後継者の仕事はPDCAのCとAから?

PDCAというのが最近またブームのようです。
大きなくくりで考えたとき、会社の後継者の仕事はCとAから始まる。
そんな風に感じましたが、いかがでしょう。

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PDCAというのは仕事のサイクルで、
Plan(計画し)
Do(やってみて)
Check(振り返りをして)
Action(改善していく)
という流れでどんどん改善して、いい形にしていこうというもの。

よく言われるのは、P、つまり計画を綿密にやりすぎてそこで力尽きてしまうという話。

会社の経営全般を考えたとき、果たしてこのサイクルは回っているのでしょうか。
たぶん、あると思います。
ただし、PDCAすべてのステップを踏んでるとはいいがたいのですが・・・。

 

創業社長というのは、PとDが大好きです。
やったるでーっとやり始める。
あ、だからPがなくてDですね。
そこまでは創業社長はとっても得意です。
とにかくやる。
この行動力には頭が下がります。

これは時代的にはあっていたんだと思います。
松下幸之助さんは、水道哲学で「モノを溢れさせることで貧困をなくそう」と考えました。
とにかく物が不足しているんだから、それを作り、供給すればいい。
もはや考える前に、作れ、売れ、配達せよ。
とにかく動けば売り上げにつながった。

 

当時は、一つの商品の寿命が長かった。
『拡張の世界』(ブレッド・キング)によると、キーテクノロジーが普及するのにかかった時間はこんな感じだそうです。

電気 46年
電話35年
ラジオ36年
テレビ26年
パソコン16年
携帯電話13年
www7年
iPod4年
Facebook3年
iPhone2.5年

 

 

 

 

 

 

 

たとえば、

通信手段ということに注目してみると、

電話の普及に35年かかっていたものの、
携帯電話は13年で普及した。
さらにiPhone(スマートフォン)に至っては2.5年と言います。

上記の調査は米国のものですが、日本でもさほど大きな違いはないでしょう。
この間に、電話加入権というもの(かつては資産だった)が意味をなさなくなり、今や携帯電話は無料通話ができるアプリまであります。

これからは(固定)電話の時代だ!」

と踏んだかつての若き起業家は、電話の周辺のビジネスを起業したかもしれません。
いき

なりオフィスや家庭に登場した魔法の機械は、どんどん契約数を伸ばす。
核家族化や人口増も相まって、市場は広がり、業者は乱立する。

もうこうなったら考えるより動けです。

たぶん、私たちの先代が生きた時代は、そんな時代だったのではないでしょうか。

 

私が小学校1年生のころ、初めて我が家に電話が付きました。(たぶん世間的には遅めの家庭だったと思います)
以降、少数派ではあるものの、いまだ電話は多くの家庭にあります。
しかし通信方式は変わり、当初の電話とは見た目以上に中身は変わっています。
つまり、かつての電話に絡むビジネスは、もう終わりを告げ始めているわけです。

 

もし、そんな会社を息子が継ぐとなると、親と同じように「Doだ、Do!」と行動ばかりを焦っているわけにはいきません。
会社の歴史の中で、形ばかりのP(計画)からただひたすらD(行動)をとり続けたのが先代だとすると、後継者の仕事はC、つまり振り返りから始める必要がありそうです。
今の社会、これからの社会に、今の会社は適合しているだろうか?
行動の内容や質は、このままで大丈夫だろうか?
そういったことを考える必要があるわけです。

で、ここでたいてい、親子の確執が起こります。
C(チェック)というのは、過去を否定する話になりがちだからです。
泥まみれになって「Do」してきたことに対して、後継者がNOを突き付ける(そのつもりはなくとも先代にはそう見える)言動が見え始めます。
これからは違う動きをしなければならない。
こういう後継者の考えは、先代にとって「あなたのやり方は間違えている」と突き付けられているように見えることがあります。
PDCAの「A」は、主に当初の計画とのずれをチェックするフェーズ。
ここの対応はけっこう難しい。
社会の変化は先代も知っている。
しかし、その渦中に自分がいることに気づいている先代はあまり多くはありません。
いえ、気づいてはいるけど、次の「P」が見えないのかもしれません。

もとの計画から先代はズレていないと思うので、実はAというより次の「P」を打ち立てる必要があります。
後継者の会社が発展するためのロードマップです。

簡単に表現すると、どんな会社にしたいか。
どんな価値を顧客に提供する会社になるのか。
ここが難しいのは、先代の時代は「製品・サービスの普及」がよりよい社会をつくると信じられた。
シンプルに、作って、売って、配送すればよかったことが多い。
モノやサービスの普及が一段落した今、新しい価値の発見とそれに即した事業運営が必要になります。

つまり、後継者は先代の「D」の後を引き継ぎ、ひっそりCとAを行い、Pを打ち出す。
それをDにつなげるべく、社内を一体化させる必要がある。
それを難しくさせているのは「P」、つまりあなたの「意志」が社内に浸透していないからかもしれません。
まずは身近な同僚から、あなたの目指したい世界を語ってください。
そうすることが、会社の次代を作る一歩になるのではないでしょうか。

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