老舗企業の二代目経営者・後継者がベンチャー企業から学びたいこと

アメリカで、Pelotonという会社が注目されているそうです。
フィットネスの会社なんですが、在宅フィットネス。
エアロバイクを購入し、月々の会費を払って、バイクに着いたモニターを通じてリモートでトレーナーとマン・ツー・マンで指導が受けられるサービスなんだそうです。

なんとなく「コロナのおかげ」なんて話で片づけてしまいそうですが、果たしてそうなのでしょうか。
これらの企業から、二代目経営者・後継者が学ぶことはないのでしょうか。

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タイミングばっちりのビジネスモデル!?

Steve BuissinneによるPixabayからの画像

ぽっと出のビジネス?

勉強熱心な方なら、このコロナ禍において伸びを示す様々な海外企業の名前を聞くこともあるのではないかと思います。
その筆頭ともいえる企業が冒頭でお話ししたPeloton。
同じころ、大手フィットネスジムのゴールドジムが倒産(日本で営業している店舗は営業を継続すると聞いていますが)している状況下で、同じジャンルの企業が一方では株価最高値をつけたとか。

私もここ数か月で初めて聞いた会社名なので、なんとなくコロナの状況に合わせて作ったビジネスモデルがヒットしたんだろうと思っていました。
しかし、この会社の創業は2012年なんだそうです。
もう8年もこのビジネスモデルを広げようと頑張っていて、コロナの影響が出始める2019年には驚異的な伸びを示し始めていたようです。そこにコロナがやってきてさらなる押上効果があったようです。

これは幸運といってもよさそうな状況ではないかと思います。

あのマイクロソフトも運だのみだった?

WindowsやビジネスアプリOfficeシリーズで有名なマイクロソフト。
実は彼らがブレイクするにも、けっこう大きな運が作用していたように見えます。
当時、IBMが家庭用のコンピューターを開発するにあたり、OSまでは自社開発できないという事で、ある企業にその開発を依頼しました。
しかし、なぜかその企業がそのオファーを退け、お鉢がマイクロソフトに回ってきたそうです。
当時のマイクロソフトは、人もいませんでしたし、開発時間もあまりありません。
そこですでに公開されている86-DOSというプログラムのライセンスを購入し、改良の上IBMに納品したと聞きます。

この偶然のオファーがなければ、今のマイクロソフトはなかったかもしれません。
ちなみに、マイクロソフトがコンピューター業界で不動の地位を得たのがWindowsの発売以降だと思いますが、Windows3.0の発売までには創業から10年を要しています。

両者に共通している事

この二社に限ったことではありませんが、どちらかというと時代を先読みして、そこに布石をおいたというスマートな感じではないように思うのです。
確かにそれでうまくいっている企業もあると思いますが、特に、ベンチャーが一気に注目を浴びるときというのは、わりと偶然の要素が強く影響しているように思います。
そしてその偶然を呼び込むのが、強い信念をもって特定の方向への努力を無心にしていたんじゃないかと思います。
その期間は会社や製品によってさまざまでしょうが、市場に理解されるまでにざっくり10年前後。
一夜にして大きくなったかに見える企業も、なんだかんだ言って10年くらいはくすぶっている期間があったようです。

第二創業と言われる仕事

Einfach-EveによるPixabayからの画像

一気に若返りを果たす中小企業

親子の事業承継ということは、その会社のリーダーが30歳くらい若返るという事になります。
これは星野リゾートの星野佳路さんがなにかのインタビューでこたえてらした言葉ですが、なるほどと納得の言葉です。
一般企業であれば、70歳のリーダーが引退すれば、次のリーダーは60歳代みたいな感じで、ところてん方式で「ずっと高齢社長」状態になりがちですが、同族企業ではそうはならないことが多いと思います。
当然、30年で劣化したビジネスを、若い感覚で作り替えていくことが必要なことが多いと思います。
まさに第二創業ですね。

その時に、どうしても成果を焦りがちになってしまう、という事はあるんじゃないでしょうか。

すでに会社の中心を担うビジネスを持っている場合、新規事業を作るにしても待って3年。普通は1年以内に目が出なければ撤退、という事が多いのではないかと思います。
それを例えば、腰を据えて10年取り組んでいける、というのも同族企業の強みでもあると思います。

個々の判断はとても微妙で、10年も続けずさっさと撤退したほうがいいという事も多いと思うのですが、続けているとびっくりするような形で目が出ることもある、というのは前出のベンチャーの話でも分かると思います。大事なのは、続けるか続けないかももちろんですが、それだけの間情熱を持って取り組めるかが一つのキーになるかもしれません。

本業を引き継ぐか、ビジネスを創り出すか

さらに難しい判断は、後継者が「親の事業を引き継ぐ」という事をミッションに掲げがちであることです。
その事業が今後どうなるかは、事業ごとの判断が必要でしょうが、私の感覚として30年続いたビジネスはそろそろ劣化が始まっている可能性が高いと思います。
そうなると、新しい事業を創造していくという事がおそらく必要になってきます。
その時に、親の事業を正確にトレースしていくことよりも、それはほどほどにしておいて、違う視野を持って事業を作っていくことに集中するというのも一つの考え方になります。

私のごくワガママな理想を言えば、古い事業を先代が守り、一定程度の引継ぎは行うものの、後継者は新事業に向けて時間と思いの大半をつぎ込むというのがいい感じじゃないかな、と思います。

そう言ったことができるかできないかはあろうかと思いますが、大事なのは「所詮ビジネスの成否は運に左右される部分が大きい」ということと、その運を活用するには、「それなりの時間と、それなりの強い思いが必要」であると私は考えています。
それを行動レベルでとらえると、とにかく「たくさん動こう」という事になるのではないでしょうか。

決まりきったことをやるというより、考えて思いついた行動をたくさん行う。
これが結構大事だと思うのですが、いかがでしょうか。

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