企業の後継者とひきこもり

ある場所で講演した時、その後の懇親会で話しかけてくれた人がいました。
「ボク、以前ひきこもりだったんです」
彼は開口一番こういいました。

そういう講演ではなかったのですが・・・

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ひきこもり、と言われる人は言葉を選ばずに言えば、社会に適合できない人、と評されるのでしょう。
しかし、それは、敏感だからだと思っています。
何が敏感なのか。
学術的な理解はどうなのかはわかりませんが、私の考えをお話ししたいと思います。

 

ひきこもりって、集団と自分の距離をとるのが苦手で起こることが多いように思います。
確固たる自我があるのに、それをうまく表現できない。
表現できずに自我を押し殺しているからしんどくなる。
そこで、しんどいから集団から距離を置く。
シンプルにとらえるとこんな流れじゃないかと考えています。

そこには、社会への居づらさが前提にあるのでしょう。
その社会っていうのは何かというと、世の中の”平均”です。
マジョリティというやつですね。
多くの人が正しいと信じていることが正しくて、多くの人がおかしいと信じることがおかしい場所。

こういう中で個性を保つのはけっこう難しい。
空気を読まない人なら、自分の世界満開でやっていけるわけですが、引きこもる人というのは繊細に空気を感じる。
だから、他人と違う自分がポツン、と存在することがツラいんじゃないでしょうか。

 

学校ではみな同じ制服を着て、みな同じことを学ぶ。
バカになって、「それが当たり前」と思い込めたらそこに溶け込むことはできます。
けど、「これを学ぶ理由ってどこにあるんだろう?」という問いを持ってしまうと、たまらなく嫌になる。
その思慮深さは、自分を社会に合わせようとすればするほど、心をむしばんでいきます。

学ぶ意味、働く意味を考える人。
たぶんこれからの時代には重要です。
そういった人たちの親である人の多くは「学ぶ意味とか働く意味とか考えず、言われたことを頑張ればいい」と言われて育った世代。
一方、時代はそういうわけにはいかないよ、という兆しが表れている。
親からの教育と、自分が感じ取っている事とのギャップが、社会での居づらさにつながるのではないでしょうか。

 

私に、「ひきこもりだったんです」とカミングアウトしてきた彼。
その時の私は、その業界の常識とはまったく外れた話をしたから、何かしらのシンパシーを感じてくれたのかもしれません。
もし、後継者の中で、会社の中での居づらさ、業界での居づらさ、社会での居づらさを感じているとしたら、それは心で未来を感じているからかもしれません。

ぜひ、「周囲が正しいからそれに合わせよう」と思うのではなく、自分が正しいと思ったことを貫いていただきたいと思います。
自分を抑えようとするから、ストレスが積もっていくのです。
自分を解放してやると、ずっとラクになるんじゃないかと思います。

そして、会社もそれを求めています。
古い価値観のままでは、会社はうまくいかないことが多いのではないでしょうか。
「世の中の平均」になじんだ人では作ることができない、あなただけの世界観があるんじゃないかと思います。
あなたの本当の力を発揮するときが来ているのではないでしょうか。

 

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