創業者

『「後継者難倒産」が過去最高水準』の記事を読んで思う事

興味深い記事がありました。

「後継者難倒産」が過去最高水準に、深刻な現状を帝国データバンクが解説(DIAMOND ONLINE)

後継者難倒産というのは、私の知る限りもう20年以上も前から言われていたように思います。
それがいよいよ現実の世界に影を落としているようです。
この問題に、どんな原因があるのでしょうか。

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件の記事の中では、居酒屋や飲食店を複数経営していた「泰広」(福岡県北九州市)と、自動車用の潤滑油を販売していた「ルブテック」(静岡県浜松市)について取り上げられていました。
いずれも創業経営者の死亡・体調不良によるものだという事です。

少し強めの表現をするなら、創業者の個性で興した会社を、創業者が握ったまま終わらせてしまった、という感じでしょうか。
私の個人的な考えとしては、自分の事業、自分の代だけで終わらせる、というのも一つの選択肢だと思っています。
ただ、しまい方は少し考えたほうがよさそうです。

何事も、手を打つのが遅れれば、取れる手は減っていきます。
病気がわかりやすいたとえだと思います。
がんも初期で見つければいろいろ手はあるけど、末期になってしまえば使える手が一つずつ減っていく。

実は事業承継も同じです。
腫瘍のように形あるものではないのでわかりにくいのですが、時間とともに会社を何かが蝕んでいきます。
だから会社を存続させたければ、それなりに手を打たなければいけない。
しかしそのタイミングを逸してしまったのですね。

ここに至った背景には、執着という問題があるのではないでしょうか。
先代の仕事や会社に対する執着。
事業に対する執着。(転身を図れなかった)
そして、ある意味、自分の事だけを考えてきた(考えざるを得なかった)自分への執着。

ただ、それは人として当然持っているものです。
先代や創業者を責めるつもりで書いているわけではなく、彼らは自分の個性で世界に一定の影響を及ぼしてきたわけです。
それはそれでよしとすればいい。
私たち後継世代は私たちの個性を活かすことが大事。
会社という枠組みは、ひとつのパターンで会ってそれがすべてではないと思います。
会社を継ぐにせよ、継がないにせよ、自分を活かして、世界に何かしらの影響を与えることを考えるのが一番じゃないかと思います。
そしてそれをやるにあたって、親から会社を引き継ぐことが大きな財産になるとすれば、それはとても素晴らしいことだと思います。

何だかとりとめのない話になりましたが、今日はこの辺で。

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