親子の事業承継で親が代表に返り咲くとき後継者は会社を去る?

このところたまに見かける風景があります。
それは、一旦、後継者(創業者の子息・子女)が代表に就任したにもかかわらず、2~3年の間に会社のホームページからひっそりとその名前が消されてしまったケース。
せんだっては、ある手紙が届き、「後継者ともめて、後継者は独立した。自分の仕事については後継者の携帯には電話をかけないよう」念押しするような内容でした。

なぜこのようなことが起こるのでしょうか。

 

 

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一旦は、後継者に代を譲ったものの、わずか数年で先代が返り咲き。
あるいは、全く違った人間が代表を務める。
あれっと思うのですが、結構よくある話です。

じゃあその時に後継者はどうするかといえば、たいていは親の会社を後にしていることでしょう。

あるケースでは、同業他社ではトップクラスの規模の会社で、非常にまじめな後継者がその会社の後を継ぎました。
その会社の先代のことは私もよく存じ上げていたのですが、独創的で、勢いのある方なので敵も結構多いタイプでした。社内での様子はよく走りませんが、社外の付き合いでそのアクの強さがにじみ出ているくらいですから、社内では結構な存在感だったのではないかと想像します。そんな会社のリーダーが会長に退き、後継者にバトンタッチすると聞いた時には少し驚いたものです。

後継者はピカピカの優等生タイプで、あるコンベンションで登壇している姿を見かけましたが、型通りの受けごたえに少しまじめすぎる印象を受けました。

ここからは想像ですが、お父様はちょっとダーティーな仕事のとり方もいとわない人です。業績のためなら、多少のモラルの悪化はやむを得ないというタイプ。一方後継者は、想像するにそういったことはあまり好まず、クリーンな仕事を心がけるタイプです。地方都市の会社なので、割と本気で地方創生なんてことも考えていたように思います。

このあたり、当事者はよくわかると思うのですが、親はバリバリの昭和的価値観。多少グレーなことをやってでも業績を伸ばせ、という思いが強いケースが多い。一にも二にも業績で、それ以外のことは後回し。後継者はそれでは将来にいろんな地雷を残すことになるので、今のうちにきれいにしておきたいという思いが強いと思います。まずこのあたりの路線で激しい衝突が予想されます。

また、おそらくですが、先代は会長に退いたとしても、結構口出ししたのではないかということは想像できます。あるいは後継者はそこに先代がいるので、先代を当てにしていたという逆のケースもあります。なんにせよ、お互いが依存しやすい環境の中で、それがうっとうしくなってきたタイミングというのがあるのでしょう。親にしてみれば、自分の望み通り会社が動かないことにいら立ち、後継者にしてみれば、自分の思うようにできないことのフラストレーションがたまります。自分は社長で、いろんな保証人の印鑑を押さされたのに・・・という思いが募ってきます。それが沸点に達したとき、けんか別れに近い形で会社を出ていく。これが私が想像する、先代返り咲き、あるいは後継者放逐のストーリーです。

こういったことが起こる背景には、先代が「手放す」ということを学んでいないケースがあったり、後継者が「覚悟」をできていないケースもあるでしょう。ただ、最悪のけんか別れに至るまでにできることは全くないはずはないでしょう。

ここで大事なことは、双方が「相手が自分の思った通りに動く」という前提というか思い込みを持っていることです。もう少し突っ込んで言うと、相手はこうあるべきだという思い込みが強いのです。そして現実はその通りに行かないから怒りが沸き上がり、結果として冷静に話し合うこともできずにけんか別れとなってしまうのです。

解決策としては、双方、あるいはどちらかが、「相手はこうあるべき」という思い込みを捨てることです。現状をそのまま受け入れて、そのうえで自分ができることに集中すればいいのです。それだけで状況は一変するはずです。もし、そんな危機が迫っているならば、是非考えてみてください。

 

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