者である自分は、1億5千万円くらいまで行けたらいいな……なんていう感じでしょうか。
人は今の立ち位置から現実的なゴールを設定しがちです。
けど、果たしてそれが正当な評価かどうかはわからない、という現実があろうかと思います。
本当は、売り上げ10億円にできるポテンシャルがあるのに、現在の地点をベースにしているから1億5千万円に足止めされることもあるでしょう。
逆に、本来的な実力は8千万円程度なのに、無理して伸長しているケースもあるでしょう。
その場合は、様々なことを根本的に見直す必要があります。
自分に対する自己評価、
自車の組織に対する自己評価、
この辺りを過大・過小評価していることはけっこう多いと思うのです。
じゃあ、どうすればそのことに気付くのでしょうか。
シンプルな方法は、目標イメージを10倍にしてみます。
そのうえで、「もしできるとしたら…?」という問いかけをしてみてイメージをしてみます。
完璧に具体的な形にできなくとも、なんとなく出来そうと感じたならしめたものです。
その時点で、新しいものの味方を獲得したはずです。
逆に、現状が背伸びをし過ぎている場合は、様々なところでほころびができているはずです。
そのほころびの原因は、直接的なものではない可能性があります。
バタフライエフェクトではありませんが、連鎖的に何かが起こる事をイメージして探ってみてください。
私たちは意外と、できることをせきそうもない、と考えている可能性がありますのでご注意を。
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