みんなが見ている方向が正しいとは限らない

後継者が曲がりなりにも、会社のマネージャークラスとして仕事をしているといろんな考え方に出会います。
その業界の中で繰り返し言われていたり、業界の中でこうあるべきだと言われる世界観。
素直な後継者なら、「きっとそれが正しいに違いない」と思うかもしれません。
少し斜め視点な後継者なら、「それってちょっと古くない?」と感じるかもしれません。
かなり自分の考えをハッキリと持っている後継者なら、「アホちゃうか」とばっさり切ってしまうかもしれません。

そんな風景を見たとき、果たしてどれが正しいのだろう。
そう思う後継者は結構いらっしゃるのかもしれません。

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先日ある保険会社の商品説明会を聞いていました。
なんだか「守るべき対象」がなんとなく昭和チックというか前提が古いんじゃないかと感じました。
一昔前は、男性が稼いできて、妻が家と子を守るというのがどの家庭でも普通だったと思います。
しかし、今の若い世代は果たしてそうでしょうか。
保険業界は、「若い人」を顧客にしたがりますが、そこで若い人の価値観とすでにずれが出ているように思います。

しかし、この業界でそのことに違和感を感じている人はすごく少ない。
そんなことを言いだすのは、とんでもない異星人みたいな存在です。

ただ、わたしとしては、その視点こそが今まさに必要な気がします。

 

そんな、他人が感じないことを市場の中で感じ始めると、ちょっとした不安にさいなまれます。
たとえて言うなら、心を操られているかのように大勢の人が行列をなして、同じ方向に歩いているという中で、自分だけが正気を保っていて、彼らに何かを訴えようとするイメージ。
しかし彼らは、魂を抜かれていて自分の声は届かない・・・。

これは、あくまで、彼らが間違いで、自分は正しいという前提で話をしています。
実際のところは、何が正しいなんてわからないし、むしろ、正誤でとらえようという事こそが間違いじゃないかと思います。

だから「どっちが正しいの!?」という問いは正しくありません。

ここで少し考えてみてほしいのですが、そもそも「どうなれば正解」なのでしょうか。
たぶん、みんなと同じ道を歩みたがるのは、「損をしないため」じゃないかと思います。
みんなが得ているものを自分だけ得られないのは心理的に結構つらい。

行列についていけば甘い蜜があったとしたら、みんなは蜜にありついて、自分はありつけない。

恐らく「人と同じ道」を歩みたがるのはそういう心理じゃないかと思います。

 

損をしたくないから同じ道を行く。

 

しかし一方で、それは絶対得をしない道でもあります。
なにしろ、蜜があったとしてもその量には限界があります。
それを行列の人たちがみんなでつつくものだから、列の後ろの人にはほとんど蜜は残りません。
逆に、列の先頭にいた人はそれなりに蜜を得られたのでしょう。

 

ここでわかりやすい結論が出てきます。
列の先頭に立てば、蜜にはありつけるかもしれません。
ただ、先頭に立ったといって、そこに蜜があるかどうかはわからないのですが。
その先頭は、リスクをとって知らない世界に飛び出した、という事かもしれません。

だからある意味、大勢が違うところに向かっているならチャンスと言えそうです。
みんなが(たぶん)間違っているであろうところに向かっているところ、自分だけが(たぶん)正しい道を進む。
いえ、言いかえると、自分にとって正しい道を進む、という意味です。

 

今、すごく大きな価値観の変化の波にある事を感じているのは私だけじゃないと思います。
30年前、一家の主婦が起業するなんてはなし、ほとんど耳にすることはありませんでした。
しかし、ある主婦の友人はYouTubeで編み物動画を出して、フルタイムのパートくらいの稼ぎは得ているようです。
もう、時代は変わったんです。
業界の重鎮の言葉は、たいてい変です。
基準がだいたい30年くらい前の時代感覚がベースになっているので、世の中にスマホはおろかPCがオフィスに一台しかない時代の感覚です。
そういう人が示す道が、蜜のある場所につながってるとは思えないんじゃないでしょうか。

だから自分を信じればいいと思います。
その感覚は、決しておかしくはないはずです。

 

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babaric78によるPixabayからの画像

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