朝から晩までびっちり働きづめ。
打ち合わせを次々と入れ、出張を次々入れ、研修会にもたくさん参加する。
そこで知り合った人と飲み会を楽しみ、毎日休む暇もない。
親の会社を事業承継する後継者で、たまにこんな人を見かけます。
私はこういう人を、空白のない人と呼んでいます。
忙しく働くことである意味充実感はあるのですが、行き当たりばったり感が出やすいように思うのです。
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Contents
事業承継の後継者になぜ空白が必要なのか?
忙しいと見えなくなること
親の会社を事業承継する後継者・跡継ぎ・二代目社長は、いろんな悩みを抱えていることが多いと思います。
会社の将来のこと、自分の未来のこと、今の売上や資金繰りのこと、そのほか色んなことがあろうかと思います。
そしてそういった悩みは、なかなか抜け道が見えないものが多く、真正面から取り組むことが難しいものになります。
すると、他の用事、それも自分がこなすことができるようなストレスの比較的少ない用事をたくさん作りがちです。
そうやって時間の空白を埋めることで、「自分はけっこう頑張ってる感」を感じて満足したい、という欲求があるのではないでしょうか。
そうすると、本質的な問題を向き合う時間が無くなります。
実はそれは私たちの無意識が作る巧妙な戦略で、向き合うべき問題と向き合わずにさせようとしているのです。
問題と正面から向き合う
私たちが正面から向き合うべき問題の一つは、たとえば会社をこれからどうしていこうかという事だと思います。
そういった問題には、社会がどう変わっていくかにも影響されますし、そういった社会の変化というのは一般的な中小企業にとってはあまり有り難くないものであることが多い。
そうすると勝ち目がないとなってしまい、もう考えたくもない。
あるいは、グルグル思考のループが回って、結局結論が出ないとなってしまう。
出口のない思考と向き合うのはけっこう大変なことなのは私もよくわかります。
しかし、悲しいかな、そこから目をそらしてみても、何一ついいことはないのです。
時間の空白、心の空白
考える時間を消そうとする習性
人と会う、作業に没頭する、といったほかに、たとえば勉強する、読書する、セミナーを受けるということで空白を埋める場合もあります。
インプットというとすごく前向きに見えるのですが、インプットをすることでアウトプットの時間を減らしているという事もあるのではないでしょうか
考えることが面倒くさいから、とにかく新しい知識を入れようとする。
そういった知識が、もしかしたら今まさに自分にとって必要な知識かもしれない、という幻想に駆られることもあるのではないかと思います。
実はインプットの時間もまた、自分の考えをハッキリさせることを邪魔するためにそう仕向けられている時間と言えるのかもしれません。
隙間を持つ
そこでぜひ試してほしいことが、隙間を持つという事。
たとえば1日5分でもいいので、何もしない、何も見ない、何も読まない時間を作る。
それは社内でボーっとするのもいいし、プライベートの時間で独りで散歩するのでもいい。
車に乗っている時間がそういう時間である、という人もいるかもしれません。
余計なことをせず、頭の中がぐるぐる回っている状態。
これを専門的に言うと、デフォルトモード・ネットワークと言い、実は脳の回転が一番早まっている状態と言います。
この状態では何も考えてない風で、色んなシミュレーションが脳内で行荒れているようです。
するとびっくりするようなアイデアや、閃きが起こることもあるようです。
時間の隙間、そして人との隙間(一人でいる)、社会との隙間(自然の中に身を置く)といった、様々な隙間・空白を持つことを意識してほしいと思います。
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