後継者の方を集めたワークショップで、「やりたいことを書き出してみてください」というものをやったことがあります。
結果はどうだと思いますか?
まったくかけず、動きが止まった人が数名いらっしゃいました。
親の会社を継ぐことになる後継者って、ある意味、思考停止に近い状態なのかもしれません。
一度真っ白の紙を用意してみてください。
皆さんは、やりたいこと、どれだけ書くことができますか?
私の著書です。
関心を持っていただいた方は、画像をクリック。
ヤリタイ事リストと言ってもいろんな分野がありますよね。
仕事のこと、家族のこと、健康のこと、自分のこと、余暇の時間や経済的なこと、社会的な地位についてや、生き方に関することなど。
大事なのはバランスですが、まずは思いつく限り、やりたい事をリストにしてみてほしいと思います。
きっと、後継者の場合は、仕事関連、親との関係性や、社員との関係性についてたくさん想いが出てくるんじゃないかと思います。
けど、そちらに目をとられていて、たとえば奥さんだった理旦那さんの事や、お子さんの事、おざなりになっていないでしょうか。
仕事や学びの事ばかりで、自分の健康についてないがしろになっていないでしょうか。
そんな事を考えつつ、思いつくことをとにかく書き出してみてほしいのです。
それは人に見せるものではないので、モラル的に良くないものでもOKです。
小さくて細かい事でもOK。
タブーを作らないで、思いっきり書き出して下さい。
さて、いくつかき出せましたか?
私ははじめの時点で、40個です。
その後ずーッと意識して、一週間で60個に増えました。
しょーもないものもいっぱい書き出しています。
そしてこれを、出来れば毎日見てみます。
それが達成した時のイメージをして見て、「ちょっと違うかな」とか、「やっぱりこれが欲しい」とか、日々チェックしてみます。
面白いことに、ある時とても欲しかったものが、ある時急にバカバカしくなることもあります。
そんな感じで、そのリストをずっと更新していきます。
すると、だんだんと自分ってこんな人間なんだなー、なんてことがわかってきます。
さて、後継者って割と子供のころから、親の会社を継ぐことになると信じてたんじゃないかと思います。
すると、余計なことを考えない方が幸せに感じるんですね。
どうせ親の会社継ぐんだから、他の仕事とかは知らない方がいい、ってことで外に視点を向けないようにしてきた人が多い。
すると、自分で考えたことをやるという事が苦手になりがちです。
そんな人は、ぜひとも、自分の考えに耳を澄ませる習慣を取り戻してほしいと思います。
それができるとやりたいことがハッキリとしてきます。
やりたいことがわかると、先代ともめることも増えるかもしれませんが、ある意味健全だと思います。
ぜひ、簡単で楽しいワーク、「やりたい事リスト・欲しいものリスト」を作ってみてください。
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