非常識な後継者50の心得

非常識な後継者50の心得(21)覚悟を決めよう!

行こうか行くまいか、
やろうかやるまいか、
継ごうか継ぐまいか、
そんな事で頭を悩ませる、後継者・跡継ぎ・2代目社長は結構いらっしゃるかと思います。

こういう状況を正当化する言葉が、「自信がないから」というもの。
自信がないからできない、というとなんだかつじつまが合うような気もしてしまいます。
だから自分に対して、「自信がないからできない」と説得してしまう。
そういう前提で、「自信をつけるにはどうすればいいのだろう?」と考えますが、これはちょっと的外れです。

実は前に進むのに、自信なんて必要ないからです。

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自信がないから進めないというもっともらしい理由

無意識に騙されるな!?

人の無意識というのは、その人を守ろうと常に頑張ってくれています。
ただ、個別事情を考慮してくれるわけではないので、けっこうワンパターン。
そのプログラムの基本は、「今までと違うことをさせない」という事で、自分の身体や立場を守ろうとするわけです。

だから、常に最善というわけではない。
少し強い表現をすれば、人が成長するのを阻んでしまうこともしばしばなのです。

そういった無意識は、自分が何か新しいことを始めるとき、ちょっとしたチャレンジをしようとしたとき、その邪魔をしようとします。
なぜならば、「今現在”生きている”という証拠がある、自分にとって安全な行動は、今まで取ったことのある行動」だからです。

ちょっとややこしい表現になったのでもう少しかみ砕いてみます。
今、これを読んでいる方は、どんな状態であれ生存しています。
ということは、これまで自分がとった行動をしていて、「死ななかった」、つまり生きられているという事が実証されているわけです。無意識君的には。
つまり、無意識君は、そうやって安全であろうことだけやりましょう、と訴えます。
それが「新しいことをやり始めない」という事です。

勿論新しいことも、はじめの一歩は大変ですが、やり続けていると無意識君は学習します。
「ああ、この新しい行動も、実は自分を死なせないものなんだ」
と安全確認すると、やってもいい、という許可が下ります。

無意識君はこうやって私たちを足止めする

「面倒くさい」
「不安」
「やる気が起きない」

こんな言葉をよく口にしたりはしていないでしょうか。
私は「面倒くさい」というのがけっこう多かった。
で、一生懸命「やる気を出すにはどうすれば!?」なんて考えたんですけど、どうもそれも違うような気がします。
それは無意識君が、私たちを「危険な未体験ゾーンへ行かないよう」仕向けている感情なのではないでしょうか。

これは生来的に備わっている安全機構。
だからけっこうパワフルなんです。

ところで、後継者の話を伺うと、けっこう自信がない、という話がよく出てきます。
経営するなんて自信がない。
社員の生活まで保障するなんて自信がない。
あれもこれもやらなきゃいけないなんて自信がない。

実はこれも、無意識君があなたの前進、言い換えるならば成長を引き留めているキーワードだとしたらいかがでしょうか。
ずっと自信のない日々を過ごすのか、未知の世界である経営を既知にするのか。
一つの決断がここで必要なのかもしれません。

無意識君(潜在意識)の足止めを解除する方法

未知の危険を既知の危険にしてしまえばいい

では、その感情を克服するにはどうすればいいのでしょうか。

私たちは、見えないものを恐れがちです。
見えないものの恐怖や痛み、それがもたらす結果を過大に評価するからです。
ならば、ある程度、それを既知の状態にしてしまえばいい、というのが一つの考え方ではないでしょうか。

具体的にはこんなステップを踏む方法があります。
まず、やろうと決めたことから起こるリスクをいくつか数え上げてみます。

たとえば、比較的身近な例で考えてみます。
そこそこの年齢のオジサンが、ジムでヨガを始めるとしましょう。
そういう事が気にならない人もいるでしょうが、私にしてみれば、女性ばかりな気がするし、身体が硬いから恥をかきそうな気もします。
そういえば、どんなウェアを着ればいいのだろう。
普通のトレーニングウエアじゃダメなのかな?
また、いやらしい目で女の人を見てるとか思われるのかな…

などなど。
内弁慶な私だったら、こんな心配というか不安が頭の中を駆け巡ると思います。

そうやって一通り、問題になるであろうリスクを書き出した後、一つ一つの自分なりの覚悟を決めていきます。
女性ばかりな場所でも、自分がやりたいなら是非やってみよう。
身体が硬いからと言って、恥じる必要もないし、恥ずかしくても伸びしろしかないと割り切ろう。
ウェアなんて、まずは普通のトレーニングウエアでいいじゃん。
嫌らしい目?まあ、それ、否定できないから、それはそれでいいんじゃない。
なんにしても、本当に辛かったら辞めればいいんだし。

そこまで覚悟すると、面倒くさいという思いがだんだん薄れてくるんです。

覚悟をするとやる気も普通に起こってくる

このように、ネガティブな思いに対して、それを否定するのではなく受け入れて、「まあいいや」と思う方向に気持ちを緩めていく。
そうすると、今まで面倒臭いと思っていたのが、だんだんと薄れて行ったりします。
その結果、だんだんとやる気が湧いてくる。
そんな気持ちを体験することができるかもしれません。

 

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非常識な後継者50の心得(0) はじめに 目次

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