後継者・跡継ぎ・二代目社長が親の会社を継ぐにあたって大事なことは何でしょうか。
実は私たちは、あれも、これも、といろんな条件を充足しなければならない、という思いに駆られて「足りないもの」が気になって仕方がない、という状態ではないでしょうか。
確かに経営にはいろんなスキルや知識が必要で、学ぶことはたくさんあります。
しかし、すべての経営者がそれらをすべてクリアしているわけではありません。財務諸表を読めない社長もいれば、マネジメントができない社長もいます。
では一体何が必要なのでしょうか。
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まず結論からお話しします。
「買収起業」完全マニュアル ベンチャー立上げリスクを回避する「新・起業法」(ウォーカー・デイベル )によると、
データによると、成功するために必要な第一の特徴はこのリストには入っていないのだ。それは職務記述書(ジョブディスクリプション)や履歴書に書くようなスキルではない。成功のカギは、どのように働くか、何をするかよりも、どのように考えるかにある。
自社のリーダーとして成功するための第一歩は、まず何よりCEOのように考えることだ。
としています。
つまり、データ上、一般的に言われている経営者の資質(たとえば、決断力や自信、楽観性や完ぺき主義、社交性などとかいう一般的に言われる経営者がもつべきものと言われているもの)と、経営上の成功はあまり相関関係が見いだせなかったようです。それよりも大事なのは、心構えというか、私なりに言い換えれば起こっていることをどう解釈するかが大事、と言っているように思えます。
CEOのように考えるというのは、そういう立場で物を見るということだと私は感じます。
実は、後継者・跡継ぎ・二代目社長が、他の社員さんと比べて仕事の上達が早いことが多いのはまさに、「いずれ自分がこの会社を経営する」という自覚があるからではないかと思うのです。
社員が目指すところは、「仕事を上手にこなすこと」というのが一般的ではないかと思うのですが、私たち後継者・跡継ぎ・二代目社長は単に個人プレイとして自分の仕事をこなしたところで、それは自分がやるべきことの一部でしかありません。会社の大きさにもよりますが、そこそこの規模の会社であればむしろ実務から離れる方向感を持つ必要があるわけです。これがまさに、CEOのように考える(あるいはCEOとして振る舞う)ということなのではないかと思います。
そういう意味では、後継者・跡継ぎ・二代目社長の多くはすでにその自覚を持っているわけですから、そこそこ優位な状況にいるわけです。同族企業の多くが後継者に親族を指名する理由の一部は、こう言った「自覚」の部分があるように思います。特に、創業社長は人に仕事を任せるのがうまくない人が多いので、生え抜きの社員で自立心を持てる人はあまりいないことが多いと思います。そういった環境下で、もっともCEOのように考えることができるのは、子どもである後継者・跡継ぎ・二代目社長であることが多いのではないでしょうか。
だから、劣等感を持つ必要はないと思います。
もちろん足りないスキルや知識はあろうかと思いますが、それはつどつど身につけていけばいいと思いますし、それらはあるていど後追いでも大丈夫です。ただ、CEOのように考えるという自覚はなかなか身につくものではありません。それは私たちが子どものころから感じていた「なんとなく、家業だから継がなきゃならないんだろうな」というものではないかと思います。そこがスタートでOKじゃないでしょうか。
自分がダメだという思いは、この際捨ててしまって、自分の持っているものを意識してみてはいかがでしょうか。
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