後継者・二代目社長が「他人を変えよう」と思い始めるとはまる泥沼

何度か取り上げたことのあるテーマですが、セミナーなどで後継者・二代目社長の立場の方の望みを聞くと、人を思い通りに操りたい、という要望を伺うことがあります。親のことや社員のことや、家族のことなど。日ごろ思い通りにいかないものを、何とか自分の思い通りに動かしたいと思うのです。

実は私も、親子の確執などの問題を解消するために、はじめは「親を思い通りに動かすにはどうすればいいか?」「親である先代が後継者・二代目社長にとって都合よく動いてくれるにはどうするか?」あるいは、親や社内の抵抗勢力を排除するにはどうすればいいかを考え始めました。参考になる情報もないわけではないのですが、大事なのはそこではないことに気づきました。

 

 

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とかく私たちは、周囲を変えたいと思います。自分の望む世界があって、そこに近づくためには、周囲の人たち、後継者・二代目社長からみると親である先代や従業員が思い通り動いてくれることが大事、と考えがちです。私もそう思っていたし、そうできる方法を多くの後継者・二代目社長にお届けしたいといろいろ探求してきました。しかし、実はそれでは何も解決しないことがわかりました。

おもに二つの理由が考えられます。まず一つ目の理由としては、周囲が自分の言う通り動くということは、自分が常に正しくなくてはならない、ということです。会社経営に関しても、その他の人間関係についても、周囲が自分の言う通り動くということは、何をどうするかはすべて自分が決めなくてはなりません。重大な決断から、細かい現場レベルの判断まで。自分がすべてを決める日登用が出てきます。

しかし現実にはそんなことは不可能です。だから、長である私たちは、自分の村の民が間違った行動をしたとき、それを糾弾し、罰するようになります。こうなると、歴史が証明しているようにそのコミュニティは機能しなくなり、クーデターが起こります。実は、後継者・二代目社長で社内クーデターや会社の分裂をけいけんしたひとがおおいのは、おそらくそんなメンタリティから起こるのではないかと思うのです。会社という私たちの帝国は、内部崩壊を始めます。

二つ目の理由としては、自分の周囲がイエスマンばかりになってしまうと、私たち後継者・二代目社長の人間的成長はそこで止まります。つまり、同じ過ちを延々と繰り返すということです。往々にして社内の人間関係がうまく言っていないとき、プライベートの人間関係もうまくいかなくなることが多いと思います。例えば夫婦関係や子供との関係に問題が起こっている時、実は会社や仕事上の人間関係で起こっている人間関係の問題も同時に起こっていたりします。具体的に言うと離婚問題やお子さんの不登校やメンタル疾患などです。それもそのはずで、自分というプログラムが人間関係という社会のプログラムに影響を与えているわけですから、それは公もプライベートも同じように関係性に悪さをし始めるのです。

そうなると、自分自身が変化をする以外、自分の周囲に調和を取り戻すことは不可能と考えられます。

 

自分以外の周囲を変えることで、自分の居心地を良くしようという思いを探求されるなら止はしません。しかし、私の知る限り、そこを突き進んで本当に幸せな人生を歩んだ人はいません。もちろん、自分を変えろというのは、周囲に迎合せよというつもりはありません。自分の根本的な部分は自分のままでいいのですが、自分と違うものも受け入れ、活かすということを覚えればいいだけです。異質なものをつぶそうとするのではなく、異質なものを取り込んだうえで自分らしさを表現すればいいのです。

もちろん、口で言うほど簡単ではないことはわかっています。ただ、思考をそちらのベクトルに合わせるだけで、たったそれだけで、いろんなことがいつもと違うように感じ取れる場合もあるようです。とにかく周囲を自分にひれ伏せさせようという思考から、彼らは彼らの持ち味を活かせばいい、と許容する思考に変えるだけで新しい世界が見えてくるはずです。

もし、ほんの少しでも関心がおこったら、ちょっとだけ思考のベクトルを転換してみてはいかがでしょうか。

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