後継者が悩むという事の本質

後継者である私たちは、いつもの悩みを抱えています。
会社の将来のこと、
社内のマネジメントのこと、
親との確執のこと、
自分の人生について。

これらの悩みを消し去るにはどうすればいいのでしょうか。

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悩みは「余裕」のあらわれ?

Anemone123によるPixabayからの画像

本当に切羽詰まっていたら、悩んでいる暇はない

良くも悪くも、悩むことそのものの生産性は、ゼロです。
いくら悩んでも、物事は解決することはありません。
だから恐らく、瀕死の危機に接した時、私たちは考える間もなく行動すると思います。
火事が起きて、今すぐ建物から逃げ出す必要があるとき、たとえば「どの道を通って逃げれば安全か?」と悩むことはあるでしょう。
しかしそれは一瞬のことで、結果はどうあれ、即座に決めなければ結局最悪の結果が待っているわけです。

どんな緊急時でもきっと悩んではいるけど、その時間は最短。
ほぼ一瞬で決断を下し、その決断にコミットするから悩むことの苦しみを感じることはあまりないかもしれません。

しかし、事業承継というのはどちらかといえば長期戦です。
今すぐ決めなくても命にかかわる問題でもないし、明日決めてもいいし、来年決めてもいい。
割と時間的なゆとりがあるから、悩む時間が長くなり、結果としてけっこう苦しい時間を長く過ごしてしまいがちです。
こういう表現がイイか悪いかはともかくとして、悩んでいるうちはまだ、悩める余裕があるという事です。
言い換えれば、「違う選択肢が残されているかもしれない」という希望が残っているという事です。

違う選択肢というのは何だろう?

じゃあ、その違う選択肢というのを考えてみましょう。
悩みごとの内容にもよりますが例えば大きいところでは、
A:会社を継ぐしかない
B:会社を継ぐんじゃなかった
という二択があるかもしれません。

で、さらに言うとBをこんな風に発展させられるかもしれません。
B1:会社を辞めたい
B2:会社を辞められない

これで私たちの悩みは二層になりました。

もともとは、会社を継がなきゃ、と思って親の会社に入ってみた。
しかし、思った状況でもないので、会社を継ぐんじゃなかったと後悔した。
だから、これからのことを考えて会社を辞めたいと思うけど、辞められない現実がある。
そうやって悩んでいる、というのがよくあるパターンではないでしょうか。

けどこの話、実は、結論はもう出ています。
辞めたいけどやめられない
というのがこの人の結論ですね。

じゃあ、それは事実なのでしょうか。

親の会社を辞められない理由

じゃあ、なぜ辞めたいけどやめられないのかを考えてみましょう。
この文章の中で、後継者自身の意志は「やめたい」となっています。
しかし辞められないのは、ざっとこんな理由が考えられそうです。
・辞めることで周囲の人に迷惑をかける
・辞めることで親の期待を裏切ってしまう
・辞めることで周囲からの自分への評価やうわさが気になる

これらをしっかり見てみると、実は振り切ろうと思えば振り切れることばかりなことに気が付きます。
周囲に迷惑をかけようが、親を裏切ろうが、どんな評価をされようが、自分が気にさえしなければどうってことはありません。
少しドライな言い方になってしまいましたが、彼らの人生は彼ら自身が責任を持つべきものです。
なによりも自分を大事に考えたとき、辞められない理由などどこにもないのです。

ただ、実はもう一つ、親の会社を辞められない理由が考えられます。それは
・今更会社を辞めても次の就職先が見当たらないかも
という事ですね。

これが一番きついかもしれません。自分に直接的に利害が及ぶので。
ただこれは、「なんとかする!」と決めてしまえばクリアです。その踏ん切りを持つかどうかに尽きるわけです。

後継者である私たちはどんな「踏ん切り」をつけるのか?

結局は決められないだけ?

ここまでの話を少しまとめてみましょう。
後継者という立場がとてもつらくて、不安で、やってられないという思いを持った時、「親の会社を辞めたい」と考え始めます。
これは少なくとも、「辞める」という選択肢がある前提なわけです。

そして、しかし、「辞めるといっても、そう簡単にはいかない」という思い込みで、辞めるという選択肢も「使えない」という認識をしがちです。

そう。
私たちは、親の会社を辞めるという選択肢をもっていると考える一方で、それはできないと考えているのです。
あるのに、ない。
おかしいですね。
これが、「親の会社を辞めたいけどやめられない問題」の本質です。
辞められない理由を挙げるなら、「辞めるという選択肢はない」と考えればいいだけだし、
辞めるという選択肢があると考えるなら、「辞めにくい理由をすべて受け入れる」心づもりをすればいいだけです。
悩むことに意味はなくて、決めればいいだけなのです。

少し厳しい言い方をすると、「辞めたいけどやめられない」というところにハマってしまったとき、私たちは、決断を保留しているだけなのです。

これを幾ら悩んでも論理的な解決は不能です。
ハラを決めるかどうか、だけの問題です。

決めるときに大事な事

結局、悩んでいるわけでもなくって、決めることを保留しているだけならば、エイヤ!で決める必要がありそうです。
その決め方は、可能な限りシンプルなほうがイイと思います。
それは、やりたい方をやる。
あるいは、やりたいことに近づけるほうをやる。
こういった判断基準を持つ必要があると思います。

なにしろ、悩んでいるときというのは、「イヤなこと、苦痛から遠ざかる」という心理パターンで動いています。
すると、どこまで行っても満足いく結果はあらわれません。
嫌なことをなくすことと、やりたいことを楽しむことはまったく神経回路は別物です。

だから嫌なことを排除する思考パターンで考えると、いつまでたっても楽しくない日々の連続になってしまいます。
やりたいこと、好きな事に近づける方法をベースに考えてみることが大事だと思います。

会社というものの利用価値

Daniel VerhoefによるPixabayからの画像

それなりに強い影響力をどう活かすか?

ここで考えたいのが、親の会社の影響力です。
地方なら、小さな会社であったとしても、けっこう地元の名士的な扱いをされているケースは少なからずあります。
そうでなくとも、20年、30年と地元に根を張ってビジネスを継続してきた以上は、新参者が手にしたくてもできないものをたくさん持っていたりします。
製造業であれば、製造設備だったり、サービス業であれば顧客名簿であったり。
それぞれの業種業態によってさまざまでしょうが、あなた個人で何かを始める以上のインパクトをすでに親の会社がもっていることは多々あると思います。

もちろん、会社の経営状態が良くないとか、将来性がないとかいう事もあるかもしれますが、これをボーっと見ていると気づかないことも、目的を持ってみてみると何か使えるものもあるかもしれません。

つまり大事なのは、「自分は何をやりたいか?」なのです。
それが全ての原動力となり、その原動力があれば、大抵のことは乗り切ることが出来たりします。

しかし残念ながら、自分が何をやりたいか?なんていうことはわからない人のほうが多いのではないでしょうか。

やりたいことがわからないときの過ごし方

実は私自身、明確な人生のミッションとか使命とかを持っているわけでもありません。ずーーーっとそれを探し続けてきまいたが、どうもイマイチピンときません。
ただ、今わたしが考えていることは、次の2つです。

①今やっていることに集中する
②やった事のないことはできるだけ体験してみる(結果が予測できるものほどGood)

一つ目の、今やっていることに集中するというのは、簡単なようでけっこう難しいものです。
これが役に立つのかとか、何か意味があるのか、とかいろんなことを頭で考えがちだからです。そういった結果をイメージしながらやれ、という指導は多いですが、私はあえて結果にこだわらず、とにかくその時々を一生懸命に集中することを意識しています。なぜならば、人が幸せを感じるのは、何かに集中して取り組んでいるときだからだと思っています。
すると、もしかしたら今までやってきたことが、すごく楽しい事だったという事を再認識することもあるかもしれませんし、今まで何気なくやってきたことがすごく意味のあることに感じることもあります。
けっこうおすすめです。
場合によっては、今まで好きになれなかった稼業を好きになれる人も出てくるかもしれませんね。

そして二つ目は、いろんな体験をしてみること。
まあ大それたことをできればいいですが、そこまでのことを求めてはいません。結果が予測できるけど、予測できるからこそ自分ではあえてやらなかったこと、みたいなことをできるだけ体験するように意識しています。そうすると、新しい発見があったりします。それが「やりたいこと」につながる可能性はけっこう高いのではないでしょうか。

まあ将来のミッションや使命が仮にわからなかったとしても、この二つをやり続けると結構日々の充実感は高いと思います。それはそれでいいのかな、と思ったりしています。

これもまた、たぶんやってみていない人からすると「何を言ってんだよ、なんにも変わらないよ、それじゃあ」といわれそうですが、やってみると発見があるかもしれませんよ?
知っている事とやることは違います。
是非五感で体験してみてくださいね。

そして、コミュニティというのは、人を変化させるとても有意義な場です。

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