後継者が安定を捨てるとき

家業を持つ後継者。
つまり、親が事業を経営する同族企業の子どもは、人知れず苦労をしています。
ある面においては苦労をするんですが、ある面においては楽をしているかもしれません。
一般の社員と違って、親である経営者に物を言えるわけですから。
また、社内に自分をコーチしてくれる人がいないことも多い。
みんな、どこか距離をとりたがりますから。
となると、自分で自分をコーチしなければならないこともありますね。
そんな時、ちょっとだけムリをしてみるっていうのは、けっこう効果があるかもしれません。

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「ブレスト(ブレインストーミング)は、意見が出にくくなってからが本番である」
ある記事の一節です。
たしかに!と思わず膝を打ちました。

ブレインストーミングとは、アイデアをひねり出す会議の方法の一つ。
参加者全員が、次々と何かしらの意見を言う。
その意見一つ一つを評価したり検証せずに、ただ思いつくままバンバン意見を出すわけです。
多少間違っていても、実現不可能でもOK。

そうやって出した意見を、後ほどまとめて検証していくというもの。

だいたいの現場では、そろそろ意見が出てこなくなったな・・・
と思った時点で意見を締め切り、評価に入ったりします。
しかしその記事では、そこからがまさに本番だ、と。
どうせ、すぐに出てくる意見は常識的で、新しいアイデアというには少し物足りないものばかり。
そういった常識的な意見が出きった後、絞り出すステップこそがブレストの重要なポイントだ、と。

 

私自身、こんな経験があります。
ある団体の大規模セミナーのセミナー内容の企画に3年ほど携わりました。
2年目のときに、最高の物ができたと思いました。
だから、3年目はだれかに交代したい。
自分には、あの2年目の物を超えるものはつくれない、と思っていました。

しかし、人繰りがうまくいかず、3年目も担当することになりました。
けっきょく、それなりに満足のいくものができた気がします。
これもまた、限界まで能力を出し切った先に、絞り出すような思いでやったことを覚えています。

 

これが自分の会社の中にいると、そこまでシビアな状況には追い込まれないことが多いのではないでしょうか。
すべてを出し切ってなお、それを上回る、という経験です。
私なんかは小ずるいところがあるので、きっと来年もやると初めからわかってたら2年目はセーブしたと思います。
2年目が最後と思ってやったから思いっきりやったのですが、3年目にそれを超えるという大変な目標が突き付けられて、そこに向かう仕事をしたわけです。
結果はともかくとして、この絞り出す感じ、あとから振り返ると結構快感です。

アイデアとか、実務的なこととか、なんでもそうなんですが限界までやって空っぽになってみる。
次のことは、次のときでいいんじゃない?っていう感覚。
それぐらいの幹事でやってみるといいんじゃないかと思います。
後継者って割とまじめで、安定していて、乱れない人が多いと思うんです。
私含めてね。

そこをちょっと乱れるぐらいやってみるとか、そこまでいかなくてもいつもよりちょっと負荷をかけてみるっていうのは割と大事な選択肢じゃないかと思います。
意図的に不安定になるってどうですか?
やってみると楽しいかもしれませんよ。

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田村の日常

ここ数日間、モヤモヤしたものが自分の中で渦巻いてました。
具体的な理由とかはわからないのですが、なにか動けない時期って時々あります。
そういうとき、今回のブログの内容とは乖離しちゃいますが、休むことが多いです(苦笑)

ちょっと休憩したら、面倒なことから順番にかたずけて行ったりします。
するとちょっとずつ心が晴れていく。
この感じ、結構好きなんですよね(笑)

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