特定の業種の仕事をしていると、気が付けば業界のしきたりに染まり切ることがあります。
例えばですが、銀行は15時で閉まるという業界の常識がある半面、お客様はそれに不都合を感じています。
企業はDXとかいって、手続きをオンライン化しますが、そこに利便性を感じるお客様もいれば、そうでないお客様もいます。
それが企業の方針と言ってしまえばそれまでですが、自分達の中心的顧客層と会っているのかどうかは検討が必要な部分です。
そのことに気付くには、業界の足並みをそろえる事よりも、お客様の視点を持ち続けることが必要になってきます。
そしてそれは残念ながら、忘れられがちなのです。
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Contents
圧倒的に多い「業界情報」と接触の少ない「顧客のホンネ」
人は頻繁に接する情報に染まっていく
事業承継で親の会社を継ぐ後継者・跡継ぎ・二代目社長は、一般社員以上に仕事に長い時間接します。
少し経験を積むと、社外の業界の集まりや、業界におけるニュースなどにどっぷりとつかることが多いと思います。
常に仕事とそこに関わる情報収集をしていると、毎日、業界情報のシャワーを浴びているかのような状態ではないかと思います。
そして人は、そういった接触の多い情報に強い影響を受けやすいと思います。
すると、その業界の常識が身体にしみついてしまいがちです。
例えば製造業であれば、高い技術力こそが顧客に選ばれる強みである、と考える方が多いかもしれません。
しかし実際のところ、顧客はそれほどの品質を求めていなくて、むしろもう少し安くならないかと考えていることも少なからずあるでしょう。
業界団体であつまると、「あんな海外製の安物、サイアクだよ。お客さんも全くわかってない!」なんて言う愚痴が出るかもしれません。
しかしそれは、お客様の責任ではありません。
お客様がそういう選択をするという事は、お客様に自分たちの製品の価値が伝わっていないという事です。
逆に言うと、お客様を悪者にするなんて、言語道断ではないでしょうか。
自分達のこだわりとお客様のこだわり
こういった話は製造業ばかりではありません。
専門職においてもその傾向があって、自分達はすごく高度なことをやっているのに、お客様はそれを理解してくれない、なんていう話をよく聞きます。
また、自分達の価値はその能力を高めることだという話もよくあります。
勿論それらは大事な事なんですが、それをお客様に見せるかどうかは実は別問題。
お客様の多くは、難しいことを難しくやるよりも、難しいものでも簡単に見せてくれることを望んでいる方が圧倒的に多いのではないでしょうか。
専門家のこだわりと、お客様のこだわりが一致することはあまりないのではないかと思うのです。
つねに純粋な視点を
業界の常識に疑問を持ち続ける
じゃあどうすればいいのでしょうか。
私がおすすめするのは、常に業界の常識に疑いを持つこと。
疑いを持って、できる限りお客様の視点で見て見ること。
実はこの、業界の常識とお客様の常識の間を埋めることができれば、それはかなり大きな差別化になるはずです。
そういう意味でも、しっかりと業界への批判的な視点というのは大事だと思っています。
私たち、リーダー層が業界の常識に染まってしまえば、社員もみんな業界重視になってしまいます。
周囲の流れに飲み込まれないような自我を持つよう努力してみてはいかがでしょうか。
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