後継者が親の会社を継ぐとき、従業員にこんなことを望んだりはしないでしょうか。
「もっと自発的に動いてほしい」
しかし、自発的に動く、という事を強制しても自発的ではありません。
ここが難しい所なのです。
自発的に動くのを待つ、という事が後継者にとって重要なのではないでしょうか。
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自発的行動を促すため、待つ。
だけど、ギリギリまで待っても動き出さない部下。
仕方なく自分で手を出してしまう。
こういう後継者、けっこう多いと思います。
後継者に限らず、リーダーあるあるですね。
じゃあ、こういう時はどうすればいいのでしょうか。
まず、どこまで待つか、なんですがそこそこ「困ったこと」が起こるまで待つ必要がある場合も多いように思います。
実際に困ったことが起こらないと、人は行動をあらためません。
自発的行動を起こすという事は、そこに責任が伴い、リスクが発生します。
従業員がそういったリスクを乗り越えるには、何かしらのきっかけが必要です。
そのきっかけは大体、「困ったこと」から逃れるためです。
つまり、従業員が困ったことを感じる必要があるわけです。
きっと、後継者・社長・リーダーは、それより前に手を出して、困ったことが起こらないようにすると思います。
しかし、困ったことを起こらせてしまうことも、時には必要な気がします。
後継者・社長・リーダーにとってはかなりはらはらしますし、しりぬぐいが必要なこともあるでしょう。
そういったことも含めて、待てる、という事は大事なのではないかと思います。
しかし、ただ待つ、というと課題意識を持てないことも多いので、
例えば、毎日朝礼で「会社の課題」を上げさせるところまでは強制してもいいかもしれません。
「何が起こっているか?」を知る仕組みを作り、そのうえで放置をしてみる。
かなり勇気のいる行為ですが、後継者・社長・リーダーにとっては、経営者としての器を広げるトレーニングにもなるのかもしれません。
自己責任で試してみていただければ、と思います。
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