二代目社長・跡継ぎ・後継者が会社を辞めたくなる時、こんな状況変化が起こりがちです。
①経営者として経営者らしく振る舞おうとする。 ↓ ②経営者らしく振る舞おうとすればするほど社員はついてこなくなる ↓ ③社員を引っ張るためには自分の能力を見せつけるしかないと思い、頑張る。 ↓ ④頑張れば頑張るほど社員の気持ちはますます離れていく。 |
まるで判を押したように、多くの二代目社長がこのようにして社内で孤立していきます。
挙句の果てに、二代目社長は会社を辞めたくなってしまうのです。
それはなぜなのでしょうか。
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人はそれなりに重要な役割を任されると、その役割に応じた人間でありたいと思うものです。
二代目社長という立場も同様で、社長であるのだから、社長らしく振る舞うよう努力します。社長らしさというのは何かというと、たとえば、社長として完璧であり間違ってはいけないとか、常に厳しさを持たなければならないとか、会社の業績を上げるように社内を鼓舞しなければならないとか、自分を強く見せようと必死になることが多いと思います。
二代目社長という役割の中で、自分が欠けている部分を露呈することで舐められたくない、という思いが強く出てきます。
そうやって二代目社長が頑張って、「社長を演じている」となぜか社員と心が離れていくのです。
その原因を考えてみると、人の心は鏡のように相手の心を映す、というところに解があるように思います。
こういう状況において、二代目社長は「社長として自分を頼ってほしい(尊重してほしい)」という思いを持っている部分があると思います。一方社員も、新米社長に対して「自分達の能力を頼ってほしい(尊重してほしい)」という思いを持っているのではないでしょうか。頼られたいという思いの綱引きをしている状態なのに、お互いが相手を「頼らない」という変なプライドを前面に出しがちです。
この状態をとてもシンプルに表現すると、「二代目社長が俺についてこい、と主張すればするほど、社員は二代目社長に頼りたくない」と反発している状態になります。
こういった心の綱引きを、その渦中にいる二代目経営者は察知することは難しいと思います。だから、こう考えます。
自分が社員に頼られないのは、自分の能力が評価されていないからだ。
自分の圧倒的な能力を社員に見せつけることができれば、きっと彼らはついてくるはず、という風に考え始めます。
しかしそれが逆効果なのは、ここまでお読みいただいたみなさんには予想できるのではないでしょうか。
社員は俺たちを頼るべき、と思っているのに、二代目社長はその手を拒んでいるのです。
すると人間関係は絶望的なものになっていきます。
こうなると二代目社長の目に映る会社は針の筵。
もはやあんな場所に戻りたいとは思わないようになることだって少なからずあります。
まとめると、二代目社長は、社内で必要とされている感覚を得られないというところから、強い孤独感や疎外感を感じることになります。
ここに親である先代という登場人物があらわれると、状況はさらに二代目社長にとっては厳しいものになることが多いと思われます。
ここから脱する方法は、言葉にすればとてもシンプルです。
素直に周りを頼ればいいのです。
自分にとって荷が重い時には、そのことを隠そうとせず、強力を請えばいいのです。
もちろん、何から何まで人頼みでは逆に愛想をつかされますが、傾向として二代目社長は頼らなさすぎであることが多いので、変なプライドは捨てて周囲の人を頼ることを覚えてください。
それだけで状況が驚くほど変化します。
ご検討くださいませ。
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