後継者が目指したい「両利きの経営」

「両利きの経営」という言葉、聞いたことはありますか?
簡単に言うと、両利きというのは「深化」と「探索」という二つの方向性があります。
深化は、従来のビジネスをより磨く。探索というのは新しい世界を開拓していくというもの。
これらを両立させて動かしていくというのが両利きの経営です。

ちょうど後継者・跡継ぎ・二代目社長が会社を預かる時期というのは、先代が作り上げてきたビジネスがだんだんと社会から乖離していく状況というのがありがちです。後継者・跡継ぎ・二代目社長としてはどんどん新しいことを探求しなければならない、という思いが強いのですが、理想的なのは元の事業も磨きつつ、新しい事業に手を伸ばすというのがスタンフォード大、ハーバード大の教授が導いた正解なのだそうです。

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親と子、既存社員と後継者。
ありがちなのがこういったところで起こる確執です。
ただ、そもそも進もうとする方向が若干違うから、確執は当たり前と言っても過言ではないかもしれません。
親である先代は恐らく、冒頭の話で言うところの「深化」に強い関心を持っているのではないかと思います。既存事業を磨き深める。
そして多くの従業員たちは、そのことになれているということもあるし、先代との関係性もあって、「深化」派なわけです。

しかし一方で、後継者・跡継ぎ・二代目社長はといえば、「深化」のフィールドで自分の活躍できる範囲は限定的だと感じているのではないかと思います。
そうなると、「探索」という新天地を求めて動くことが多いと思います。深化と探索というのは相いれない行動ですから、その間には溝ができます。
すでにビジネスとしている「深化」は、今は比較的安定的に利益を生んでいますから、会社の動力源ともいえるでしょう。しかし、あと10年、20年という単位の風雪に晒された時、それがビジネスとして成立し続けるかどうかは怪しいのかもしれません。
一方、探索はすぐには身にはならないことが多いでしょう。ということはすなわち、会社のお金を浪費しているように見えるかもしれません。「深化」派としては、自分達が稼いだ利益を「探索」派が浪費していることが気になって仕方がありません。するとそこにやはりまた溝が深まっていく可能性があります。

先代と後継者との溝というのは、こういった表面的な戦略の違いだけではないのですが、わかりやすい構図としてこんなことがあろうかと思います。

 

さて、どうしても中小企業の現場においては、「どっちが正しいか?」という議論がなされがちですが、偉い大学の先生は「両方同時進行が必要である」といっています。つまり、先代派も後継者派もある意味どちらも正しいということになるわけです。

ところで、こういった「両利き」を目指すにおいて、リーダーシップの5カ条としてこんなものがあります。

①心に訴えかける戦略的抱負を示して、幹部チームを巻き込む。
②どこに探索と深化との緊張関係を持たせるかを明確に選定する。
③幹部チーム間の対立に向き合い、葛藤から学び、事業間のバランスを図る。
④「一貫して矛盾する」リーダーシップ行動を実践する。
⑤探索事業や深化事業についての議論や意思決定の実践に時間を割く。

両利きの経営―「二兎を追う」戦略が未来を切り拓く(チャールズ・A・オライリー, マイケル・L・タッシュマン)

これを見ると、後継者・跡継ぎ・二代目社長は、幹部チームの心を動かし、探索と深化のバランスを考え、それらの対立をしっかりと認識し、それぞれのチームにまったく違ったリーダーシップを発揮し、間を取り持つようなふるまいが必要になってくるようです。

これ、大変な事なんですが、できるできないかはともかくとして、こんな大事な教訓があるような気がします。
「会社の中で、先代が正しいか自分が正しいかではなく、それらの意見をすべて含めて会社の動きとする」ようアレンジすることが必要なのではないでしょうか。

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