経営に縦筋を通す

ある勉強会でこんなことを学びました。
経営の「経」という文字は時代が変わっても変わることのない、「理」や「道」を表しており、「営」という文字は、時代に応じて変えていく「技」や「術」をあらわすと。

このことを吉田行宏氏の提唱する、アイスバーグ理論に当てはめると私たち後継者が何を引き継ぐべきかがわかりやすくなるのではないかと思います。

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吉田行宏氏が提唱するアイスバーグモデルを簡単に説明すると、以下の図を見ていただくのがわかりやすいと思います。
一定の成果の背景には、能力やスキルが必要で、能力やスキルを作るのは振る舞いや習慣、行動によります。そしてこういった行動を奮い立たせるのが最下層にある想いです。

アイスバーグモデルというのは、目に見える結果というのは人間の営みのごくわずかな部分であって、その結果に至るは池にはより大きな要素があって、その結果を導く起点にあるのは想いである、という考え方にのっとっています。

『成長マインドセット』吉田行宏 より

 

このアイスバーグモデルは主に、個人を対象にした形ですが企業に対しても十分応用可能だと思います。

先ほど説明した「経」に当たる不変の部分が、最下層の意識・想い・人生哲学です。
そして、「営」に当たる部分は、ふるまいや、能力・スキルに当たるのではないか、と私は考えています。

つまり、根底にある企業理念の実現を私たちは引き継ぎ、その手段については、時代の変化に応じて変えていってもいいと考えられそうです。

しかし、幸か不幸か私たちが先代と交わす会話の多くは、案外「能力・スキル」だったり、「ふるまい・習慣・行動」といった部分ばかりではないでしょうか。あるいは、そんなところもすっ飛ばして「結果」ばかりに視点がいっているかもしれません。日本全体が成長基調の時はそれでもうまく言っていたのかもしれませんが、今の時代はなかなかそうもいかないようにも思えます。行動すれば結果が出た先代の時代と、ただ行動するだけでは結果が出にくい現在とのギャップがあるうえでの世代交代というのはなかなかに複雑です。

それでも、何代も続いていた企業というのは、成文化されているかどうかにかかわらず、何かしらの想いを持っていたように思います。一方、先代が一代で築いた事業というのはそれがなかなか見えにくくもあるのですが、先代も意識しない形で結果としてある一定の想いが根底に流れていたな、ということが結構あるようにも思います。後継者が引き継ぐとしたらそういった部分が大事なんだろうな、と思います。

さて、世の中には便利なものがあって、ミッション・経営理念のテンプレートみたいなものがあります。

「私たちは[価値提供]によって[市場]における、[問題を取り除きます/生活向上させます]」

[ ]の中を皆さんの会社独自のものを入力するだけでそこそこちゃんとしたミッションが出来上がります。これを見てわかるように、どんな企業も基本的には、世の中の幸せを増やしていくということが役割です。その内容をどこまで具体的にするかは各企業の判断ですが、方向性は基本的に同じ結論になると考えていいのではないかと思います。

ところで、こういったミッション・経営理念ですが、たんなる言葉だけでは軽すぎて、誰もこれを重くは扱いません。少なくとも、後継者自身が自分の中に腹落ちさせる必要があります。しかし、いくら腹落ちさせよといってもなかなか難しい話で、多くの経営理念が飾り物で終わっているのは経営者自身がそれにコミットできていないからです。なかなかすぐにはなじまない部分もあろうかと思いますが、少なくとも、「世の中にどんな役に立てるのか」という問いを持ち続けることから始めるのがいいのかもしれません。

イチローは、小学生のころに「プロ野球選手になる」という想いを持ち、世界のトッププレイヤーになりました。彼が「楽しく草野球を楽しめればいい」という想いしか持たなければ、あんなふうに離れなかったと思います。では私たちはどんな思いを持つのでしょうか。何をするとか、どうするの前に、どうなりたいかを考えるのは結構難しくもあり楽しくもある作業です。

親の会社を継ぐに際して、親はどんな思いをもって仕事と向き合ってきたのかを推察し、自分はそれを受けてどう生きていこうか、等という問いを持って仕事に当たることで、何かヒントをつかめることもあるかもしれません。

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