後継者が会社がに行くのがイヤな時、小さな喜びを無視していないかを意識してみよう

後継者の多くは、親の会社に行くのがイヤになる事があります。あの、トヨタの社長豊田章男氏も「三回、本気でやめようと思った」ということを言っているようです。
会社に行くのがイヤだ、家業の仕事がイヤだ、なんて思いだすとそんな自分への自己嫌悪が始まります。会社の後継者という立場の自分がそんなことではどうしようもない、と。挙句の果てに自分の価値さえがないかのように思えて、どんどんどんどん嫌な側面ばかりを見るようになってしまいます。

そこでやめてしまうのも確かに一考なんですが、そうするといつまでも継ぐことができなかった劣等感や、親の期待を裏切った敵な罪悪感を持ち越してしまうこともありそうです。
そんな重荷を背負うのもなんだかもったいないので、ちょっとだけ立ちどまって考えてみてはいかがでしょうか。

 

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「イヤ」という感情はけっこう強くって、一度それが自分の心の中を覆い始めると、何でもかんでもイヤに感じてしまいがちです。というか、一度「イヤ」という感情が沸き上がると、「イヤ」を検知するセンサーの感度が滅茶苦茶アップするんじゃないかと思います。そんな時は、仕事の中で味わう小さな喜びなんて消し飛んでしまう勢いで、気持ちの中に暗雲を立ち込めさせます。楽しい気分は一瞬で消え去りますが、重い気分はちょっとやそっとで消えないことが多いと思います。これは恐らく人間の危機察知能力で、ネガティブなことほど強く反応して、そういったところに立ち入らないように自分の事を制止しようとしてるんじゃないでしょうか。

そんな本能に少しだけ逆らって、日々の仕事や生活の中で体験する小さな喜びに注目してみる日を作ってみてほしいと思います。たとえば、私は営業という人に価値観を改めさせようという行為はあまり好きではありません。その一方で、何かのきっかけでお客様から相談を受ければ、できる限り役に立ちたいと思いますし、わずかばかりでも役立つことができたときにはちょっとした喜びを感じることがあります。たとえば、営業に10のステップがあるとして、そのうちの9のステップはイヤでも一つのステップで、仕事をやっている充実感を味わえる、喜びを味わえるとしたら、たぶんそのことは自分の認識の中には残っていないんじゃないかと思います。9のステップがイヤだから、営業は嫌い、という認識で1つの喜びは捨ててしまっているんじゃないかと思います。

まあその1つの喜びがモチベーションとなって、9のステップを克服できるようになるくらい大きな喜びだったりすると理想的ですね。だとしたら、そのわずかな喜びを大きくクローズアップしてみてはいかがでしょうか。「ああ、あの感じ、けっこうよかったな」と心に再現してみてください。忘れていた喜びをかみしめてみます。

ただその喜びを思い出しても、さほどモチベーションにつながらないとしたら、いろんな仕事にちりばめられている小さな喜びに着目してみます。ああ、今日は社員の人たちの一体感を感じて楽しかったな、とか、今日はスケジュールが一杯で大変だったけど気持ちよくすべてこなせてよかったな、とか。一塊の仕事を好きとか嫌いとかいうよりも、仕事を因数分解して小さなパーツでとらえてその一つ一つを評価してみる。そうすると今まで気づかなかった、「自分がイヤだと思っているのはどんなことなのか」が明確になってくるのではないかと思います。たとえば、営業の仕事がイヤと思っていたと思ったのだけど、営業その物がイヤというより、お客様から断られることが精神的な苦痛だとわかるかもしれません。

であれば、断られない営業、たとえば欲しい人が連絡をくれる仕組みを構築するという対処をすることで、楽しい仕事だけを残すことができるかもしれません。あるいは、お客様からの断りを極端に精神的なダメージに感じるのは、自己肯定感の低さに起因するものかもしれません。それを修正していくのはなかなかの長期戦かもしれませんが、案外お客様との距離を縮めると断り文句も言うほどダメージを受けにくくなったりすることもあります。後継者ってまじめなんで、なんでもまじめに受け取りがちなんですね。

会社に行くと、嫌なことが9割であったとしても、1割くらいは嬉しいこと、楽しいこともあります。そしてその嬉しいこと、楽しいことっていうのは、一番イヤな事の陰に隠れていることがけっこうあります。まずはその嬉しいこと、楽しいことをコレクションして、それを大きくクローズアップするようなビジネスモデルを作れると、これはなかなか面白い会社ができてくるかもしれません。いろんなことはあるかと思うのですが、隠れてる好きなことを一度見つめ直してみてはいかがでしょうか。何かの気づきを得られるかもしれません。

 

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