とかく、親の会社を継ぐ後継者・二代目社長というのは孤独になりがちです。
そもそも経営者は孤独と言いますが、後継者・二代目社長の場合は社会と家族という二つのカテゴリーで孤独になる傾向があるのですからキツイ話です。
しかしそれは、実は「自分は強くなければならない」と歯を食いしばれば食いしばるほど、しんどくなるように思います。
なぜそうなるかをご説明します。
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皆さんは、映画を見られますか?
私はハリウッドのド派手な奴が結構好きです。
ああいうのを見ていると、まあよく人が殺されます。
次々に人が死んでいく中で、死んでもまったく気にならない登場人物と、そうでない人物があるはずです。
たとえば、ビルの守衛さん。
たいてい、侵入を試みた敵に一番初めにやられちゃうのですが、彼の死を悼む人は視聴者のなかには誰もいません。
しかし、もし私が映画監督で、その守衛さんを視聴者の印象に残したいとすると、あることをするだけで多くの人が感情移入するようになります。
それは何かというと、その守衛さんのパーソナリティのわかるシーンを挟めばいいのです。
たとえば、家族との風景だったり、
大事にしている愛犬との絡みだったり、
あるいは自分語りだったり。
なんでもいいので、その人となりを知らせる心を数分はさむだけで、多くの人はその人の死を悼むことになるでしょう。
逆に言えば、映画の登場人物で、まるで背景のように次々死んでいく人たちは、人物像はおろかまともなセリフもないので、その人に感情移入しないので、私たちはそんなエキストラの死をまったく意識しないのです。
これはリアルの世界でも同じです。
たとえば他人が事故に遭ったとしても、一般的な同情はしてもそれ以上の感情は発しないと思います。
しかしそれが、たとえば少し話をしたことがある人であれば、まったく受ける印象は違うはずです。
さて、私たち後継者・二代目社長は、社内でどんな存在でしょうか。
実は私たちは、仕事に対して、リーダーとして、周囲の人間に完璧に見せようとむしろ自分のパーソナリティを前面には出さないようにしていないでしょうか。
自分の弱い部分とか、不完全さが露呈しないように、かなり無理して完ぺきな人物像を演じてはいないでしょうか。
こうなると、社員一人一人にとって、人間性の見えない登場人物になってしまいます。
さすがに雇い主に近いところにいる人ですから、真っ先に殺される名もなき守衛とは印象は違うと思いますが、心の結びつきも限定的ではないかと思います。
後継者・二代目社長は、自分の弱さを社内で出すことがよくない事だと思い込んで、自分の個性を抑えがちだと思うのですが、むしろ逆です。
人間は完ぺきではありえませんから、弱い部分もあって当然です。
であるならば、そこも含めて、一人の人間としてのパーソナリティを表現することで、周囲の人たちは私たちのことを知り、そこで初めて「名前のある一人の登場人物」として認識されるようになります。
社内外で孤独を感じたとき、わざとらしくない形で、弱い部分も含めた自分を表現してみてください。
すると状況は大きく変わるはずです。
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