いい人ぶるのはやめよう

後継者の方って、いい人がけっこう多いです。
物わかりが良くて、ルールを守る。
まじめだし、あまりムチャなことはしない。

それは一見素晴らしいことなのですが、
見方を変えるともったいないな、と思うのです。

ある後継者の方が私のセミナーの終盤にこんなことをおっしゃいました。
「すっかり忘れてましたが、本当の私はこんなまじめな男ではなかった」と。
彼の顔はとても明るかったことが印象に残っています。

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こういったブログや会合を通じて、様々な後継者の方と接していると感じることがあります。
どの方も非常に常識的だし、ルールをしっかり守る方ばかりだし、わがままは言わない。
何事にも協力的ですし、穏やかです。

それが本来のその人の姿なら、素晴らしいと思うのですが、果たしてそうでしょうか?

たとえば、道端に人が倒れているのを見たら、何も考えずに駆け寄って介抱する人でしょうか?
一般的にはそれが正しいと思われているので、仕方なくする人もいるかもしれません。
あるいは、そんな事に巻き込まれるのがイヤで、見て見ぬふりをするかもしれません。
場合によっては、別の道をそそくさと選ぶかもしれません。

自分が内心どの道を選びたいな、と思っているかは人によって違いますし、
自分と違う本心を持っている人のことは驚きを禁じ得ないかもしれません。
しかし実際に、無心で駆け寄る人もいれば、無視する人もいるのです。
そして無視する人が、本当に根っから冷たい人かと言えば、周囲の評価はそうでもないような気もします。

 

少し極端な例でしたが、一般的な道徳観は置いておくと、みな人に見せない心の中では人とは違ったことを考えていることは多いと思います。
興味深いところでは、これまでの価値観では企業は「売上を毎年挙げて、社員をたくさん雇い、規模を拡大」することが重要だというのが常識でした。
しかし最近は、「売上を下げよう」「売上に応じた体制を作ることで社員それぞれが活き活きした人生を生きよう」という考え方もメジャーになりつつあります。
そうすると勉強している後継者ほど、「じゃあ自分はどうすればいいんだ?」となりがちです。

その答えは簡単です。
「あなたの好きにしてください」という事です。
誰かに合わせる必要はないのです。
後継者が良いと思ったことをやればいいのです。
世間に合わせる必要など、まったくありません。

本当はこう思っているんだけど・・・
と思っていても、なかなか言い出せないのは、
「自分が間違っていたらどうしよう?」「自分の方法でうまくいかなければどうしよう?」
という責任が伴うからです。

その責任を負う覚悟がなければ、「誰かが言ったこと」や、「世間の常識らしきこと」をなぞってしまうわけです。
その責任は誰もとってくれないのですが、後継者としては自分のせいじゃない、と思えるだけで少し気が楽になるのかもしれません。
その後の事後処理は、自分でやらなければならないと思うのですが・・・。

 

結局自分に回ってくる話なら、早くやっておくに越したことはありません。
それは頭でわかっているはずなのに、なぜか人のいう事や、一般的な常識に従っていると自分の責任は免れるような錯覚に陥ります。
幸か不幸か、後継者として会社を預かる以上は、何が起こっても結局自分の尻は自分で拭わなければなりません。
そうだとすれば、誰かの都合に合わせるより、自分が信じる方法でやる方が納得感があるんじゃないでしょうか。

話を元に戻すと、もっとはっ茶けていいんじゃないですか?とお伝えしたいと思います。
子供のころの自分を思いだして、その時の自分と今の自分がかけ離れているとしたら、それはかなり無理をしているのかもしれません。
子供のころの自分のままで、今の立場に立ったらどう判断するだろう?
そんな風に考えてみると、もっと経営が楽しくなるかもしれません。

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Gerd AltmannによるPixabayからの画像

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