後継者

後継者トレーニング(4)後継者は予定変更を受入れる柔軟さを

「●●年に、先代から事業承継のバトンを受ける予定だった」
なのに、未だにバトンは渡されない。

後継者がよく悩む内容です。
それはあなたの会社だけかというと、実はそうではなくて、後継者あるあるなのです。
日本中、かなりの中小企業で起こっている現実。

これに対してどう対処すればいいのでしょうか?

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当初の予定通りに後継者へのバトンタッチが行われない。
こういった悩みを吐露する後継者は多いです。
その背景をお話すると長くなるので結論を言いますが、先代は本当は会社を譲りたくないのです。
いつまでも自分が会社の中心でいたい。

その証拠に、特に会社のお金にかかる部分、手放さないんじゃないですか?

どっちにせよ、先代が会社を後継者に譲るというのは、先代的にはあまりメリットはないのです。
仕事も収入も、社会的地位も失うのですから。
得るものは時間かも知れませんが、その時間の過ごし方を仕事以外に持たない中小企業の経営者は、結局隙間を仕事で埋めたくなるのです。
だから、一旦は退いても、復活する社長もメチャクチャ多い。

これにどう対処すればいいか?なんですが、結論から言うと、なにもしない、です。

極端な方法としては、O塚家具さんで行われたように、先代を会社から追い出す、という方法も考えられます。
しかしこれでは会社そのものの傷も大きく、親子間の関係は完全に敵対。
まともな事業承継にはなりにくいでしょう。
どういうことかというと、相手を変えようとするのは諦めたほうがいい、というのが私の考え方です。

であれば、どうすればいいのでしょうか。
まず、なぜ、代替わりを早くしたいのか。
ここを自問自答する必要があるかと思います。
そこにはたとえば、自分の力を発揮しにくいとか、新しいことをやりにくいとか、いろいろあると思います。
そして、先代がいなくなれば自由になる、と思いがちですが、案外そうでもないことも多いのではないでしょうか。

だから、先代を上手く動かす方法を考えればいいのです。
そのためには敵対しては無理。
上手く相手のことを知り、相手が動きたくなる方向性を考える。
これって実は社員のマネジメントも同じですよね?
マネジメントを放棄して、力業で先代を動かそうそいう後継者って、知らず知らずのうちに社員にも同じことやってます。

いざ、先代が決めた事業承継のタイミングが来た時、先代は譲る様子がなかったとしましょう。
「たしか、●●年には譲るって言ってたけどどうしますか?」ぐらいのリマインドはするべきでしょう。
けどきっと「まだお前が未熟だから」とか「機が熟していないから」と言いながら拒否られるでしょう。
その時は、素直にハイといって、今の環境でできることを考えてみてはいかがでしょう。
与えられた環境で頑張るって、実は結構大事だと思います。
経営者は自由に見えて、すべてにおいて自由という事は殆どないと思いますから、こんな経験も後々なにかの糧になるはずです。

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