親子の事業承継で、後継者・跡継ぎと先代のギャップを考える

ある二代目経営者のお話を伺いました。その方は74歳とおっしゃいました。
親から会社を引き継いだ時は、日本は空前の好景気。
特に何も考えなくとも、目の前にある仕事をやってさえいれば、次から次へと仕事が増えてきたということです。
今の世代の経営者からみれば、びっくりするような話ですが、氏は当時は経営者の仕事は何一つしていなかった、とおっしゃいました。

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なんだかんだ言って、バブル期までは日本は凸凹はあれど、ひとまずは右肩上がりの経済状況でした。
当時を知る方に言わせれば、普通にやっていれば売り上げは増収増益。経営なんてしなくても、現場実務をこなしてさえいれば会社は成長したんだ、と言います。
そんな中では、従業員への感謝なども忘れていたところもありましたが、それで人が辞めても募集をかければ新しい人はいくらでも来る。そんな状況だったといいます。

では、今の経済情勢はと言えば、人口は初めてマイナスに転じ、感染症による不穏な空気があり、一部の業種を除けばかなり厳しい状況に立たされていると思われます。
何が言いたいかというと、会社の運営の仕方は、バブル前と現在では全く変わっている、ということです。

バブル崩壊以降、経営者の多くはそのことに気付きませんでした。
今を耐えれば、いずれ前のような景気が戻ってくるに違いない。そう考えた人が圧倒的多数だったと思います。
しかしそのような景気回復は見られず、一方でインターネットを基軸とした大きな業種の組み換えがおこったりしました。
かつては三種の神器といわれた家電を量産してきた家電メーカーはだんだんと経営が厳しくなり、一方で、バブル前にはきいたこともないような企業が世界を席巻しています。

今まさに、親子の事業承継で親の会社を継ごうという、後継者・跡継ぎはまさにそんな日本の経済…いえ社会の転換期に会社を任されることになります。
たとえて言うなら、先代の会社を馬車と考えるなら、私たちは時速100Kmを優に超える自動車のハンドルを握るようなものです。
体力や根性で動かしてきた馬車と、微細なテクニックで操る自動車。
求められるスキルも、そこからなされるアウトプットも、まったく違ったものになります。

そこで、私たちは「馬車」を操る方法を教わり、馬車に乗る方法で会社を運営するよう先代から教わります。
自分が握るのは、手綱ではなく、ハンドルだというのに。
後継者にしてみれば、時代遅れだよ、という思いを持つのは当然といえば当然です。

ただ、馬車も自動車も、基本的なところで共通点はあります。
しっかりと前を向いて、道路に注意を向けながら操るという原則はまったく変わりません。

 

私は、親子の事業承継において、その原則は何かと問われると、顧客に何かしらの価値を提供することだと思います。
その価値がどんなものか。
これがまさに、会社の根幹にあるものだと思います。
それをブラッシュアップして提供することに注力していれば、本来は大きく道を外すことはないはずです。

ここで大事なのは、先代は、後継者が車のハンドルを握るなら、そのことを大きな心で受け入れてほしいと思います。
後継者は、色々と新しいことを試したいと思うのですが、そこで起こる責任というものをしっかり受け入れることが大事だと思います。
そういった、それぞれの持つ役割を全うすることで会社というのは、次の世代へ引き継がれていくのではないかと思います。
なぜ、この会社が社会に存在しているのか。
そこだけが先代と後継者が共通でもつべき課題ではないかと思うのですが、いかがでしょうか。

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