後継者・二代目社長が周囲の人たちの内面を理解するためのヒント~感情的な親のプロファイリング

ある後継者の方は、両親とともに仕事をしていて、親の行動が今一つ見えないといいます。
具体的状況はこんな感じです。
創業者であるお父様はあまり会社や家にいなくて、社外をフラフラしてどこに行ってるかよくわからない。仕入れなどの人脈作りだということにはなっているものの、その成果は今一つ見えない。そんな中、母親が会社のことを切り盛りしていて、会社の売上や数字の管理から経理そのたを一手に引き受けていていつも忙しそう。
そこに入った後継者は、いつも母親からほとんどヒステリーのような罵声を浴びせかけられるということがあるようです。
後継者にしてみたら、母親をどう扱っていいかわからない。
さて、どうすればいいのでしょうか。

 

 

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この時に気をつけたいのが、母親がなぜそんな状態になっているかを考えみることにあるように私は思います。冒頭の事例であれば会社を始めた父は無責任にも、ほとんど会社に関わることなく外をフラフラしているわけです。一方で母親は会社に縛り付けられているかのように会社のことで大忙し。詳しく話を聞いてみると、その母親をねぎらってくれる人は誰一人いないのです。一生懸命会社を運営しても、社長である父親の手柄のようになってしまっているわけで、それを父親が内助の功ということで母親をねぎらっていればそれなりにバランスはとれたのかもしれませんが、父親はそういうそぶりを見せない。そんな母親のフラストレーションが、後継者にぶつけられている可能性はあるような気もします。

この場合、いくつかの問題が考えられます。そもそも会社に居つかないお父様は、なぜ会社から距離をとろうとするのか、ということ。そして母親を癒すのは誰なのか、ということ。この二つのどちらかが解決できると後継者の置かれた状況は少し変わってくるかもしれません。もちろん、後継者自身にも問題があることは多くの場合間違いありませんから、後継者は後継者でそのことを直視していく必要があります。

たとえば、冒頭のケースだとこのような状況であることが推測されます。

まず、父はなぜか会社や家にいたくない理由があると考えられます。もっともありそうなのは母親とのコミュニケーションがうまくいっていない可能性です。母親は後継者に少しヒステリックに接しているようですが、父に対してもちょっと癖のあるコミュニケーションをとっている可能性があります。その原因はこれも推測ですが、父がこれまで母の話をきちんと聞こうとしなかった可能性があります。聞いているふりはしているけど聞き入れていな、受け入れていない、という状態。今や会社を切り盛りしているの母なのに、会社の運営に対して母を尊重することなく、自分がこだわる点ばかり主張して母を困らせている可能性があります。あるいは見えないところで、母は後継者の事を父に相談しているかもしれませんが、父は母の態度が後継者を萎縮させていると考えているかもしれません。

まあこれは推測レベルの話なので言い切ることはできませんが、可能性としてはけっこうありそうな話です。母親は父に対して、父が思うことを自分がやっているというのに父は自分をねぎらってくれないし、認めてもくれない。その行き場のない思いを感情的に後継者にぶつけている可能性はありそうです。

じゃあ後継者は何の問題もないのか、というと恐らく後継者は後継者で母のターゲットになる理由がそこにはあるはずです。少し論理的に考えると、後継者がしっかりして、母の仕事をしっかりと覚えてくれれば母は楽になるという思いがあると思われます。早く成長しなさい、ということです。ただ仕事における技術や知識については一定程度の時間がかかることはありますが、態度として胸を張れるようになりなさい、という思いが強いように感じられます。その後継者は、実際に少しおどおどしたところがあります。母としたら、どっしり構えて「まかせてくれ」と言ってほしい一面があるのではないかと考えられます。そのうえで、母をねぎらってほしいのではないでしょうか。私の考えでは、母親は父親の代わりを後継者にしてもらいたいと思っているので、どっしり構え、母をねぎらい、自分が母のために頑張るよ、という姿勢を見せてほしいという希望がキツク当たる裏にはあるように感じられます。

さてこのようなプロファイリングはあくまで仮説です。あとは現場でいろいろと試しながら、そのフィードバックの意味を考えながら、動いていくことになるわけです。ここでちょっとした疑問が沸き上がってきます。「なんで、そんな事に頭を悩ませなければならないのか?」という憤りです。けどこれは私は、後継者自身が成長するためのいわば学習プログラムだと考えています。母親の暴言、父の無関心、そう言う環境の中にいる自分がどう変化を起こせば自分の周囲の世界が変わるのか、ということを試すためのレッスンです。この後継者はきっと、母親が自分にキツく当たることを母親のせいではなく、自分の問題と捉え直すことで一気に成長できるはずです。その成長が社内におけるリーダーシップにつながってくる、と私は信じています。

結論めいたことをお話しすると、この事例、後継者は母親の労をねぎらうことができるような、母親の感情に動じない信念を明確にすることで問題はかなり改善されると考えられそうです。周囲の言葉や感情から逃げず正面から受け取ることが今大事なことなのではないか、と私は考えています。

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