後継者が成功のサイクルを早める方法 ~許可を得ないとできないことですか?

後継者の傾向として、アイデアはもっているけどリアルに実現している事が少ないという事があります。
それは確かに、先代や古参社員との衝突などもあるかもしれませんが、実はそれだけでないこともしばしばあります。
本人は気づいていない無意識でやっている事なのですが、あえて自分のアイデアを実行しなくていい状況にもっていく傾向がある、といったら言い過ぎでしょうか。
実は私も行動しない言い訳を他人のせいにしていたことがあります。

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後継者の複雑な気持ち やりたいけど、やりたくない

後継者として成果を出したいけど失敗したくない

乙女心ではありませんが、後継者としてはけっこう複雑な思いを抱くことがあります。
それは、会社の後継者として、確固たる成果をだして認められたいという思いと、
失敗して「バカ息子」「ポンコツ二代目」みたいな言葉を浴びせられたくないという思いとの交錯です。

この成功したいけど失敗したくないという思いの拮抗の厄介なところは、「失敗したくない」という抑止力に私たち自身が気づきにくい点にあります。
巧妙に、「失敗するのが怖い」という思いを隠して見えなくしているのです。
その矛先がどこに向かうかというと、たとえば親だったり古参社員だったり、その他の環境だったりするのです。

後継者が親のことを毛嫌いするのは、別の理由もありますが、案外自分が行動しないことを正当化しているスケープゴートになっている場合も多々あります。

成果が出ない最大の理由

後継者として思いはあるし、自分では頑張っているつもりだけど、行動が起こせないという事はけっこうあります。
よく見かけるのは、些細な事でもいちいち先代の許可を得ようとする傾向があったりします。
傍から見れば、そんな小さな事ならわざわざ先代の許可を得なくてもやっちゃえばいいんじゃないの?と思えるようなことにいちいち親の承認をもらおうとするケースが散見されます。
たとえば、会議のやり方とか、営業や商品の勉強会とか、わざわざ先代の許可とサポートを求めなくても「やってみようぜ」というレベルのことではないかと思います。
しかしそんな事にもいちいち先代の許可を得ないとはじめられない人は少なからずいます。

これは恐らく、叱られたくないからとか、上手くいかなかったときの責任をとりたくない(先代がいいと言ったからやったという理由を作る)とか、そんな気持ちが隠れてはいないでしょうか。
さらに深読みするなら、真正面から先代に許可を求めるとどうせダメと言われると見込んで「止めてもらいたくて、親がダメと言ったからやらない」というやらない理由を作るために、わざわざ親の許可を得に行くというケースも少なからずあるように思います。

そして行動の手数はかなり少なくなっており、当然成果が出ない。
失敗しない代わりに、成功もできないというジレンマにはまり込んでいる方が結構いらっしゃいます。

後継者は不安や恐怖との付き合い方を学ぼう

不安を感じながらGOサインを出す

一方で、後継者の方は将来への不安や恐怖を口にされます。
これは当然と言えば当然で、経営なんて言うやった事のないことをやる、という前提に立っているのが後継者。
さらに言うなら、それが間違った方向に行けば、自分だけではなく社員まで路頭に迷わせてしまうかもしれないというほどの重責を担っているわけです。
だから言ってみれば失敗なんてできないんです、っていう気持ちはよくわかります。

ただ、成功というのは小さな失敗の積み重ねの上にしかない、と私は思っています。
つまり、再起不能にならない程度の失敗を重ねることではじめて前に進めるのです。
その先にある不安や恐怖があるのは当然ですが、それを感じて「動かない」か「動いてみる」という選択をするのはあなた自身です。
不安や恐怖に流される必要はありません。
動かなくたって、別の不安や恐怖があるだけなのですから。

大事なのは、不安や恐怖を抱いたまま、それでもGOサイン、つまり前に進むという事が大事だと思います。
いきなり大それたことはできなくてOKです。小さなチャレンジを重ねていけばいいのです。
まずはじめは、いちいち先代の許可を取ながら慎重に進めてきたことを、自分の思いでちょっぴりやりすぎてみてもいいかもしれません。
叱られれば辞めればいいのですから。

不安や恐怖は悪さをしない

あなたが状況に不安や恐怖を感じていようといまいと、同じ行動をとれば同じ結果が手に入ります。
もちろん不安や恐怖で無意識に委縮して、それがない時と全く同じ行動はとれないかもしれませんが、不安を感じながらでも進んでみればそれに応じた結果は手に入ります。
不安や恐怖は、私たちが新しいことをするにあたっての警告アラームです。
今までやったことがないから危ないよ、と言ってるだけです。
それを今までは赤信号と捉えていたかもしれませんが、不安や恐怖との上手い付き合い方は、もちろんケースバイケースではありますが「注意して進め」という事になるのではないかと思います。

だから私たちは、小さなことからでいいのでその不安や恐怖との付き合い方を学んでいく必要があります。
ちょっとだけ不安や恐怖に逆らって前進してみます。
たとえば、いったことのない完全なアウェイ感のあるコミュニティに顔を出してみるとか、これまで行ったことのないようなセミナーに出席してみるとか、気にはなっていたけどやらなかったことのチャレンジしてみるとか。そういったことから心を鍛えていくことで、徐々に大きな不安や恐怖と対峙できるようになっていくと自ずと行動量が増え、結果として成果が見え始めるはずです。

  

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