「伝える」と「伝わる」の違いを理解すると後継者の立場は劇的に良くなる!?

私達は、コミュニケーションの多くを、「言葉」に頼っています。
しかし一方で、こんな実験もあります。
音声を消したセールスマンと顧客のビデオを見せられた被験者は、かなり早い段階に正確に判断したそうです。
その顧客が、そのセールスマンから商品を買うか否かを。

この実験に限らず「何を話しているかはさほど重要ではないようだ」という研究は意外と多くあります。
もちろん、何を話すかが重要ではないというつもりはありませんが、それだけでは足りないという事ではないでしょうか。
私達がある状態になれば、思いは自然と伝わるようになります。

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私達は、多くの場合、何を話すかは、慎重に考えたりもします。
どういえば伝わるだろうか?
どういう表現がいいのだろうか?
そんな事をああでもない、こうでもないと考えてみます。

後継者として、会社の未来に責任を持たなければならない跡継ぎは、親に対して、社員に対して、自分の思いを伝えるべきシーンがしばしばあります。
この時、多くの後継者は、正しく伝えようと、できるだけかみ砕いて、できるだけわかりやすい言葉を尽くして親や社員に語り掛ける事でしょう。
時には文書や図解にして、自分の考えを伝えようと努力します。

しかし、それは時として、無駄に終わることも少なからずあるのではないでしょうか?
たとえば、今さっき朝礼で話したことを、誰一人尊重している風には見えないとか、
先週話したばっかりのことを、みんな忘れてしまっているかのように振る舞っているとか、
意味は分かっているようだが、そこにコミットした動きに見えないとか。

これ、たぶん、「言葉だけ」で何かを伝えようとしているときに起こりがちなシーンです。
人にとって、言葉というのはあくまで記号です。
その記号は、伝えれば伝わるし、相手は「聞いた」という認識はありますが、その言葉だけで人を動かすのはなかなか難しいシーンが多いのではないでしょうか。

すごく月並みな言い方ですが、そこに熱が乗らないと伝わらないのです。

言葉に熱を乗せるっていうのはどういう事でしょう?
早口でまくし立てるとか?
唾を飛ばしながら大声で話すとか?
身振り手振りを加えて伝えるとか?
そういうことでしょうか?

たぶん、私はそういう事とはちょっと違うと思うのです。

 

たとえば、
「世のため人のためになることをやりたい」
と口にする人は少なからずいると思います。
しかし、その人、本気でそんな風に思ってるんだろうな、と見える人は多くはないと思います。
何が理由かはわからないけど、嘘くさいとか、
本人は嘘を言ってるつもりではないにせよ、本気の思いを感じないとか、
そういう人、結構いらっしゃるんじゃないでしょうか。

 

言葉に熱を込めるというのは、けっこう難しい。
熱いふりをしても白々しいし、
口だけで言っていてもよそよそしいし、
しつこく言い続けるのは言う側が大変。
なかなか演技ではできることではありません。

 

ここで結論めいた話をするなら、自分が信じ、熱中できることができないことは、人に伝わらないという事です。
それはどんなに言葉を駆使しても難しい。
逆に言うなら、人を動かしたいなら、揺るがない自分の思いを持つことが必要になってきます。

この時に少し邪魔になるのが、後継者・跡継ぎにありがちな「自信がない」シンドローム。
後継者って、自信を持てない人がけっこう多い。
けど、良く考えていただきたいのですが、経営に正しいことも間違いもありません。
むしろ、間違いと言われていたことの方が大きな成功につながっていることも多いのが、経営の不思議です。
私達は、親である社長や会長が「正しい」という前提で、自分の能力を評価しがちです。
彼らは経験を武器にしますが、私達が武器にすべきは若さや、経験不足(業界経験の不足は武器です!!)。
なにも、相手の土壌で比較する必要などないのです。

親を見習う部分があるとしたら、たぶん、根拠のない自信でしょう。
彼らは、大した根拠もないことを自信満々で語ります。
だから人がついてくるのです。

私達もまた、根拠なんてなくていい。
自信満々というか、過信するくらいでちょうどいいと思います。

 

この話をまとめるとすれば、こんな対応が考えられそうです。
まずは、後継者として何を信じるのかを明確にしましょう。
一度決めたら、とりあえず信じたふりから始めてみます。
その「信じるもの」は仮でもいいと思います。
しかし、信じたふりをしているうちに違和感が出てくるならば、それはたぶん自分に合ってない物ごとですから捨ててしまってください。
また違う価値観を見つけましょう。

それを繰り返しているうちに、なぜかひかれた価値観の、どの部分に惹かれ、どの部分に違和感を感じるかがわかるようになってきます。
それらの惹かれた部分だけを残していけば、自分オリジナルっぽい信念ができてきます。
これは、1週間やそこらのタイムスパンではないので、少しじっくり取り組む必要はありますが、その歴史があなたの信念に深みを加えていきます。
そんな事を追求していく中で次第に、人と話す内容も、仕草も自然と変わってきているはずです。
そうすれば、無理に伝えようとしなくとも、ビンビン伝わる何かがあなたの中に芽生えてくるのではないでしょうか。

あなたが何をしようとしていて、そこに本気でぶつかろうという姿勢が見えると、人は応援したくなるものです。
もちろん、方針が明確になれば反対者も出てきますが、なにもないまま自分が信じてもいないことを人に指示するよりずっといい環境になるはずです。

 

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Rudy and Peter SkitteriansによるPixabayからの画像

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