効率の時代から本質の時代へ ~親から引き継いだ会社の今後を考えてみる

たぶん、今の若い人に、「国際線の飛行機では後部座席でタバコが吸えた」とか、「病院の待合室にも普通に灰皿があった」とは言うとびっくりするかもしれません。
そういう時代をリアルに知っている私でさえ、今、飛行機や病院の待合室でタバコに火をつける人がいれば、かなりドン引きするんじゃないかと思います。
世の中は知らないうちにかわっていて、気が付けば人はその景色になれてしまっているもののようです。

たまたま、今朝こんな話を耳にしました。
私たちの親世代の子育ては、「母乳で無理して育てなくても、ミルクをあげたほうが楽だし、手っ取り早い」というのが割と大勢を占めたようです。
もちろん母乳にこだわった方もいるようですが、効率を重視し、忙しい当時の日本人にとって、母乳というのはとても非効率だったのかもしれません。
しかし、今の流れは逆に来ていて、母乳の大切さが説かれてと思います。
やはりこんなところにも時代の変化はあり、私たちはそんなはざまに立たされているのかもしれません。

すると、当然、親世代の人とは話が合わないということはよくあることです。

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昭和から平成、令和と来て、世の中は思った以上に変化をしています。
昭和の時代の外食はそれその物がレジャーだったのに対して、だんだんとファミレスの普及で外食は特別なものでなくなりました。そして今に至っては、外食習慣はかなりすたれているように思います。
外食という一つのジャンルに対する一般的な認識がこれだけ変わっているわけですから、当然外食産業も変化していっています。

これは外食という特別なものを、効率を上げて安くすることであまねく大衆に提供できるようにし、その結果逆に外食の持つ価値が下がってしまったという流れがあるかもしれません。
実は多くの製品やサービスが似たような流れを辿っているように思います。
かつて三種の神器という物があって、けどそれを企業努力で効率を上げることで普及させ、誰でも手にできる価格と供給を行った。
結果として、その三種の神器は当たり前のものとなり、神の器という地位から転落してしまい、コモデティ商品となってしまいました。

特に昭和時代は、「外でご飯を食べる」「電化製品の利便性を提供する」という機能が売られた結果、多くのものはギリギリまで値段が下げられ、普及した一方で差別化が難しくなってきました。
今となっては、サブスクが当たり前になり、映画や音楽というコンテンツも一つのものを見たり聞いたりすることに、購買者は失敗のリスクを追うことがなくなったため、非常に安く消費されているよ傾向があるように思います。
これは、BtoBでのビジネスでも同じではないかと思います。
安い部品を大量に作るなかで、値段はと言えば、海外の向上との競争でぎりぎりまで削られていく……。

昭和時代は効率的であることで、安価に大量に作る、売る、という時代だったように思います。
じゃあ令和はどうかというと、私の感覚的には、少量で価値の高い、本物が求められる時代ではないかと思っています。
当然、今までのように「安くて大量に」を求める顧客にはすぐには理解されないかもしれませんが、はじめはわかる人にお付き合いいただくという形になるのかもしれません。
そういった方たちのお付き合いとの中で信頼を重ねることで、次第に、それ以外の普通の人たちにも理解が広まってくるように思います。

だからまずは、私たちの思いの中で、本物志向といえる商品やサービスを検討する必要があるのかもしれません。
親や古参社員を巻き込むのは難しいかもしれないと思う反面、案外こういった「本物志向」が彼らを魅了する一面もあるような気もします。
「大量に」を「少量で」という風に前提を変えてみると、色んな変革を思いつくかもしれません。

それが次第に世の中のスタンダードになる、ということもあるんじゃないでしょうか。
そんなムーブメントを創り出せたら、面白い仕事になりそうですね。

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