あたりまえが変化すると、変わらないものは取り残されていく

ふと思うことがあります。
昨日買った本が、今日には届いている。
これは今となってはかなり当たり前なのですが、ほんの10年前はあり得ないことでした。

本屋さんに取り寄せをお願いして、1週間後くらいに取りに行く。
そんな感じだったと思いますし、そもそも本屋さんに並ばない本は、私たちはその存在を知る由もないわけで。
これは例えば、本のつくり手にとっても、買い手にとっても全く違う世の中が実現しているわけです。

意識しないうちに、世の中は変わっているのです。
そりゃあ、会社の後継者としては、会社だって変えたくなります。

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この変化は、たとえば本の通販を使っている人にとっては「イマドキ当たり前」となりますし、
本の通販を使ったことがない人にとっては、頼んだ本が翌日届くなんて知りもしない話です。

Amazonを使う後継者にとっては、「頼んだ本が翌日届くのは当たり前」
Amazonを使ったことのない先代にとっては、「ネットで本が変える方法があるらしい(自分は使わないけど)」
という認識になるわけです。

大事なのは、双方、見ている世界が違う、ということです。
後継者のみている世界から考えると、今の会社は「遅れている」のです。
時代遅れも甚だしい、という感じでしょう。
しかし、「まあ、そんな世界もあるのかも」程度にしか知らない先代にしてみれば、
「いうほど時代は変わっていない」と思っているわけです。

 

そうすると、現実に対する焦燥感はまったく違うでしょう。
本は頼めば明日には届くという現実が当たり前という世界で生きる後継者と、
本を買う時は本屋に出かけ、欲しい本が店頭になければ1週間後再度店に行くという世界で生きる先代。
そりゃあ、世界の認識がまったく違うのですから、意見など合うはずもありません。

そういった人同士が議論する?
ああ、もう滅茶苦茶になるのは、目に見えてますね。

 

こういった相手を少しずつでも変えたいなら、「バブル期の人たち」をイメージするといいと思います。
え?バブル期はよく知らない?
大丈夫です。
そんなに難しい話ではありません。

バブルの時代、銀行にお金を預けると、5%とか6%とかの金利が付きました。
さらに、郵便局の定額貯金なんてもっと利率が高かった。
こういった、リスクのない金融商品でさえこんなに増えるんだから、リスクのある金融商品だともっと儲かりそうな気がします。
世の中はどんどん上向いている感があるから、バカ高い金利でお金を借りて、ビルを買う人も出てきました。
ビルを貸せばその家賃で、ローンは返せるじゃん、という気がしたのです。

 

普通なら、もう少し慎重になるところですが、当時は猫も杓子も投資(というか投機に近い)をやったわけです。
慣れない株を買ってみたり、不動産やら、いろんなものを買った人がいました。
私の知っている方でも、非常にまじめで堅実な方が、銀行にのせられて買ったビルの後処理に苦労されていました。
何がそうさせたか、というと社会を取り巻くムードです。
世の中、投資しなければ損!とばかりに、煽り立てられていました。
周囲を見ていても、普段はまじめな経営者がこの時ばかりは、土地やら株を買いあさっていた。
じゃあ、俺も、と日頃買わないものを買った人はけっこういました。

 

これがヒントです。

 

何がヒントか、というと人は「周囲の空気」には流されてしまうもの、ということです。
親子の経営で後継者と先代の話が合わないとき、話し合いで解決しようというのが大方のアドバイスです。
しかし、それがうまくいかないことは、あなたは何度も経験していると思います。
ならば方法を変えてみましょう。
親が変わらざるを得ない空気を社内に作ってしまうのです。

あなたの常識を社内に浸透させましょう。

まずは、後継者が社員の信頼をガッツリ得ます。
やり方は、社員一人一人の話を真剣に聞くだけです。
その時に重要なスキルは、『ゴードンメソッド』です。
ゴードン博士の人間関係をよくする本―自分を活かす相手を活かす』という本が出ていますので参考にしてみてください。

そして社員にあなたが見ている常識を何度も伝え、社内に浸透させていきます。
そうすると、先代も変わらずにはおれなくなります。
無意識に、あたかも自分発信のようにあなたの主張を口走るようになるはずです。

 

上手くいかないときは、やり方を変える。

そんな工夫が必要なのかもしれません。

KoLa EntertaimentsによるPixabayからの画像

 

 

 

 

 

 

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