非常識な後継者50の心得(15)ポジティブシンキングよりフラットシンキング

後継者・跡継ぎ・二代目社長は、立場上いろんな困難に遭遇しますし、悩むことも多い。
そんな時私たちは世間一般に言われる、「ポジティブシンキング」でなければ、と思いがちです。
しかし私の知っている範囲で、ポジティブシンキングを取り入れているような人も、自然にそうできている人と不自然な人がいます。
後者の不自然な人は次第にポジティブシンキングに慣れていくかというと、ずっと不自然なままの方のほうが多いように感じています。
そしてそういう人は、崩れていってしまいます。

実は、ポジティブシンキングというのは、上手く使えれば強力なスキルですが、一歩間違えれば猛毒なのです。

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ポジティブシンキングの罠

耳障りの良い前向き志向

前向きにとらえる、ポジティブシンキング、世間的にはとてもいいことのように感じられます。
また、引き寄せの法則とか、成功法則とか呼ばれるものは、そういった思考こそが成功を加速させる、成功を呼び寄せる、と説明されています。
しかし、私が見てきた中では、ポジティブに考え、ポジティブな言葉だけを使い、前向きにチャレンジしている人が、いつしか失脚していくケースがいくつかあります。
彼らのポジティブさは、どこか不自然に映ることもありまして、本当のポジティブな人と何が違うのかと考えていた時期があります。

私なりに出した結論は、ネガティブな自分の要素や思考を「見ないようにしてポジティブごっこ」をしている人がポジティブシンキングを徹底すると、どんどん崩れていくのではないかという事です。
もう少し具体的な例を出しましょう。例えば、自分が社会の中で大した実力も自身もない、と思い込んでいる状態で、いくら「上手くいく」とか「ついてる」といったところですでに「自分はダメ」というメッセージが強すぎて、ポジティブ思考に本心からコミットできていないのです。
そういった人は、ポジティブを上塗りすればするほど、ネガティブな自分に気付いてしまうのです。その都度、穴を掘って埋めようとしますが、もうその時点で頭の中はネガティブ思考と、将来の不安でいっぱいになっています。

こういった人が、「コップの水はあと半分もある」といったところで、なくなることを心配しながら言っているのでまったく効果を発揮しないのです。

だけど世の中では、前向きに考えることがあたかも良いことだと捉えられているので、それを推奨される。
自分でもネガティブな思考はいけないものだと決めつけているので、それが沸き上がる自分がそもそもダメなやつと思う。
つまり、ネガティブを否定することで、それから逃れられない自分に対して、批判的に生きていくことになってしまいます。

ポジティブシンキングが自己否定になるカラクリ

そもそも、元々ネガティブな思考を持ちがちだったり、課題発見を得意とする注意力を持っていると、物事の劣った部分が頭に浮かぶたびに自己否定が始まります。
本来ポジティブでありたいと思うのに、ネガティブが湧き上がってくるからです。
こんなことじゃだめだ、とネガティブを振り払い、無理やりポジティブで蓋をする。
この時点で完璧な自己否定ですね。

すると、表面的にはポジティブなんですが、そのポジティブは自己否定で成り立っている。
結果として何が起こるかというと、「自己否定が前提となる現実」を引き寄せるのではないでしょうか。

判断することが諸悪の根源?

起こることが良いか悪いかはその時はわからない

例えば、車が故障して出かける時間が遅くなったとします。
私たちはその事実を「まいったなー」と否定的にとらえるでしょう。
しかしもし故障していなければ、出先で事故を起こしていたかもしれない、と言われれば「故障しててよかった」と思えるかもしれません。

部下が一斉に退職したら普通は困った事態ですが、それを機に、すごくいい部下が補充されるという事もあるかもしれません。
あるいは、ブラックボックス化していた仕事が透明化するチャンスが巡ってきたのかもしれません。

これは一見「ポジティブシンキング」に見えるかもしれませんがそうではありません。
今起こっている事の良し悪しを判断することなど、本来はできないのです。
故障した→最悪だな
社員が辞めた→困ったな
というのは、私たちの稚拙な判断で、もっと大きい視野で見たとき本当は良いことか悪いことかさえもわかりません。

例えばある経営者は、ガンが全身に転移して余命宣告儲けていました。
しかし彼は生き方を変えて、これまでの仕事人生をやめ、奥様と日々旅に出る生活に買えました。
旅行を終えて帰ってきたとき、ガンは消滅していたと言います。
ちょっとここまで行くと突飛な話に聞こえるかもしれませんが、この方はガンが見つかったことで人生を変えて、新たな幸せをつかんだことになります。
今の状況で物事の良しあしを判断するのは早計なのです。

良し悪しが分からないのならば…

日々で会う様々な出来事は、その場で良し悪しが分かるものではありません。
ではどうするかというと、物事をフラットに受け止めることが大事なのです。
たとえば、社員が大量に退職した。
それはいいことでもなく、悪いことでもなく、ただそれが現実に起こっただけです。
そこに感情や判断を乗せることなく、まずは状況を見て、観察し、そして自分がやるべきことをやる。
「災難やなー」とか「アイツら覚えてろよ」なんて考える必要もなく、ただ目の前に現れたやるべきことを粛々とやり続ければいいのです。

ここに自分都合の「こうなったらいいな」という思いを乗せるとポジティブシンキングに振れてしまうのですが、まずは、そういったことを考えず、フラットに現状を観察するにとどめていてください。
そうすると面白いように状況が変化を始めます。

善いこと、悪いことを判断せず、すべてをありのままで受け取る。
ちょっとした訓練ですが、これを行うことで、何が起こっても平常心を保てるようになっていくはずです。

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非常識な後継者50の心得(0) はじめに 目次

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