非常識な後継者50の心得(22)他人の人生を生きるのはやめよう!

事業承継は誰のためにするのでしょうか?
事業承継は親のためにするものですか?
それともお客様のため?
あるいは社会のために事業承継するという人もいるでしょう。

そういう人たちに問いたいのは、「それでいいのですか?」という事。
このシリーズは「非常識な」という冠をつけてますが、その理由はこういう本音を話したいからです。
私が考える事業承継は、親のためでもなく、自分のためであってほしいと思っています。

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「父のため」というセリフに感じた違和感

事業承継の美談には罠がある!?

時々見かけるドラマや小説にはこんなシーンがあります。
たとえば、道半ばで死亡した先代経営者の遺志を継いで子どもが後継者として頑張る、という話。
自分のやりたいことを犠牲にして…なんて話になると、より涙を誘うかもしれません。

まあエンターテイメントとして楽しむ分にはいいと思いますが、そんな後継者を見ていて、「それでいいんですか?」と問いたい。
私もそうだったんですが、これってとても巧妙に仕組まれた社会のしくみです。
家を継ぐのはその家の子供であり、長男である。
そういう思い込みが世間一般に通っています。
さらに、後継者は自分の思いよりその外側の形を整えることに身を削ることが正義であるという風説。

実はかつては、長男が責任も権利も負うという仕組みがありましたが、今は責任は負うけど権利は他の兄弟と分け合うという不思議なバランス感覚が常識になってきています。
そこで起こるのが、会社を存続させるために頑張ってやっている後継者に対し、いざ先代がなくなり相続が始まると、「社長であるお兄さんが得をしている」なんて言う話が起こります。
相続した自社株を言い値で買うよう兄弟に迫られるなんて言う話もよくあります。

少し話がそれましたが、世間一般のエンタメにおいては、犠牲者が必要で、事業承継のなかで後継者がその犠牲者になることは決して珍しい話ではないのです。

私たちの事業承継は自分で考える

世の中にはいろんな美談の方がありますが、私たちは多くの場合そんな「美談」に自分の人格が吸い取られてはいないでしょうか。
本来自分はこうありたいのに、世間的に求められる自分を演じようとする。
そんな事がけっこうあるんじゃないでしょうか。

私はかつてそういう枠組みの中でいろいろと悩んでいました。

けどある時にふと思ったんです。
親が会社を経営していたからって、自分の人生をそれに合わせて生きなければならないのだろうか?と。
後継者って、家を守る、会社を守る、顧客を守る、という事ばかりが頭にあるんじゃないかと思います。
それって自分の人生をかけてやることになるのでしょうが、そこに納得感があるのか?という問いさえも持つことは少ないのではないでしょうか。
もちろん、家のため、会社のために生きる人生もアリだと思います。
けどそれを意識して生きるのと、そうでないのとは全く別物です。
ただなんとなく、後継者に生まれて事業承継して会社のために尽くすというにはなかなか重い役割ではないかと思うのです。

事業承継を一度自分の枠組みから見てみよう

事業承継を目的にするか、事業承継を手段とするか

事業承継においては、後継者は様々な問題にぶつかります。
先代の理不尽や、部下の不服従、そして組織を動かせないのに責任は持たさるという、手足を縛られたかのような不自由。
そういった状況にあるのも、その意味がわかれば納得できることも、意味が解らなければ納得できない場合もあります。
こういった場合、細かな鬱積がたまっていき、それが爆発するとき親との確執を起こして会社を飛び出したりしがちです。

人間は、悩むほどでもないほどの小さな気がかりでも、積もれば心が重く暗くなるものです。

そこに来て、意味不明な理不尽が積み重なれば耐えられるほどのプレッシャーになることは間違いありません。
こういう時は、心の中にある小さな気がかりを一つ一つ紐解き、対処していく必要があります。

そこで大事なのが意味付けではないかと思っています。
私たちにとっての最終目的地が、事業承継の成功と設定しがちですが、これを
私たちの人生を満たされたものにするための手段の一つが、事業承継の成功としてみるのはいかがでしょうか。
視点における次元が変わってくるのではないでしょうか。

コントロールできる問題に着目しよう!

事業承継における親族継承者となると、なかなかに孤独になりがちです。
孤独な会社の中で、けど自分の人生をその会社に捧げるとなると、なんとも悲劇的な感傷を感じてしまいます。
私に関して言えば、一時期、「なんで、こんな事業をやってる親の元に生まれたのだろう?」と自分の立場を呪いました。
けど、いくら呪ったところで、そういった生まれを変えることは出来ません。
そういう変えられないこと、コントロールできない事に固執するのは得策とは言えません。
逆に、そういった「持っている物」をどう活用するか?という視点がとても大事だと思います。

この境遇をどう活用するのでしょうか。
私たちは、事業承継をどうすれば成功させられるだろうか?
という質問を
私たちは、事業承継というイベントを通して、自分の人生をより豊かなものにするにはどうすればいいだろうか?
に変えるだけでいいのです。

他人の意向の中で生きる人生ではなく、自分の人生の中に何でもかんでも飲み込んでやりましょう。

目次に戻るには、以下から。

非常識な後継者50の心得(0) はじめに 目次

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