非常識な後継者50の心得(20)反射的な対策をとる前に今の状態を味わおう!

これは後継者に限った話ではないのですが、何か突発的なことが起ったり、
これまであった問題に急に視点をフォーカスしたりすると、
あせってしまい、何も考えることなく行動することがよくあります。

分かりやすい所では、
①売上が思うように上がらない
②営業社員をもっと鼓舞しなければと思う
③発破をかける
といった流れ。

こういった反射的な行動も時にはいいと思いますが、いつもこうだと、問題の本質に触れることができません。
売上が上がらないとすれば、それはそれなりの理由があるはずなのです。

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応急処置の繰り返しをしてないか?を考えてみる

繰り返し起こる問題には理由がある

ある友人の会社では、毎年度末にみんな馬車馬のように働き、年度が明けると三カ月ほど燃え尽き症候群な状態になります。
別の友人の会社では、何年かに一度、使い込みのようなお金にまつわる社員の問題が起こります。
そして私の会社では、かつて社員は5年を過ぎると社員は必ずと言っていいほど辞めていきました。

こういた状況において、たとえば、やっぱり三カ月燃え尽きたなら、そこで発破をかけるというのもアリでしょう。
使い込みがあるなら、使い込みをした社員に何かしらの罰を与えるのもありでしょう。
そして社員が辞めるなら新しい人を入れて心機一転というのもアリでしょう。

けど、これは根本的解決にはなりません。
きっと、また来年も年度替わりに燃え尽きるし、使い込みはおこるし、社員はやめます。
こういったとき、どくどくと出血しているかのような問題であれば、緊急の止血は確かに大事です。
しかし、じっと状況を見て見て、いったい何が起こっているのかを観察することは一方でとても大事なことだと思います。

判断をせずに見る

この時、気をつけたいのが、状況を即座に判断しないこと。
私たちはビジネスにおいて、「即座に判断して対応せよ」という事が正義であるかのように教えられているのではないでしょうか。
そういうことが必要な時は確かにありますが、それをしている以上は反射的な反応で動きがち。
それでは今までと同じ対応になりがちで、同じ対応をする以上は同じ結果しか出てこなくなります。

だから、たびたび同じ問題が繰り返されることに気付いたら、違う反応を試してみる必要があります。
その時に、じっと状況を見て見てほしいのです。
そしていろんなものが目に飛び込んでくるのではないかと思います。
たとえば、ちょっとだらけたムードの社員の姿が気になるかもしれません。
あるいは、なんだか不自然な印象を受ける社員の存在に気付くかもしれません。
もしかしたら、いつもしかめっ面をしている社員を見つけるかもしれません。

その時に、即座にその社員の姿や会社の状況に反応しないで、もうちょっと見つめてみましょう。
この時には、何かを決めつけたり、いけない事とか良いこととかいう判断を差し控えてただ観察をしてみます。
そうすると今まで見えなかった会社の状態がだんだんと理解できてくるはずです。

そもそも、これほどまでに会社の中の人や、仕事や、気の流れを見たことはなかったのではないでしょか。

簡単にできる事はリーダーシップの欠如から

反射的行動は自分を守るシステム

ところで、なぜ反射的行動だとうまく行かないのでしょうか。
その問いに対する私なりの回答はシンプルで、他責にしているという事なのです。
自分の身や立場を守るような行動を私たちは行いがちです。
たとえば、年度初めにやる気を失う社員は、社員自身の問題と考えがちですが、実はそこにマネジメントの問題が潜んでいます。
社員を疲弊させず、一年を通じて充実した仕事をする仕掛けを設計するのがリーダーの仕事。
社員の使い込み問題は、お金の管理を厳正にするという解決策もありますが、それ以上に社員のメンタルの問題を考える必要があるかもしれません。
こうなるとまさにマネジメントの問題と言えるでしょう。
そして5年たつと辞めたがる社員の問題は、上司との人間関係が大きく影響しているはずです。

ある経営者は、社長は「雪が降っても自分の責任」と捉えるべき、と言っています。
なかなかストイックな話ですが、案外前述の話はリーダーが変わることで、状況が改善する可能性は大いにあるのです。
だからこそ、反射的な自分を守る他責マネジメントではなく、じっくりと自分と向き合うマネジメントに移行してほしいと思います。

良い組織をつくるたった一つの方法

一時期とてももてはやされた「ティール組織」という自律型組織の文脈では、リーダーの人間的な成長を越えた組織はつくることができない、と言い切っています。
リーダーの人間的器が、組織の状態を作っていくというのです。
つまりは、リーダーである後継者・跡継ぎ・二代目社長が、人として成長していかなければなりません。
その時に大事なのは、「社員が動かない」とか「社員が問題を起こす」という考えではなく、「自分がどう変われば社員は動くだろうか」という考えにシフトするのがよさそうです。

人は鏡です。
社員が自分の期待通りに動かないとすれば、自分自身がその期待通りに動けていないという事ではないでしょうか。

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非常識な後継者50の心得(0) はじめに 目次

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