時々ブログへの感想を、跡継ぎを志した方から頂きます。
書いてあることはそれぞれ違いますが、一つだけ共通することがります。
それは「自分だけじゃないんだ」という安堵。
皆さん、人に話せない悩みを持っておられるのですね。
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このブログを読んで、
・涙が止まらなかった
・自分のことを見られているのではないかと思うほど現状と酷似している
・次々とここに書かれたことが自分の身の回りに起こる
など様々な感想を頂きます。
1つ共通するのは、自分だけではないことへの安ど感を示されること。
親族での会社の継承となると、そこに問題があること自体外へ漏らしてはいけないような気がするものです。
単にビジネス上の問題というより、親族の人間関係の問題でもあったりします。
だから人に話しづらい。
一方で、跡継ぎの方はいろんなところと対立の関係に置かれやすい。
親(上司=社長)だったり、古参社員、そして部下である社員。
他にも顧客(たいてい親のシンパ)や、税理士や金融機関も、親(社長)が正しいという前提に立ちます。
仕事に絡まない友人も、決して見方とは思えない。
何しろ彼らにとって跡継ぎという立場は「気楽」という風にしか映りません。
私は、跡継ぎの方が精神的に追い詰められる大きな理由は、こういった孤立から起こると考えています。
たしかに、これまで経験もなかったのに、親の会社を跡継ぎ社長になるなんて、怖いことです。
不安だし、足がすくむかもしれません。
それでも、自分一人ではなく、支えてくれる人がいるとしたらどうでしょう。
少しは状況が変わるかもしれません。
だから後継者がはじめにやるべきことは、仲間というか、自分の居場所を作る事じゃないかな、と思います。
周囲とのつながりが断たれた中で、一人頑張るというのはなかなか難しいものです。
それでも足場がしっかりと出来上がると、物事は前に進み始めるものです。
今まで、居場所として落ち着かなかった場所が自分の居場所に感じられるようになると、それだけで考え方も変わるものではないでしょうか。
そうすれば、不安定な足元の事ばかり考えるのではなく、将来の建設的な思考ができるようになるかもしれません。
いえ、そういった建設的な環境に身を置くと、そういう思考を持たざるを得なくなるのです。
私の口癖の1つに、「常識はコミュニティの多数意見」というものがあります。
その国、地域、業種、会社、家庭において、それぞれの常識があります。
それは絶対的なものではなくて、そのコミュニティを形成する人の多数意見です。
だから小さな単位のコミュニティの常識を作り上げてください。
その常識がきっと、会社や時代を動かしてくれるでしょう。
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